概要
- 1999年6月30日生まれ、岩手県盛岡市出身。
- 学生時代は看護師に憧れており、大学も岩手医科大学看護学部に進学。研鑽に励む傍ら、大学3年時の2020年には株式会社HDRが主催するミスコンテスト「ミス・ジャパン」の第2回大会に岩手県勢代表として出場し見事グランプリを獲得、日本一の座を戴冠した。
- なお、小川は21歳の時に同大会を制したが、これによって2024年現在の同大会の最年少優勝者となっている。
- 大学卒業後は看護師の夢を叶え、岩手県内の病院でNICU(新生児集中治療室。未熟児や疾患を抱える乳児の治療に特化した集中治療部門)専属看護師をしていた。
気象キャスター時代
- 2022年末~2023年初頭にかけ、民間気象サービスの日本最大手企業「ウェザーニューズ」のインターネット配信事業「SOLiVE24(当時、現:ウェザーニュースLiVE)」のキャスターオーディションを受験。これを見事突破し、同年4月27日の配信でキャスターとしてのデビューを飾った。同期に魚住茉由がいる。
- オーディションについては普段から番組を見ている友人が勧めてきたことで存在を知ったといい、人命を救う力になれるという点に看護師との共通性を見出したことと、過去の自分のお気に入りだった動画との縁(詳細は後述)を感じたことなどから応募に踏み切った、とのこと。
- 2023年6月、防災士のライセンスを取得。奇しくも、合格を知ったのは自身の誕生日である6月30日だったとか。
放送スタイル、主なネタ
- 担当時間帯は主に日中。「イブニング」や「ムーン」には登板経験がまだない反面、「モーニング」から「アフタヌーン」にかけての4番組は満遍なくこなす。
- 元気で溌剌とした放送が身の上。全体的に声のボリュームが大きく、視聴者から「耳破壊ネキ」の愛称をつけられている。
- そんな彼女だが、番組開始直前に喉の調子が悪くなり、一度だけ3時間ウィスパーボイスのみで放送を完遂したことがある。放送後数日間休んだものの、復帰時には元の耳破壊ネキに戻っていた。
- キャスターに就任するまでずっと岩手県に住み続けていたためか、随所に東北弁の名残が残った語り口が見られる。「コーヒー」のことを「コー↑ヒー↓」(犬のコーギーと同じアクセント)で発言しがち。
- 笑い声がアメコミのキャラっぽいと言われることが多く、番組内で笑い声を出すとコメント欄で「HAHAHAHAHA!」「FUFUFUFUFU!」などとアメコミっぽい笑い声が弾幕投下されるのがお約束。
ドングリ・いちご
- 2023年9月6日OA回にて、幼少期に雑誌の読者コーナーに寄稿したことがあり、その際の名義として「ドングリ・いちご」という名前を使っていたことを明かしたところ、次のインターバル明けで名前のテロップ(本来なら「小川千奈」)を即「ドングリ・いちご」に変えられるというイタズラをスタッフに仕掛けられてしまった。
- この日限りの一発ネタで終わるかと思われたが、2023年9月26日OA回では小川が「ドングリ・いちご」という別人格に扮してドングリに関するトピックスを伝えるコーナーが突如登場。その後も不定期的に出演が続き、春口にはいちご関連ニュースでも登板を果たした。
ようかい天気予報
- かねてより「妖怪」が好きであることをアピールしていた小川だが、2024年3月21日から各都道府県にゆかりの深い妖怪のイラストを交えて天気の注目ポイントを説明するという「ようかい天気予報」というコーナーが開始された。
- 第4回からは専用のサムネイルが準備され(なお、小川の故郷・岩手は惜しくも第3回)さらにグレードアップした。エイプリルフールなどには番外編も存在する。
- ちなみに、小川本人の完全持ち込み企画である。
記念すべき第1回
松雪キャスターとの師弟関係
- 先輩の一人である松雪彩花キャスターの大ファンを公言し、師弟関係を築いている。
- ファン歴は実はかなり長く、小川が高校生だった2017年まで遡る。当時既に「SOLiVE24(「ウェザーニュースLiVE」の前身番組)」のメンバーとして活躍していた松雪キャスターは、ある時「ポンキッキーズ」とのコラボ企画でガチャピンと共演。途中クロマキーでガチャピンが透過されるなどのトラブルを松雪キャスターがしなやかに処しながら楽しく番組を進行する様子がいわゆる「切り抜き」として拡散されSNSなどで大きな話題となったのだが、その切り抜き動画にハマっていた一人が、当時女子高生だった小川だったのである。
- その後、友人にキャスターオーディションを勧められた小川は下調べの際に当該動画がウェザーニュースのものであったことを知り、そのこともオーディション参加を後押しする決め手となったと語っている。
- ちょうど小川がデビューした頃、松雪キャスターは第一子を授かっての産休・育休が明けて職場復帰を目前とするタイミング(小川がデビューした1週間後に復帰登板)。約1年半休業しており不安があったそうだが、小川から積極的なアプローチを受けたことでやっていける自信がついた、と松雪キャスターは後に語っている。
- デビュー後には、番組内で松雪愛にあふれたエピソードを次々と披露(同僚なのにカレンダーにサインをもらう、松雪キャスターの匂いが分かるようになる、松雪キャスター本人も着たことを忘れていた衣装を選んで着て来る、松雪キャスターが天気を伝える際の手の動作に注目しだす、etc...)し、クロストークでの共演が視聴者から「ファンミーティング」と命名されるなど、親しまれている。2024年度になってからはこのコンビが番組で観られなくなってしまったため、キャスターコンビNo.1と称されることも。まさに、リアル「推しが上司になりまして」。
- 2024年には松雪キャスターがデビュー10周年の節目を迎え、小川からくす玉とイラストでお祝いされる一幕があった。
- 2023年11月23日に開催された勤労感謝の日記念企画では、この二人が感謝の手紙交換を行い、松雪キャスターからの手紙で小川が涙する場面もあった。
人物
- 愛称は「せんちゃん」「おせん」など。
- 気象キャスター時代の「推し絵文字」は「🍘(せんべい)」「🍓(いちご)」「🧸(熊のぬいぐるみ)」など。
- 由来は順番に、名前からの着想→先述のドングリ・いちごネタ→幼少期に大切にしていたもの。本人は最後の「🧸」が一番お気に入りな模様。
- 3人兄弟の一番上で、妹と弟がいる。
- お母様も「ウェザーニュースLiVE」の大ファンだそうで、2023年冬に小川含む全キャスターがぬいぐるみ化された際には、愛娘のぬいぐるみにお手製の衣装を着せるなど、かなりガチで楽しんでいる模様。
- 幼少期は元気溌剌とした腕白な性格だったといい、昆虫採集が好きだったという。大人になってからも根っこの部分は変わっていないといい、お母様から大人になってから「いまだに小僧」と言われたことがあるとか。
- 寒冷地の岩手県出身ということもあってか、かなりの暑がり。5月頃からすでに半袖を持ち出してくることもあり、自身を「半袖小僧」と自称する。ノースリーブを着用すると「袖なし小僧」になる。
- なにかと鉄人じみたエピソードに事欠かず、幼少期はダブルブッキング寸前のスケジュールになりながら習い事を10個以上掛け持ちし、学生時代の勉強は大抵徹夜、看護師国家試験の前日に至っては徹夜+人生初のエナドリに手を出して合格を勝ち取ったと明かしている。
- 心理学の観点では、試験前に徹夜したり普段しないこと(ここではエナドリ)をしたりすると平常心喪失や緊張感高揚につながり本来の力を発揮できなくなるリスクが高まるため、普通は禁忌と言われているのだが…
- これらの腕白&鉄人エピソードや、先述の「耳破壊ネキ」ネタなどから、あるメディアから「見た目からは想像もつかない野生児」と評されたことがある。
- そんな鉄人系野生児を以てしても、キャスター就任後に早朝勤務になってすぐは生活リズムに身体が追い付かずに極度の食欲不振に陥ってしまい、健康診断がE判定のオンパレードになるほどの絶不調に陥ってしまった(体重も一気に8kg近く落ちたといい、「モーニングダイエットになった」と自虐気味に語っている)。先輩である高山奈々キャスターに食事に誘ってもらい、助言を受けてからは事態がかなり改善したと言い、そのことから高山キャスターを「命の恩人」だと語っている。
- 野生児ネタに事欠かない一方でかなりマメで真面目な性格も併せ持ち、SNSに寄せられるコメントへの返信もかなり積極的。そのため、心無いコメントの影響を真に受けてしまわないかと、視聴者からよく心配されている。誹謗中傷はダメ。ゼッタイ。
- 地元の伝統舞踊である「さんさ踊り」では師範代の腕前を持ち、同舞踊の実力者兼広告塔的な立ち位置である「ミスさんさ」として活躍した時期もあった。ちなみに妹も選出経験がある。
- 愛読書として「魔太郎がくる!!」や水木しげる先生の妖怪漫画シリーズを挙げる、カラオケの十八番に松田聖子を挙げるなど、レトロ好きな一面があり、番組では定期的に昭和生まれ説がささやかれる。整った顔立ちも相まって「昭和のポスターから飛び出してきた」と言われたことも。
- 下戸である…というよりは、体質的にアルコール全般を受けつけないらしく、消毒のアルコールですら両手が真っ赤に染まってしまうという。そんな具合なので、本人曰く「お酒を呑んだら命を落としてしまう と思う」と番組内で語っている。
- カレーライスが大好きで、番組内で「おせんのカレー部」というハッシュタグを生み出した。このタグをつけてカレーのリポートを送ると、たまに本人からコメントがつくことも。
- ジェラードンのファン。2024年7月5日OA回でジェラードンがゲスト出演した際には、担当時間帯に入れなかったことを嘆いていた。
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