概要
『ロマンシング サ・ガ2』の七英雄ボス、七英雄の発起人にしてリーダー。
ノエルと共に古代人への復讐の為に居場所を探っている。
同じ七英雄であるスービエとは従兄弟同士である。
語源は品川の逆読み。
七英雄最強を自負する男で、手足の代わりに蝶のような翼が生え、首元の羽衣の後ろには後光が差している。
概要(ここからネタバレ注意)
ネタバレ注意
動向
東方の国「ヤウダ王国」の城・ハクロ城を根城にしており、王国と戦争をしている。
ここは七英雄と因縁浅からぬ古代人がいるトーレンスに最も近い為、この地を拠点に古代遺跡の調査、または古代人に対する警戒、現代人がトーレンスへ行く事への妨害などを行っていたと思われる。そのせいか皇帝を倒す事に興味はなく、対面時の「帰る」選択肢ひとつであっさりとユウヤンまで送り返してくれる。
2024年リメイク版ではジェラールの前に姿を現すイベントが追加されたような演出がある。リーダーにしてはゲーム内の行動範囲が狭く(ヤウダ王国とラストダンジョン位)影が薄かった影響かもしれない。
実力
書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』によると、古代人の中では元々実力者であったらしい。
実際、第2形態になろうものなら十分な火属性対策をしないと勝てなくなるほど術力が高く、七英雄のリーダーは伊達ではない実力を見せつける。
皇帝のHPが700以上になると第2形態に変化し、羽の一部が骨っぽくなり顔立ちも変わる。
また、第1・第2形態共に全体攻撃+ランダムで麻痺効果を与えるサイコバインド(プレイヤー側も神槍ロンギヌスの固有技として使用可能)を多用する。第2形態はサイコバインドの使用回数が増えるので難易度が上がっている。
特徴
顔立ちもどこか中性的で、おまけに立派なおっぱいも付いているが、男です。何故男のクセにおっぱいが付いていやがるのかは公式には説明されていないが、「同化の法」により女性型妖精系モンスターを中心に取り込んだ影響だろうと推測される。(因みにロックブーケは死霊系モンスターを中心に取り込んでいた。リアルクィーンのように、人間の女性に似たモンスターは数種類いる。特に翼を持つ精霊族には女性が多い。)
性別問題
ゲーム中のグラフィックを見ただけでは、胸はおっぱいなのか筋肉なのかは、実は判然としない。七英雄合体形態の一部となった姿(ワグナスの本体)に至っては、膨らみらしいものが見当たらない。
また、ゲーム中では「七英雄で唯一の女性はロックブーケ」と明言されており、ワグナスには女性型モンスターに大ダメージを与えるスクリュードライバーのクリティカル効果が発動しないという事実がある。しかし、この技は設定上女性(雌)であるはずのクィーンや海の主にも通用しない。
一方でNTT出版の攻略本では、第2形態を「男性の顔をした後期ヴァージョン」と表記している(=「第1形態の顔は女性」ということ)。しかし、同社の出版物は記述に誤りが多いので、信憑性が薄い(というかどちらの形態の顔も中性的である)。
そして書籍『冒険ガイドブック』のイラストでは、胸は明らかにおっぱいとして描かれている一方、コミカライズ版では筋肉として描かれている。
ロードオブヴァーミリオンシリーズ
カードゲーム『ロードオブヴァーミリオンⅡ』にも他の七英雄共々登場を果たしており、カード裏のフレーバーテキストによると以前の職業は教授。
LoVⅢでの声優はノエル、スービエ、クジンシー同様杉田智和。
この様に性別及び「胸のあれはそもそもおっぱいなのか」という点は非常に曖昧だったのだが、『LOV』のカードイラストでようやくおっぱいである事が明確になった。
インペリアルサガ
なお、インペリアルサガのイベントにて、半神半魔の魔物アプサラスを倒し吸収した事が語られている。そのアプサラスとは女性モンスターであり、吸収したワグナスは有翼の魔物へと変貌を遂げた。その際、首から下は陰になっていて確認出来なかったが、外見の特徴はSFC時代より描かれているワグナスそのものであって、恐らく立派なモノがふたつぶら下がっている事だろう。