生塩ノア
うしおのあ
「合理と理性の世界へ、私と一緒に旅立ちませんか?」
人物
ミレニアムサイエンススクール2年生。
生徒会「セミナー」に所属している。役職は書記。
同じセミナー所属の早瀬ユウカとは良好な友人関係を築いているが、反応が素直なユウカに対してちょっかいをかけて面白がる一面もある。
常に余裕を感じさせる微笑みを浮かべ、丁寧な口調で相手に接するなど態度こそ礼儀正しく朗らかではあるが、我の強いミレニアム生徒相手と交渉術で渡り合う強かな一面も併せ持つ。
セミナーの決定事項や会議内容など、一度見聞きした情報をほぼ完璧に暗記できる非常に優れた記憶力を持つ。また本人も「情報は正確に」をモットーとしており、一字一句違わぬ記録・伝達を心掛けている。
問題児の黒崎コユキが言うことを聞く数少ない人物で、口先だけの誤魔化しが通用しない(ノアはいつ何時発言したかを完璧に覚えているため)彼女に口論で打ち勝つことはかなり困難で、的確に揚げ足を取るその圧力には絶対に逆らうことができない。
また、ミレニアム製品の特許を申請・登録する弁理士業務も受け持ち、図面を軽く見ただけで機器の整合性や機能などが確認・予測出来る程の工学の知見もある。
普段は深慮深く沈着冷静な女性なのだが、意外と悪戯好きな一面を持つ。特にリアクションの気に入った相手への意地悪が多く、その矛先は主にユウカに向く。とある事件ではユウカが投資した未来予測装置がただの星占い装置であることを見抜いたうえで放置し、そのことに気が付いて落胆したユウカを微笑ましく眺めていた。また危機的状況を敏感に察知し、言葉巧みに自分だけ回避する強かさも持つ。
数学に精通したユウカとは対照的に文学や語学に精通している。読書好きでメモリアルロビーではボードレールの詩集『パリの憂鬱』の『エトランジェ(異邦人)』の一節を引用したほか、会話の中でも詩的な言い回しも見られる。
彼女自身が作った詩集『思い出の詩集』は前回のミレニアムプライスで優勝したほど。ただ、選定理由は形而上学的な言葉の羅列がミレニアム最高の不眠症治療法として評価されたためであり、その文才を評価されてのものではない。現状、彼女の文才が具体的に評価された場面はないので、その実力は未知数。
初登場はイベント「ON YOUR MARK @MILLENNIUM ~キヴォトス晄輪大祭~」。キヴォトス大運動会である「晄輪大祭」の開催前日、山積する問題に不眠不休で対処するユウカを寝かしつけ、先生や多くのミレニアム生たちと共に奮闘して問題を解決した。またその過程で、エンジニア部の破天荒っぷりに少なからず振り回されもしている。
アニメ版では8話で登場。水族館に遊びに来ていた先生とアビドス組と出会い、ユウカと共に記念写真の撮影を手伝った。原作でのアビドス編でセミナー組の登場は一切なかった上、ストーリー配信当時はまだノアが表立って登場していなかったため、原作勢にとっても嬉しいサプライズ登場となった。
メインストーリーではvol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ」編第2章から。第1章でも名前だけ登場している。
リオ会長が危険性を秘めたアリスの抹殺を強硬している事を知ると、ユウカと共に全面抵抗。公金横領やそれを使って何をしていたかを突き止めた。終盤ではミレニアムの電源を片っ端から落とし、キヴォトスの危機をすんでのところで食い止める。
最終編でもエリドゥの虚妄のサンクトゥム攻略では直接前線に立って活躍し、暗号解析要員として反省部屋送りにされていたコユキを引っ張り出して戦線に参加させ、秘匿された第7の虚妄のサンクトゥムには(セイアからの情報を元に)C&Cを派遣し、戦闘不能のトキの救出とサンクトゥム顕現を食い止める裏方としての活躍を見せた。
アニメでは6話にユウカと共に登場。水族館に遊びに来た廃校対策委員会の面々と先生の記念撮影をユウカと共に請け負った。ちなみに彼女達が何の用事で水族館に来ていたのかは不明。アビドスの面々同様に遊びに来ていたのだろうか。
衣装
武器
固有武器は「書記の決裁」。コンバージョンキット付きの拳銃で、ストックを伸ばせばサブマシンガンの様に連射が出来る。
銃口部にコンペンセイター(マズルブレーキ)を取り付け、ダットサイトマウント部に残弾カウンターを内蔵する銃をよく見ると「TOKYO MARUI」と書かれている。
モデルであるMP17は、P320シリーズのスライド部とFCUを使用するカービンキットFLUX Raiderを使用したコンバージョンモデル。
ベースガンは4.3インチのM2011と、所謂ハイキャパに変更。
さらにセイバートゥースと呼ばれるセレーション(滑り止めの溝模様)が特徴的なマルイオリジナルのフルオートモデル「ハイキャパ エクストリーム」を採用する事でフルオート射撃が可能となっている。
なお、カスタムデザインを担当したマルイ広報からこの銃の資料が公開されている。
性能
余談
エイプリルフール
2022年エイプリルフール企画「イタズラ☆ストレート」ではアイドル企画の実施にノリノリであったことがユウカの口から語られている。
初期案
ノアの初期案では武装が異なり、アリスの「光の剣」のような大型のレールガンがデザインされていた。しかし、ノアのキャラクター性とアリスへの配慮で拳銃になったというエピソードがグローバル版の生放送で明らかにされている。この初期案はオフィシャルイラストワークスVol.2に掲載されており、その姿を見ることができる。
また初期のティザーやPVではいずれもユウカと一緒にいるところが描かれており、デザイン自体はかなり早い段階で公開されていた。
ヘイロー
一時期、ノアのヘイローに影があるという不具合があったが(通常、ヘイローには影は描画されない)、現在は修正され、ヘイローに影が描画されなくなった。
名前について
生塩は実在する苗字で、主に広島県に多い。ただし”うしお”とすぐに入力しても出てこないので”なましお”と
入力している先生も多い模様で、中には”なましお”と読む、と誤認する先生も多い。これを機会にしっかり覚えておこう。
また、名前のノアは、英語で優しい語感の人名を意味する単語だが、生塩ノアの英語表記は”Ushio Noa”なので、英単語の”Noah”とは異なる。ノアと言えばノアの方舟を想起する先生も多いと思われるが、こちらも”Noah”と綴りが違うため、因果関係は不明である。しかしブルーアーカイブには天童アリス(Tendo Aris)や連河チェリノ(Renkawa Cherino)の様に、英語表記にする際に造語にするパターンが多く、”Noa=Noah”である可能性も否定できない。そのため、ブルーアーカイブの舞台であるキヴォトスが、ギリシャ語で方舟を意味する”Κιβωτός”に由来することから、ノアとの繋がりが何かあるのではと考察する先生もいる様子。
関連動画
先生、ちょっとお時間いただけますか?
公式YouTubeチャンネル内のユウカのコーナー「先生、ちょっとお時間いただけますか?」は彼女の発案だった事実が発覚。
反響を受けて全12回の配信の予定だったのがさらに12回分の延長を勝手に決めてしまった。
そして第13回では3Dモデルでノア本人も登場。
当時、メモロビ除く等身大3Dモデルはアロナとイタズラ☆ストレートを除くと、わずか2名と限られている中、ゲーム実装ほぼ同時期に公開という破格の扱いを受けていた(その後2023年のエイプリルフールネタでもう一人増え、海の日にはさらに2人増え、その後も続々と増えている。)。
色んな意味で全国のユウカ好き先生方の味方である。
PV
通常版のPV。ナレーションはノア=鈴代紗弓。