解説
ジョジョに波紋を伝えたツェペリと吸血鬼化したディオとの初遭遇。
数日前、ジョナサンとの戦いで全身に重い火傷を負ったはずのディオは、ほぼ傷が完治した状態で現れた。
あれだけの傷を治すには、大量の人間の血を吸わねばならないはず。そう察したツェペリは、怒りを抑えながらディオに問うた。
「きさま────いったい何人の生命をその傷のために吸い取った!?」
それに対するディオの返事がこのセリフである。
かつての同類である人間を、ただの食料としかみなしていない発言であった。
人外と化したディオにとっては、人間を食料として食らうことは人間が食料としてパンを食すことと何ら変わらないのである。「生まれついての悪」と称されるディオの精神と「人間をはるかに超える力を手にした」という自信。
読者に「とんでもない化け物が出てきた」と実感させるに充分なセリフである。
関連タグ
TheBook:作家の乙一氏によるスピンオフ小説である「The Book -jojo's bizarre adventure 4th another day-」に登場するスタンドで、その『本』は今まで食べたパンの枚数さえ『記憶』していると評される能力。
他作品関連キャラ
メモリアルロビーでパンではなく回転寿司に置き換えたパロディのセリフを言っている。
東方紅魔郷の霧雨魔理沙との会話でパロディのセリフを言っている。
「おまえはパンを食べるのに麦の数をいちいち数えて食べるのか?」と酷似した台詞をいう。しかもこちらは喰らった人間の数も桁違いに多い。