プロフィール
概要
鳥のくちばしの様な仮面で素顔を隠している。
卓越した神速の体術と多彩な譜術を使いこなす格闘家で、六神将の中では最年少である。
皮肉屋かつ虚無的な性格で、台詞の端々に嫌味が目立つ。
また、本来ならばローレライ教団の導師にしか使えないはずの「ダアト式譜術」を使える。
ネタバレ
その正体は、オリジナルイオンから作られたレプリカの一人で、生まれた順番は6番目(ちなみに作中に登場するルーク達の味方としてのイオンはその後生み出された7番目のレプリカで、さらに本編後半に登場するフローリアンは3番目のレプリカが生き延びた存在)。
ダアト式譜術が扱えるのも導師イオンのレプリカである為。仮面の下はイオンと同じ顔をしており、声も同じ。
しかし、レプリカはオリジナルよりも総合的な能力が劣化する性質があり、イオンが体力が劣化しているのに対してシンクは音素能力に関して劣化している。これによって他のレプリカイオン共々失敗作としてザレッホ火山に廃棄されるが唯一自力で生き延びていたのをヴァンに見つけられ回収され協力する。
本来、能力劣化によりダアト式譜術は使用できないのだが譜眼と同様の文様を胸と背に刻み込んでおり能力を強化し格闘術と共に血反吐を吐くような鍛錬の末に習得している。
前述の皮肉屋で虚無的な性格もこのような経緯に起因しており、自他共に価値観を見出せない非常に退廃的な思考の持ち主でもある。
また、イオンがティアの命を救う為に死亡した後、一行と出くわした際にイオンと同じ声色や口調でアニスに語りかけて彼女の心の傷を抉るような事をするなど、相手を傷付ける事に躊躇がない歪んだ性格もしている。
ちなみに生前のオリジナルイオンも彼に似通った性格をしており、レプリカイオンの中で彼が一番オリジナルに近い性格をしている。
本編では一行と何度か拳を交えるもなかなか決着はつかず、その後タルタロスに侵入して一行に単身戦いを挑むも敗北する。
地核へと自ら身を投げて命を落としたと思われたが、それより少し後にルーク達に敗れて地核へと落ちたヴァンと再会し、命拾いする。
そしてストーリー終盤、フォミクリーによって生み出されたエルドラントにて導師の力を解放し全力で一行に襲いかかるが、力及ばずに敗北。
ヴァンに全てを託しながら消滅する。
余談
エルドラントにおけるシンクとの最終決戦後の展開により、装備品の『ローレライの宝珠』が失くなるのだが、PS2版ではシンクとの戦闘時にローレライの宝珠を装備させないことにより、装備品として宝珠が残る(ゲームの話の流れ的は変わらない)というバグがある。宝珠は非常に強力な装備品なので、シンクとの最終決戦は宝珠無しで挑むと良いだろう。
外伝作品出演
「ミラージュ プリズン」編のOP及び公式サイトのキービジュアルに登場。
声優はゲーム版で担当した大谷育江氏に戻っている。ちなみにアニメ版で担当していた、小林由美子氏はこの作品では別のキャラクターで出演している。
シナリオでの登場はミラージュプリズン編1章「黒衣の鏡士と眼帯の鏡精」。そして、ミラージュプリズン編4章「憎悪を抱く仮面の少年」で遂にプレイアブル実装が決定した。
救世軍側に所属しており、マーク達と行動を共にしている。レプリカ技術と同じような具現化技術で成り立っているティル・ナ・ノーグのことを「レプリカ以上のレプリカ」「地獄」「馬鹿げた死者の国」と表現し、「空っぽの自分」をティル・ナ・ノーグに具現化した鏡士達の事を憎んでいる。一方でマークに対してはクラトス曰く懐いているらしく、シンク自身も元いた「オールドラント」への復讐が果たせなくなった事から自分を縛っていたしがらみから解放されており、自らの意思でマークに協力している。その為ティル・ナ・ノーグにもレプリカ技術が再現された時は激怒していた。
(実年齢は大幅に違うが)同い年のミトスからは様々な経緯を経て一方的に友達宣言されており、それをきっかけにロイドやジーニアスからも「ミトスの友達」として興味を抱かれて振り回されている。
本人は決して認めないが性格もやや丸くなっており、イオンとも普通に話をしている(イオン曰く前は絶対に自分に近付かなかったとのこと)。後にヴァンを含めた元六神将たちがナーザの勢力に身を寄せるようになったが、シンクは変わらず救世軍に所属している。
なお、一時的にバグで仮面無しの状態になる事があったが、2024年6月中旬に追加されたアタッチメントを入手すれば任意で仮面無しの状態にできるようになった。
本作で斬空裂鋼、裂瞬閃、斬空裂鋼・滅(斬空裂鋼の技変化)、レイジスラスト(裂瞬閃の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「裂空瞬閃舞」「シークレット・ドクトリン」「ブロウクン・ヴェイス」「閃風疾空舞」、イオンとのクロスオーバー魔鏡技で「ダアト式・八卦硬衝」。
「閃風疾空舞」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。