概要
2022年2月21日にトレーラーが公開された。これまでのナンバリングタイトルはローマ数字だったが、本作はアラビア数字に変更されている。
トレーラー映像などではローマ数字の『Ⅵ』の上に台形が乗り、横に倒れることによってアラビア数字の『6』になる演出がなされている。
発売日は2023年6月2日。
対応機種はPS5,PS4,XBOXone,steam。
『バイオハザード7』や『デビルメイクライ5』などカプコン独自の描写エンジンである『REエンジン』を使用し、肌や筋肉の質感などを強化。筋肉のパンプアップも描写されている。
3つのゲームモードを主軸に添え、更にAIが状況に応じてサポートしてくれる『ダイナミックタイプ』操作、格闘ゲーム初心者にも気軽に対戦を楽しめるようにワンボタンで必殺技が出せる『モダンタイプ』操作を搭載。もちろん従来通りの『クラシックタイプ』操作も選択できる。
シリーズの大会実況者による自動実況モードも収録。
各操作タイプの解説
ダイナミックタイプ
ファイティンググランドの一部モード専用の操作タイプ。3つのボタンを押しっぱなしにするだけで近距離ならコンボ、遠距離ならステップや飛び道具などを状況に応じて使ってくれる。オート攻撃以外の操作も可能。
ただし、オンライン対戦などでは使用不可能なので、あくまで技や基本コンボなど、どんな動きをするかを確かめるための操作タイプ。
モダンタイプ
基本攻撃を3ボタンに絞るという、現在の格闘ゲームの多くに近い操作体系の新たな操作タイプ。
方向キーと必殺技ボタンの組み合わせで必殺技や、スーパーアーツも複雑な操作なしに出せるのが最大の特徴。
ドライブシステムのインパクトとパリィに専用ボタンがある。
もう一つの特徴がアシストボタン。押しっぱなしにしながら攻撃ボタンを連打するだけで3通りのアシストコンボを自動でつないでくれたり、押しっぱなしで必殺技ボタンを押すと強化版のオーバードライブ必殺技が出ると言った変化がある。
誰でも(新参のプレイヤーでも)ガンガン必殺技やコンボで攻めて戦える、夢のような操作モードと言える。
その反面、クラシックモードと比べて技がいくつか削除されていたり、攻撃ボタンを統合した結果、クラシックならコマンドが重複している技が必殺ボタンでしか出せない&必殺ボタンで出した場合の威力が2割ほど減少するなどデメリットもある。極めようとするとアシストボタンの押し離しによる使い分けの難しさも立ちはだかってくる。
クラシックタイプ
シリーズおなじみの6ボタン操作を継承したマニュアル操作タイプ。
すべての基本技と必殺技の強度を使えるため、繊細な操作が求められるハイレベルなバトルで有効。
クラシックでしか出来ないコンボなどのテクニックもあり、格ゲーに慣れた旧プレイヤーがポテンシャルを引き出すのに向いたタイプと言える。
ごく一部の人たちは相手が動くよりも早く対応してくるので、たとえモダンタイプだろうと油断しないこと。(むしろ必殺技ボタンによる素早い対応こそがモダンの強みという人も)
3つのメインモード
ファイティンググラウンド
前作『ストリートファイターV』までのシリーズ伝統のプレイスタイルを継承したゲームモード。
名だたるファイターと、ドライブシステムを使いこなし、勝利をつかもう。
戦いに備えるためのトレーニングモードには「フレームメーター」「簡単練習設定」などの新機能が追加されて更に便利になり、
初めてのプレイヤーにも「チュートリアル」「キャラクターガイド」などより分かりやすくまとめられた講座が用意されている。
ワールドツアー
ストリートファイター最新の世界観に触れることができる、シングルプレイヤーの没入型ストーリーモード。
ファイティンググラウンドで登場するキャラは「師匠」「レジェンドファイター」として登場し、
プレイヤーの分身となるアバターキャラは「強さとは?」の答えを求め、ルーク・リュウや春麗といったたレジェンドファイターから技を学ぶ旅をする。
バトルハブ
全世界のプレイヤーがアバターを持ち寄り、コミュニケーションを楽しむビジュアルロビー型のオンラインモード。
対戦台ではファイティンググラウンドの対戦「バトルハブマッチ」や「エクストリームバトル」を行うことができ、
ハブ中央の広場ではワールドツアーで鍛えたアバター同士で対戦する「アバターバトル」ができる。
「ゲームセンター」の筐体でカプコンの名作アーケードゲームをプレイすることも可能だが、対戦や協力プレイは出来ない。
また、遊べるタイトルは定期的に変更される。
気に入ったタイトルがあったらカプコンアーケードスタジアムやコレクションを購入してみるのもいいかもしれない。
特殊対戦モード
今作では従来の格闘ゲームに加えて、特殊なルールで対戦することができる。
エクストリームバトル
特殊な条件や特殊な勝利条件が設定できるモードであり、ダウンを5回したほうが負けだったり、指定された行動をすることでポイントを稼ぎ先にポイントが一定以上溜まったほうが勝ちというパーティーゲーム感あふれるモード。
ギミックにはドローンやロックマンでおなじみのメットール、そして体力制のバトルでは実に5000ダメージであらゆるガードを破壊する突進を放つ牛などバラエティーに富んでいる。
なお、このモードはオフ対戦やカスタムマッチで遊べるほか、前述のバトルハブでも対戦台が常設されている。
チームバトル
元々5でも実験的に実装されていたモードだが、今作では正式に実装されいる。
ルームマッチで使える他、ルールもSAゲージやDゲージの引継ぎ有無なども設定でき、KOFのような3on3から2先の5on5のようなバトルと言った対抗戦のようなモードの他、1on5のようなレイドバトル方式も可能。
ただし、KOF形式のルールだとマノンやキンバリーのように強化がラウンドを引き継ぐキャラクターはリセットを受けてしまうため不利となってしまう。
アバターバトル
オンライン限定モードではあるが、バトルハブにてワールドツアーモードで育成したキャラクターでバトルを行うことができる。
ゲージ増加量アップなどの装備バフもそのままに使用できる他、技のセットもそのままのため、格ゲーモードでは絶対に出来ないようなことが出来てしまうのも特徴(ソニックブームに昇龍拳を持つ春麗も可能)。
毎週末にはアバターバトルで規定の試合をするとカラー開放やアバターの衣装が購入できるドライブチケットがもらえるミッションが追加される。
また、バトルハブを利用したオンラインイベントではアバターの見た目を披露するプレイヤーも多く、ジェイミースタイルでジャッキーチェンを再現したプレイヤーやプロゲーマーを再現したプレイヤーもいる。
自動実況機能
6からの新機能として、AIによる自動実況が搭載されている。
まるで大会の配信台で実況してもらっているかのような実況が体験できる機能となっている。
特に日本国内では最古参のe-Sportsキャスターの1人であるアール氏の実況は本人によるブラッシュアップも提案しているとのことで、ゲージや距離感と言った『初めて触る人のためになるべく状況を教えるような実況をしている』とのこと。
また、FPS系の実況で有名な平岩氏もいる他、解説にはストⅡ世代にはぶっ刺さるデーモン小暮閣下、フレッシュでアナウンサー的な立ち位置にいる高橋ひかる女史も収録されている。
なお、英語版は英語圏のストリートファイター競技シーンでおなじみのチェンおじことジェームズ・チェン氏やTasty Steve氏、Vicious氏に加え、世界的な女子プロレスラーにして競技シーンにも参加しているThea女史が担当している。
ちなみに、応援モードも搭載されていてオンライン対戦では勝っても負けても実況と解説に設定した人物が応援してくれるようになる。
登場キャラクター
初期プレイアブルキャラクター
- ルーク(声:前野智昭)
- リュウ(声:高橋広樹)
- ジェイミー(声:武内駿輔)
- 春麗(声:折笠富美子)
- ガイル(声:安元洋貴)
- ハン・ジュリ(声:喜多村英梨)
- キンバリー(声:東山奈央)
- ケン・マスターズ(声:岸祐二)
- ダルシム(声:江川大輔)
- ブランカ(声:うえだゆうじ)
- エドモンド本田(声:永野善一)
- ディージェイ(声:浜田賢二)
- マノン(声:福原綾香)
- マリーザ(声:斎賀みつき)
- JP(声:杉田智和)
- ザンギエフ(声:三宅健太)
- キャミィ(声:沢城みゆき)
- リリー(声:釘宮理恵)