「毒はいかがデスか?」
概要
毒に魅せられ、その力を振るうことに無上の歓びを覚える「不気味な毒の愛好家」。
漢字表記は「阿鬼」。中国語で「阿」は親しみを表す接頭辞で「鬼」は幽霊の意味であり、ストレートに邦訳すると「幽霊ちゃん」になる。
正体はかつてのシャドルー四天王の1人であるF.A.N.Gの弟子。彼を「先生」と呼び偏愛している。
勝利時に手を振るって喜ぶところは特に師匠と似ている。
『ストリートファイター6』発売後1年目に登場する追加キャラクターの1人として、ラシード・エド・豪鬼らと共に発表されたキャラクター。2023年9月27日に実装。
また、これに伴い、これまで対戦ステージとして登場していたものの、ワールドツアーモードでは行けなかった中国の天紅園の選択が可能となっている。
会うためにはまず春麗の近くにいるおばあさんのミッションを受け、その後怪しい男から「薬の材料を中国で調達してくれ」と頼まれる。
そうすると中国の天紅園が開放されるので、A.K.I.に会えるようになる。
前作『Ⅴ』の公式サイトにある短編小説『蟲毒』で初登場している。
F.A.N.Gが見せたグーハウに伝わる短剣に書かれている文字に魅入られ、彼に認められ弟子となった。鬼の名もその際に名付けられた。ちなみに彼女の選択次第では毒で死んだり短剣で腕を切り落とされる可能性もあったらしい。
人物
細くしなやかな肢体が目を引く、色白の肌と切れ長の目を持つ白髪の女性。
三度笠と饅頭笠の中間のような特徴的な髪型で、例えるなら毒キノコの様。口元をよく見ると艶ぼくろがある。
背中を大胆に露出させた青基調のチャイナドレスまたはアオザイに身を包み、エキゾチックな印象を強めている。
親指を除く両手の指には、毒が仕込まれた鋭利な形状の鉤爪が装着されている。この爪は蛇腹剣のように伸縮自在の振るい方が可能な模様。クリティカルアーツ「睚眦」では鎖のように相手を縛り上げているが、技を出し終わるや否や彼女の手の甲に舞戻っている。絡まったりしないのだろうか。
公式動画では初対面の相手に不意打ちで丸薬を飲ませ、毒の成分と症状を解説しながら愉快そうに笑うサディスティックな一面を見せている。
F.A.N.G同様、丁寧口調で話す。文の末尾に「です」「し」が来ると「デス(=Death)」「死」になる(公式キャラクターガイドの台詞より)。
一方でワールドツアーモードで明かされた内面については虚無的。
偏愛している「先生」と技と毒以外についてはまるで執着が無く、自分の命にすら興味が薄い。
本人曰く師匠であるF.A.N.G.に対して「本当なら『師父』と呼びたい」との事だが、自分達の職業上いざとなったら親子・師弟同士であっても殺し合わねばならない事から絶対に師父とは呼ばせてくれないと語っている。
一方で「先生」という言葉は「旦那様」という意味合いもあり、当人はそのつもりで呼んでいる辺り、「先生」という呼び方にも愛着がある模様。
ファイティングスタイル
F.A.N.Gと同様に「紫煙砲」を筆頭とした毒の飛び道具が主力だが、上空の相手を撃つ「蛇頭鞭」や、弾抜け性能の高い「凶襲突」で襲い掛かるなど汎用性が高い。
扱える必殺技数が多いため、コマンドの多さをカバー出来れば心強いキャラクターとなるだろう。
余談
よく「A.K.I(ピリオド2つ)」表記と間違われるが、師匠の表記と同様『A.K.I.(ピリオド3つ)』である。
尚、名前の表記は上記の通りだが『鬼』の字の中国語発音は「Gui(グイ)」となるため、A.K.I.の名前は中国語と日本語の混成となっている模様。
現時点で国籍は不明だが、服装や「先生」を「シェンション」と発音しているなどの点から、中国出身と考えられる。
その場合、女性のプレイアブルキャラでは春麗以来2人目となる。
同時に参戦告知された他3人が既出のキャラクターであるのに対し、唯一の新規キャラクターかつ女性キャラクターであったため、予告動画内でも異彩を放った。
関連イラスト
関連動画
- Year1 キャラクター発表トレーラー
- ティザートレーラー
- ゲームプレイトレーラー