「(I am Rashid of the Turbulent Wind! Remember the name well!)
逆巻く風のラシード! それが俺の名だ!」
プロフィール
出身地 | 中東 |
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身長 | 178cm |
体重 | 85kg |
血液型 | A型 |
誕生日 | 6月7日 |
職業 | 中東の旧家の長男 |
好きなもの | 新しいもの/映画/友達 |
嫌いなもの | 女性や子供との戦い/ロード時間、煽りコメント |
好きな食べ物 | エビシュウマイ、ドライマンゴー |
嫌いな食べ物 | 肉類 |
特技 | パズルを解くこと |
格闘スタイル | 風、パルクール |
CV | 日本語版:新垣樽助 英語版:イアン・シンクレア |
概要
シリーズ第5作から新たに登場したキャラクター。
軽快な態度に似つかわしい、すばやくトリッキーなアクションが魅力。
パルクールを応用した独自の格闘術を使用し、素早い身のこなしで相手を翻弄する。
つむじ風を利用することでさらに機動力を上げることもできる。
また、ストリートファイターシリーズでは非常に珍しい、ランニングタイプ(長押し可能)の前ダッシュを持っているのが特徴。
厳めしい肩書きの一方で新しいもの好きで、最新のガジェットを使いこなす。
アザムという厳格な従者とともに行動しているが、とかく奔放なラシードの言行に頭を悩まされている様子。
S.I.N社に勤務していた友人が行方不明になったのをきっかけに世界を巡り、友人の足跡を追っている。
普段はノリのよいお調子者だが、行方不明の友人に対する強い思いと、正義感の強さや格闘に対する真摯さが垣間見えることもある。
ゼネラルストーリーでは新キャラながらストーリーの根幹に関わる部分で主役級の活躍をし多くのユーザーの記憶に残った。
ストリートファイター6にも続投する。
ファイター達の記録を目的としたビデオブロガーとして活動している模様。
腕前に関しては称号に「下手の横好き」「説明書は読まない派」「ガジェットコレクター」とあり、アザムに「新しい機材をポンポン買うな」と小言を言われている時点で推して知るべしといったところか…。
対戦前のイントロでは「独占配信だ!」とカメラを設置し、勝利画面では風でうっかりカメラを飛ばしてしまい慌てて回収するというさまが観られる。
Vでは「中東の旧家の長男」という設定だったが、6では「古い王家の血をひく高貴な生まれ」に変更されている。
ワールドツアーモードで会うためにはまずナイシャールの夜間にアザムが出しているミッションを受けなければならない。ミッションをクリアするとナイシャールの昼間で会えるようになる。
性能
ストリートファイターⅤでは高い機動力に加え、ボタンで起動が変わる上に斜め上に昇るため対空にも使える「ワールウィンドショット」、高速突進技の「イーグルスパイク」、飛び道具をすり抜けて攻撃が出来るVスキルの「アサルトネイル」、端を脱出する際に便利な三角飛びなどの高性能な技が揃っている。
更にシーンの後半ではVスキル2でまさかの空中ダッシュを手に入れ、アークゲーかと突っ込まれたことも。のちにどこぞのラスボスのような技を持つアークゲーのようなキャラが登場したが。
ちなみに、5のラシードは近距離でワールをガードしてしまうとラシードのターンが始まってしまうため、「ワールをいかに止めるか」がキーとなっていたが、ボンちゃんがワールの止め方を得意げに語ったものの全く止められず、「高橋”ワール絶対止める”正人」(高橋正人はボンちゃんの本名)というあだ名をつけられていた。
ストリートファイター6ではステップの他にダッシュもある上にワールをボタンホールドで強化することで発生する竜巻による技の強化も行えるトリッキーなキャラになった。
更に掟破りの2段ジャンプが出来る「アラビアン・スカイハイ」まで獲得し、竜巻が設置できれば空中ダッシュも可能なこと、更に新技の「アラビアン・サイクロン」はOD版で竜巻が設置できる他、コンボの継続、画面の運搬能力に優れ、画面を所せましと暴れまわるキャラクターになっている。特に起き攻めが強力で、上述の通りのアークゲー的な空中機動を絡めた複雑な動きは一部のプレイヤーからは起き攻め・端攻めの激しさで知られるギルティギアシリーズみたいと例えられることもしばしば。相手に画面端を背負わせたラシードはどんなキャラであっても脱出を許さないほど。
一方で、以前はVスキルだった移動手段が軒並み竜巻設置またはアラビアンサイクロン後の派生となっているため起点が作れないと苦戦を強いられやすい。また、前作で猛威を振るったワールもドライブインパクトに弱く、一方的にターンを始めることがしづらくなったため中央でのニュートラルゲームをいかに制するかがラシードで戦う上での鍵となる。
前作ではVトリガーだったイウサールはSA2に昇格、更にストリートファイター6の飛び道具は上位の属性の飛び道具にぶつかると一方的に負けるという仕様上、相殺できる技が限られている上に一度発生してしまえばワープか飛び道具無敵で抜ける以外に方法が無く、更に持続中もラシードが動けるためスト6最凶の飛び道具として多くのプレイヤーのストレスゲージを増加させている。
また、三角飛びも健在であり強い要素は完全に揃っているが、対空能力の低さやリーチの短さ、ガイルなどの飛び道具を主体とするファイターに対し明確な回答がないこと、天敵も複数いるためシーズン1では中堅程度という評価に落ち着いている。
豪鬼実装後のyear2アップデートではイウサール中のゲージ増加にメスが入り、year1のようにイウサールを連発すれば自動的にSAゲージを効率よく回せることは無くなった。しかしランの派生技である「バックアップ」「テンペスト・ムーン」からSAキャンセルを行えるようになり今までよりは飛び道具に対し強く出れるようになったほか、弱版のイーグルスパイクからSA3に繋ぐことができるようになるなどイウサールのせいで今まで使い道があまりなかったSA3による倒し切りの選択肢が増えた。
器用さと機動力が特徴であり、非常に難しいキャラクターではあるがモダン操作だとアシスト中コンボが非常に優秀であり、とりあえずこれを使えればそこそこ戦えるという性能になっている。
その他小ネタ
ラシードはアラブ系のキャラクターで、彼のステージはドバイだったのだが……
旋回する飛行機の上で戦うというとんでもないステージなっており、時折飛行機が旋回のために傾くため背景がキャラクターの位置に関係なく傾く。
そのため、画面を注視しているだけで酔うというプレイヤーが続出。
視認性の低下や足元が隠れるなど、一部キャラが有利になるため禁止されるステージはいくつかあったが、プレイヤーにダメージが入るため禁止になったステージはストリートファイターⅤではラシードステージのみである(ギルティギアでも同様の理由で禁止になったステージはあった)。
5のラシードのテーマ曲はアラビア風味の音に、「ラーシードー」というコーラスが入るという非常に特徴的な曲となっている。人気かどうかは別として、多くのⅤプレイヤーの記憶に残る曲ではあった。6ではBGMが変更されたものの、BGMパックを購入することで5のBGMも使用可能となった。
余談
ストリートファイターⅤのカプコンカップ2018覇者であるガチくんがデザインに関わった通称覇者コス(優勝者がリクエストしたコスチュームが実装されることからこう呼ばれる)で、プロ野球のバッターコスが実装される。
が、このコスチュームはシーズンパスなどに含まれず別途コスチュームを購入する必要があるため使用するプレイヤーが少なく、またオフ対戦会においても購入されていないことが多いことから「大人気コス」「人気過ぎて売り切れ」などと揶揄されていた。
ちなみに、コスチュームの元ネタは横浜ベイスターズである。背番号はガチくんの誕生日とのこと。
PS4版のガチくんのアカウントにはガチくん専用の覇者コスが実装されている。
関連イラスト
左は『V』仕様、右は『6』仕様
関連動画
Theme of Rashid
ストリートファイターV・ラシードのテーマ
The Turbulent Wind
ストリートファイター6・ラシードテーマ曲