「ニンジャスター、参上!」
プロフィール
概要
ストリートファイター6から登場したキャラクター。
フルネームは「キンバリー・ジャクソン」。
武神流第39代目伝承者・ガイの押しかけ弟子。
ごく普通の家庭に生まれながら、学生時代は超優等生で大学を飛び級で卒業した。が、なぜかそこからワケあって忍者を目指し始めた。80年代のポップカルチャーが好き。
有線イヤホンを繋げたポータブルカセットプレーヤーを身に着けたまま戦う。スプレー塗料を携帯しており、武器としても用いる。
コスチューム
Outfit1
先端が水色のグラデーションとなっている大きな三つ編みを5つ下げ、赤を基調とした道着のようなものを着ている。イラストでは見えないが背中には「武神」の二文字が大きく書かれている。スニーカーも赤。腕や足には黄色の帯を巻いている。・・・忍ぶ気が全く感じられない配色なのは師匠譲りといったところか。
Outfit2
三つ編み(Outfit1より細くなっている)を根本で一つにまとめ、サンバイザー・タンクトップ・ダボッとしたズボンにスプレーをぶら下げているストリートっぽいコスチュームとなっている。ちなみにタンクトップの背中部分には小さく「武神」と書いてある。
Outfit3
上の2つと比べるとかなり忍者っぽいコスチュームとなっている。とはいえ、やはり派手。
髪は三つ編みではなくなりアフロヘアーをヘアバンドで後ろに持っていき一部はみだして前髪になっている。髪色はグラデーションではなく、完全に水色となっている。
顔の下半分を覆面でおおい、首には長いマフラー。服装は腕と脚に具足を付けた忍び装束なのだが、上半身は網状の服を下に着込んでのノースリーブで下半身はサイドがパックリ開いている。
腰の部分には金貼(キンバリー)という刺繍の入った袋が下げられている。ここからイヤホンコードが伸びているので、おそらくウォークマンが入っているのだろう。
ちなみに、このコスチュームの10番カラーはある人物を彷彿とさせるカラーリングとなっている。
性能
流派は「武神流忍術見習い」で、武神流に独自のアレンジを加えている。高い機動力、手数の豊富さと奇襲で相手を翻弄するといった、スピード重視の戦いを得意とする。
一部の通常技や必殺技は「ストリートファイター4」のガイとほぼ同じ動きなので、ガイを使っていた人ならすんなり動かせる。
小パンからダウンを奪える「武神獄鎖拳(ぶしんごくさけん)」、「疾駆け(はやがけ)」による中下段・急停止で相手のリバーサルを誘う動き、「彩隠形(さいいんぎょう)」で相手の目の前にドロン!と現れての奇襲、「肘落とし(ひじおとし)」でのジャンプ軌道変化、時限スプレー爆弾である「細工手裏剣(さいくしゅりけん)」を用いてのセットプレイなど、攻め手には事欠かない。
コンボによる運び能力も高いため、一気に画面端に案内してドライブインパクトも含めた複数の択で相手を攻め立てるのがキンバリーのセオリーである。
弱みとしては、切り返しに乏しく守勢に回ると厳しい。
OD版の武神旋風脚はβテストでは地上無敵が付いていたのだが、オイタが過ぎたようで地上無敵が削除されてしまい、現状ぶっ放しに使えるのがSA1かSA3くらいしかない。画面端では慎重な立ち回りを求められる。
また素の攻撃力が低く、SA3を発動してようやく並といったところ。他のキャラより多くの択を通さないといけないのでプレイヤーの技量も求められる。
SA3「武神顕現神楽」
「Music!! これこれぇ!!」
キンバリーの技の中でも最も特徴的なのが、この「武神顕現神楽(ぶしんけんげんかぐら)」である。技のダメージ自体は他キャラと変わらないが、攻撃力11%アップ&移動速度の増加のバフが加わる。しかもこのバフは試合終了まで継続するという強力なもの。コンボの〆などで積極的に当てていきたい。
また、技が発動したら専用BGMが流れ始め、以降はキンバリーがノリノリの状態になったまま戦うこととなる。これも上記のバフ同様にラウンドをまたいでも継続。
さらにこのBGMは「キンバリー同士のミラーマッチかつお互いがSA3を発動した状態」という条件を満たしたら、なんとボーカルが付く。
インスト版
ボーカル版
ゲーム内での動向(ネタバレ注意)
彼女の叔父「アル・ジャクソン」はアジアの新興国家「ナイシャール」への開発に投資したSiRN社の社員だが、ナイシャールで事件に巻き込まれて殺されたという。彼女は叔父の死の真相を探るべく、様々な場所へ赴くこととなる。
※以下、各ゲームモードでのネタバレを含みます。
アーケードモード
ある日、フォーラムに投稿されていた数式を何気なく解いてみたところ投稿者に「これで数式とナイシャール語を組み合わせた暗号が解ける」と感謝される。ひょんなことからナイシャールとの関わりを持ったキンバリーは叔父の死の真相を調査すべく各地を旅することとなる。
最終ステージで事件の黒幕と思しき人物であるJPと交戦。勝ったものの全く手応えはなかったらしく、当のJPも「私が君なら今日のことは忘れる」と釘を刺してどこかへ消えてしまった。
自分の力不足を痛感しながらも、さらなるシュギョーで鍛錬を積むことを決心するのであった。
ワールドツアー
チャプター8にて、主人公がSiRNビルの屋上を目指している途中で出会うこととなる。セキュリティを突破しようと、バカ正直にパソコンを触ろうとした主人公を止めるために交戦。以降は警察署の屋上に行けば会うことができる。
キンバリーとの絆を深めていけば「忍者を目指し始めた理由」を聞くことができる。メトロシティへ来たばかりの頃、うっかりスラムの方へ足を踏み入れてチンピラに絡まれていたところをガイに助けられたという経緯があったのだ。(とはいえ一瞬の出来事だったらしく、当のキンバリーは「良いスニーカーだなぁ」程度の特徴しか記憶できなかったという。)
忍者としてはまだまだヒヨっ子ではあるものの、強靭な体術である「忍術」とド派手な技である「忍法」の両方を持ち合わせたニンジャスターになるべく日々精進しているという。
余談
師匠であるガイのネタに引っ張られてか
『キャプテンコマンドーのコマンドーチームの見習い隊員』と言われる事もある。
なお、今までチームメンバーは師匠含めて全員男なので彼女が正式的に昇格すれば初の女性隊員となる。