「そんなに男っぽいかなぁ…」
概要
お兄ちゃんはおしまい!に登場するキャラクターの1人。
主人公緒山まひろのクラスメートで友達。
ボーイッシュな性格で、よく男の子と間違えられる。
漫画第10話、アニメ第3話で初登場(その時はセリフ無し)、漫画11話、アニメ4話から本格的に登場
プロフィール
人物
穂月かえでの妹。
スカートが苦手なボーイッシュな女の子で、初対面ではよく男の子と間違えられる。
おつかい途中で困っていたまひろに出会い、助けたことをきっかけに友達になる。
姉のかえでとは対照的に、一見大人しく地味な印象を感じるキャラクターではあるが、内面は結構行動派。運動が得意で、小学生時代からの友達であるあさひとは体育の授業で競い合ったり、逆にあさひの問題行動には手刀で突っ込みを入れる場面もチラホラ。
まひろには、仲が良くになるにつれ並々ならぬ感情を懐いているような描写(もみまひ)が多々あり、まひろが自分以外の誰かと親密な雰囲気を見せる場面では不満げな面持ちを露わにしたり、学校のクラスメイトとの色恋沙汰に及ぶシーンではキリキリ胃を傷めたりしている。
性格
ボーイッシュで、正月の初詣にも振袖ではなく袴を着るなど男の子っぽい服装を好む。
ただし、男の子と間違えられるのは気にしているらしく、初対面のまひろに間違えられた際は「そんなに男っぽいかなぁ…」、初対面のあさひに間違えられた際は(回想で)「失礼だよね」と言っていた。
また、クリスマスの日にゴスロリ(アニメ版はゴスパンク)の服をまひろに着せられた際、厨二病に目覚めてしまっている。
意外と大胆な性格で、特にまひろに対しては積極的。
まひろに対して「男の子じゃないよね?」と疑問を懐いた際は、寝ているまひろの浴衣を脱がして下半身を確認していた。
また、漫画の番外編(EX3)にて、みはりの薬を飲んでしまい生えてしまった際は、まひろを(性的な意味で)襲いそうになっていた。
姉に似たのか面倒見が良く、まひろやなゆたの交友をサポートしたり、何か決め事をするときは音頭をとることもしばしば。
怪談など怖い話が苦手らしく、怪談を聞いた後、怪奇現象に遭遇した後は漏らしている…。
前述の通り、まひろには特別な感情を懐いているらしく、体育祭でまひろに応援された際は、本気を出してリレーで1位になった。
なお、まひろの正体(男としての真尋)は知らず、まひろの部屋にあったエロ本(兄の持ち物ということにした)を見てドン引き・軽蔑していた。
容姿
左:漫画版、右:アニメ版
茶髪のショートヘア。夏は後ろ髪を縛っておさげにしてある。あさひ曰く「ちょんまげ」。アニメでは髪の裏が(姉のかえでとお揃いの)水色になっている。
よく男の子と間違えられ、あさひには「もみじろう」とあだ名を付けられたが、恥ずかしいのでその名で呼ぶことをやめさせた。
他キャラクターとの関係
緒山まひろ
この物語の主人公。
スーパーで人混みを怖がっていたまひろを助けたことから交友が始まり、それ以降も胸を揉まれる、アレを触られる(後に、性別の確認のため意図して浴衣を脱がされる)など色々なアクシデントがあったが、なんやかんや打ち解けて親友になる。
何回でも書くが、まひろに対してかなりデカめの感情を抱いているようで、まひろと他の子がじゃれついていると引き離す、まひろと他の子が一緒に出掛けていると「ずるい~」と怒る、まひろが色恋沙汰に巻き込まれそうになると口をふにゃふにゃにして立ち尽くす、一度は食べるのを嫌がった激辛ラーメンがまひろの食べかけだと分かった途端に口をつける……など、枚挙に暇がない。読者曰く、まひろの「正妻」であり「旦那」であり、「もみじはガチ」「ガチじはもみ」。具体的な所業に関しては、「もみまひ」の項を参照のこと。
まひろ側も、もみじのことは頼りにしているし大事な友達と思っているが、そのボーイッシュさを意識した途端に「ドキーン」とするという、BLなのかGLなのかNLなのかよく分からない描写がある。
呼称について、まひろからは呼び捨てされる(「もみじ」)が、もみじからはちゃん付け(「まひろちゃん」)。
緒山みはり
まひろの妹。
それなりに面識がある。まひろのTS前から、かえでに付いていく形で緒山家を訪れる機会があったためと思われる。
穂月かえで
姉。
姉妹仲は、緒山兄妹に負けず劣らず良好。携帯電話にはお揃いでエビフライのストラップをつけている。また、姉はガーリーなものが好きだが妹はボーイッシュ寄り、姉はボンキュッボンだが妹は……といった風に正反対なところはあれど、面倒見や人当たりの良さなどで共通している。かえでのことは基本的に良き姉として慕っているものの、スタイルの良さは嫉妬の対象。
今でこそ派手派手ギャルなかえでだが、中学生のころまではもみじと同じようなぱっつん&ショートヘア(こけしと形容される)だった。
「もみじ」「お姉ちゃん」と呼び合う。
桜花あさひ
同級生の友達。
小学生からの幼馴染。まひろと同じく、最初は男の子だと思われていた(そして知らぬ間にあさひの初恋を奪っていた)とか。
普段は優しい言動のもみじだが、腐れ縁のあさひ相手にはかなり遠慮ない言葉遣いや行動を取ることもしばしば(「バカ」と呼ぶ、手刀でツッコミを入れるなど)。とはいえ仲は非常に良好で、互いに深い信頼を置いている。これには某百合厨のMさんも大満足。
現在は双方呼び捨てで呼び合うが、会ってすぐの頃は男だと思われていた(+おさげをちょんまげだと思われた)こともあり、「もみじろう」と呼ばれていたとのこと。
室崎みよ
同級生の友達。
中学校の入学式で、同じ小学校からの知り合いがおらず寂しそうにしていたみよに声を掛けたことから関係が始まったという。あさひと比べればずっと浅い関係だが、一緒にパフェを食べに行ったりバーベキューに行ったりする仲。
もみまひやあさもみを筆頭として、もみじの女性関係を応援している。ちなみにみよ氏本人によれば、もみ×みよは「客観的にはアリ」らしい。
基本的には穏やかで良い子なのだが、唯一メシマズの点ではなかなか手を焼かれている模様。みよが料理を持ってきた際は、もみじが上手い具合に言い訳をして、あさひ以外極力犠牲者を出さないようにしている。
あと、みよの胸に関する話になったときには、もみじの目が死ぬ。
双方ちゃん付けで呼び合う(「みよちゃん」「もみじちゃん」)。
天川なゆた
同級生の友達。
中学二年生の始業式から関わり合いが始まる。
なゆたはまひろと同じく社交性に欠ける節があるが、もみじ持ち前の面倒見、人当たりの良さにより、特に問題なく友好関係を築けている。また、胸の慎ましさからも親近感を持っているようだ。
時々母性や庇護欲を感じることもあるらしく、本編73話ではなゆたとあさひが二人きりで遊ぶことがあると聞いた際、「うちにも来てよぉ」と漏らしていた。まひろに限らず、独占欲が強い側面があるのかもしれない。
なゆたからは呼び捨てで「もみじ」、もみじからは「なゆちゃん」呼び。
作中での動向
漫画第10話(アニメ第3話)で初登場、かえでと一緒に下校していた。
漫画第11話(アニメ第4話)でおつかい途中で困っていたまひろを助け、友人になる。
漫画第13話(アニメ第4話)で、まひろの部屋を訪ねる。エロ本を片付ける最中、事故でまひろの胸を揉んでしまう。
漫画第17~18話(アニメ第12話)でかえで、緒山姉妹と温泉旅行。男に戻りかけていたまひろのブニブニを触ってしまう。確認のため、寝ていたまひろを脱がす。
漫画第20話(アニメ第6話)で、友人の桜花あさひ、室崎みよをまひろに紹介する。
漫画第21話(アニメ第6話)で、転入してきたまひろとクラスメートになる。
漫画第27~28話(アニメ第8話)で、あさひ、みよと一緒にまひろの家に泊まる。あさひの怪談を聞き、一人でトイレ行けなくなり漏らす(1回目)。
漫画第39話で進級。中学2年生になる。新しいクラスメートの天川なゆたと友人になる。
漫画第54話、放課後の学校にて怪奇現象に遭遇、まひろと一緒に漏らす(2回目)。
漫画第66話、文化祭のお化け屋敷にてあさひに驚かされ漏らす(3回目)。
漫画第78話、まひろが見知らぬ相手と夜な夜なオンラインゲームを遊んでいることに嫉妬し、もみじもゲームに参加するが、あろうことか「鮮血の兇手†穂月もみじ†」と自分の本名をそのままハンドル名に登録(その後漫画91話にて、二人からハンドル名を変えるよう説得され「隻眼のスイゲツ」に改名した事を明かしている)し、更にマヒロンを「まひろちゃん」と呼んでしまった。マヒロンのフレンドであるシラユキとも仲良くなり、78.5話でマヒロンに近づく不届き者を2人で一緒に倒している。
同人誌EX3(時期不明)にて、みはりが開発した薬を誤飲し生えてしまう。まひろを襲いそうになる。
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