オロチ編に含まれるのは95、96、97である。初代94にも
オロチ編のキーキャラクター草薙京が登場するが94はオロチ編ではない。
地球意思「オロチ」を復活させようとするオロチ一族と、かつてオロチに
挑みこれを封じた「三種の神器」の子孫たちとの戦いを描く。
95
京のライバルキャラであり、シリーズ屈指の人気キャラである八神庵が参戦した作品。
94でルガールに挑んで負け、死に掛けの状態でルガールの飛行船の爆発に巻き込まれていたのだが、どういうわけか生きており、
ルガールに洗脳された状態で戦うことになる。
本作からチームエディットが可能になりチームの枠を越えてキャラクターを選べるようになった。
本格的なストーリー展開が行われ、八神庵の登場もあって草薙京が主人公としての存在感を発揮し始める。
システムの方は攻撃力が高く、パワーMAXで攻撃力1.5倍ということもあって多くのキャラで即死コンボが組める。
アーケードでもボスキャラクターが使用可能な上にそれより強い奴がいるなどゲームバランスはかなり悪い。(CPUがアホみたいに強い)
96
オロチ四天王の一人ゲーニッツがラスボスとして立ちはだかった作品。
ストーリーモードでは彼を倒すとそのまま自身が持つ風の力で自害してしまう。
そのため、最終作「97」にも登場しない。
前作から演出面が大幅に強化。超必殺技の複数所持、通常版とMAX版の差異明確化(パワーゲイザーならMAX版で3発に増加など)、発動時の演出が導入されたのも今作から。ゲームバランスは良くないものの、演出とBGMはシリーズ最高品質という声が高い。
「95」からの変更点
参加キャラクターの一部入替
前作初登場のライバル・八神庵は、過去2作でラスボス、ルガール・バーンシュタインの秘書を務めていたマチュア、バイスとともに参加。また、怒チームではハイデルンに代わって養子のレオナが、龍虎チームではタクマに代わってユリが、ユリが抜けた女子チームは、前作の龍虎ライバル枠を引き継いだのか、香澄が加入している。
飛び道具の射程が大幅に制限され、遠距離で気弾の撃ち合いという状況が起きにくくなった。
画面端から端までまともに(?)飛んでいくのは、アテナのサイコボール、ケンスウの超球弾、庵の闇払い、舞の花蝶扇、クラウザーのブリッツボールくらい。
パワーMAX状態の攻撃力補正が大幅に低下。加えて、挑発でのゲージ減少が大幅に増したため、一定以上のプレイヤー同士の対戦において、パワーMAX状態になる事は滅多にない。
避けが削除され、代わりに緊急回避が追加された。しかし、導入初期という事もあって性能は悪く、今作が攻めて強いシステムである事もあってほとんど使われない。
ジョーの挑発。ネオジオフリーク創刊号の表紙を飾った男が、どうしてこうなった…
97
オロチ編最終章。最終ボスは復活を果したオロチ一族の長「オロチ」。
ゲーニッツを除くオロチ四天王の三人(七枷社、シェルミー、クリス)が登場。
オロチ一族としての本性を現した姿で中ボスとしても立ちはだかる。
先祖がオロチの炎を受け入れてしまっていた庵も暴走という形で
力を目覚めさせ、乱入キャラとしてプレイヤーチームと戦うことになる。
今作ではBGMが一部のキャラしかなく、セリフもないことから批判が多かった。
その後
KOFのストーリーラインに属しないお祭りゲーである98を挟み、
99、2000、2001からなるネスツ編が展開された。