概要
2001年に公開された映画『モンスターズ・インク』の前日譚であり、サリーとマイクの大学時代を舞台にした冒険を描かれる。
あらすじ
小学校の遠足でモンスターズ・インクの見学にきたマイク・ワゾウスキ (マイク)は、"怖がらせ屋"フランク・マッケイの勇姿を目の当たりにし、自分も怖がらせ屋になることを決意する。
月日は流れ、マイクはフランクの出身校『モンスターズ・ユニバーシティ(MU)』に入学することに。
怖がらせ屋を育成する「怖がらせ学部」には、著名な怖がらせ屋を代々輩出するサリバン家のエリート、ジェームズ・P・サリバン(サリー)やランドール・ボッグス(ランディ)も入学していた。
しかしサリーは自らの才能にかまけており、なにかにつけて努力家のマイクを馬鹿にする。
そして、怖がらせ学部の期末試験の日。試験に臨もうとするマイクとサリーだったが、二人は小競り合いの末、ハードスクラブル学長の記念悲鳴ボンベを壊してしまい、学長に「二人とも怖がらせ屋には向いていない」と言い放たれてしまう。
学部を追放され、苛立つサリーと意気消沈するマイク。
そんな時、部屋に戻ったマイクの目に飛び込んできたのは、MUの伝統行事「怖がらせ大会」のチラシ彼は怖がらせ学部に復帰するために大会への出場を決意する。
出場資格は「6人の団体であること」。学内中の悪評を買ってしまったマイクとサリーを唯一受け入れてくれたのは、MUの落ちこぼれ達が集うサークル「ウーズマ・カッパ」。
へんてこながらも愛すべき仲間たちと大会での優勝を目指すことになる。衝突しながらも友情を深めていくマイクとサリー。
果たして、彼らは怖がらせ屋として再び認めてもらえるのか?
登場人物
前作からの登場キャラ
マイク・ワゾウスキ(マイク)
本作の主人公。幼い頃から『モンスターズ・インク』で怖がらせ屋として働くのが夢で、努力を重ねモンスターズ・ユニバーシティの怖がらせ学部に合格した。体が小さく恐ろしさに欠ける分、勉強やトレーニングは誰よりも努力するひたむきな性格。
ジェームズ・P・サリバン(サリー)
もう一人の主人公。怖がらせ学部の1年生。怖がらせ屋の名家の出身で、自分の才能にかまけた自信家。地道に努力することが嫌いで、努力家のマイクとは事あるごとに衝突する。
ランドール・ボッグス(ランディ)
前作のディズニーヴィランズ。本作では度の強い眼鏡をかけている。怖がらせ学部の1年生でマイクのルームメイト。カメレオンのように体色を周囲の風景と同化させ、まるで消え去ったかのように見せる能力を持つが、本人はコンプレックスに感じている。前作とは違い気さくで真面目な性格だが、一方で上昇志向が強く、一目置かれる存在になるためには努力を惜しまない。
ウーズマ・カッパ
勤勉真面目な「社会人学生」。元々セールスマンだったが、経済的に苦しくなりスキル取得のためMUに入学する。コンピュータ科学部。
スコット・スクイブルス(スクイシー)
サリーとマイクの1学年上の2年生であり恥ずかしがりや。優しく物静かな性格。昔は怖がらせ屋になる夢を持っていた。ウーズマ・カッパの寮は彼の実家を利用している。学部は不明。
足が長く紫の毛むくじゃら姿が特徴なモンスター。性格や素性は全て謎。予想外の戦法で相手を打ち負かす実力を持つ。ニュー・エイジ哲学部。
一つの体で合体している双子の一つ目モンスター兄弟。性格は正反対で、口喧嘩が絶えない。テリはダンス学部で、テリーは英語学部。
ロアー・オメガ・ロアー
大きな角の芽えたモンスター。全権を握る王のようにメンバーを統括する。
一つ目のカニのような姿をしたモンスター。何でもうなずくイエスマン。
四つ目と触覚を持ったモンスター。
毬藻のような緑色の体に三つ目が生えたモンスター。
団子鼻とバイソンのような角を持つ屈強なモンスター。
グリーク・カウンシル(自治会)
グリーク・カウンシルの会長を務める、灰色の肌にヒレのような髪をした三つ目の女性モンスター。副会長のブロックとコンビを組み、MUのスポーツ行事「怖がらせ大会」の運営と司会を担う。普段はテンションが低く投げやり だが大会では見事な司会ぶりを発揮。
グリーク・カウンシルの副会長。紫色の屈強な体に鳥のような嘴を持つ男性モンスター。何をするにもいちいち無駄にテンションが高く、しばしばクレアにたしなめられている。
職員
MUの学長であり、かつて伝説の怖がらせ屋として活躍した女性モンスター。怖がらせ学部の部長も兼任し、徹底した実力主義で学生を教育している。モンスターとしては見た目がかわいすぎるマイクと、才能に溺れ努力をろくにしないサリーに対し、「怖がらせ屋にはなれっこない」という残酷な結論を突きつける。
怖がらせ学部の初級コース「101教室」を担当している教授。何百人もの入学生のうち、期末試験で合格できるのはごくわずかというスパルタ教育ぶり 。