- 打ち切りの定番文句。本稿で解説。
- それをタイトルにしちゃった漫画作品→俺たちの戦いはこれからだ
俺たちの戦いはこれからだ!とは、打ち切りの際の文言の1つ。
概要
ストーリー的にはまだ続く構成となっていながら、諸事情で途中の段階で終わってしまう作品がある。
そのような時に使われる定番の締め台詞のひとつ。
別にここから先は修羅の道という訳ではない。
これからだけど、終わる。終わるけど、戦いは続くのだ。
打ち切りに関係なく、これから始まる激しい戦いを予感させるイラストにも使われている。
しかし、構図的にはあまり変わりない。
「戦い」の部分が「旅」「冒険」等に変わっているパターンもある。どれも同じ。
最近は「続きは既に発表されているが、話数の事情で一旦最終回となるアニメ一期」に使われるケースが多い(ちはやふる等)。最初からこのエンドが決定しているため、半端な原作の改変にはなり難い利点がある(後に暗殺教室は完結編となるアニメ第2期が放送された)。
主人公の勇気が世界を救うと信じて!
関連イラスト
補足トリビア
幕末の水戸藩士で、諸生党の中心人物である市川弘美(市川三左衛門)は、天狗党の乱にて武田耕雲斎率いる天狗党を降伏させ、武田及びその親族など天狗党の家族らを続々と処刑したのだが、武田金次郎(耕雲斎刑死時18歳だった為に小浜藩へ流罪となったが、同地では準藩士格として厚遇された後王政復古の大号令による特赦で帰藩、朝廷の権力を傘に藩の実権を掌握していた)率いるさいみ党(天狗党と本圀寺党が合流して出来た派閥)の報復により、水戸郊外の長岡原で逆さ磔の極刑に処されたのだが、その処刑の直前に「勝負はこれから。」と、まるで本記事の題名のような最期の言葉を叫んだと言われている。
関連タグ
もうちょっとだけ続くんじゃ:実際に続くパターン
本当の戦いはここからだぜ:よく似ているが意味・用法共にまったく異なる台詞。
男坂:伝説的な打ち切り漫画だったが、掲載誌を移して30年ぶりに連載再開。2023年にはついに完結した。
虚無る:極めて近く限りなく遠い終わり方。風呂敷を畳めないならいっそどこまでも広げてしまおう気概を感じる。でたなゲッタードラゴン!
「戦いは果てしなく拡大していく結末」とも言える。
ソードマスターヤマト:打ち切り漫画を題材にした劇中劇。作中の伏線をわずか3ページで強引に回収する展開が話題になり、むりやり話をまとめた作品の代名詞となっている。→女王騎士物語
陽あたり良好!:原作は未完に終わり、アニメ版は色々話を広げておきながら、ヒロインの三角関係のみ終わらせ後は丸投げで完結した為、一部視聴者から失笑を買った。
五星戦隊ダイレンジャー:本編50年後にゴーマが復活。「善悪は表裏一体で永遠に決着が付かない」と言う結末に衝撃的且つ物議を醸した。
仮面ライダーキバ、ガイキングLOD:ちゃんと物語を終わらせた上で最後の最後で新たな敵勢力を出し、意気揚々と新たな戦いに出撃するヒーローたちの姿で終わる。
????:2021年下半期にて、この締めがされた作品の1つ。但し、作品終盤の流れとしては『様々なメタ展開が入り雑じった虚構の世界にて、このような存在から完全に脱却し、人物も世界も絶対的な自由を得る』意味合いもある。
めろんぱん学園:15話で「俺たちの~」と「先生の次回作に~」をパロディした。