イルミ=ゾルディック
いるみぞるでぃっく
友達のためにオレと戦えるかい? できないね
概要
暗殺一家ゾルディック家の一員。血液型A型、身長185cm、体重68kg。24歳
シルバとキキョウの間に生まれた5人兄弟の長男で、ミルキ、キルア、アルカ、カルトの兄にあたる。
好物はりんごのうさちゃんとタコさんウインナー(ボイスドラマ「ゾルディック家の食卓」より)。
デフォルトなベタ目で、感情の起伏に乏しく、表情に至っては全く変化がないため能面・人形的な雰囲気のある黒髪ロングの青年。
目的の為なら手段を選ばない冷血漢であり、祖父のゼノとは違い標的とは関係の無い人間も容赦無く利用・殺害し、大量虐殺紛いな行為にも躊躇しない。
ハンター試験を受験したのも、単に殺しの仕事上、資格が必要であった為。
ツボネ曰く「イルミとミルキは母親似で好きになれない」らしく、それが特徴的な目や黒髪のことか性格のことかは不明。ただし、イルミの場合はそれに加えて殺し屋としての道から外れた危険思想の持ち主(能力の都合もあるが、目的の為なら何人でも無差別に殺しても構わないという思考)である事も理由に含まれている。
弟のキルアに対しては異常な執着を持っており、弟が絡むと感情を露わにする事があり、ヒソカからキルアを殺す事を示唆された際は、殺気を剥き出しにしている。また、アルカ(ナニカ)に対しても、その有用性を知った事で狂喜乱舞し、独占欲を見せる様になっている。
第287期ハンター試験合格者。試験中は変装を使って『ギタラクル』という偽名を名乗り、正体を隠していた。
交友関係
父・シルバ=ゾルディックやゼノとは対等なギブ&テイクの関係。また家族以外の人々とはビジネスライクな関係を築いているが、仲間をつくることは無い。
ヒソカや幻影旅団のリーダーであるクロロ=ルシルフルとは交友があり、有料で仕事を引き受ける事がある。付き合いの長さは「クロロ<ヒソカ」らしいが、知り合った経緯や詳細は謎。
アルカを巡る「家族内試練(インナー・ミッション)」では、ヒソカと共に行動していて、そこそこフランクに付き合っている。
キルアの兄
キルアに戦い方を教えた人物。大事な弟を優秀な暗殺者として「作り上げる」為ならどんな手も使い、自身の能力をも使って徹底的に仕込んでいる。
キルアを自身の所有物と見なしている節があり、感情や自由意思、友人を持つことすらも否定している。ゆえに彼の親友であるゴン=フリークスを危険視しているが、ヒソカに釘を刺されている為に手は出していない。逆にイルミの方は、ヒソカがキルアに手を出さないよう警戒している。
イルミが「勝てない敵とは戦わない」という命令を込めてキルアの頭部に針を刺す事で、キルアがいずれ強敵を前に逃亡しゴンを裏切り、殺し屋の道へと戻ると考えていたようだが、蟻編にてキルアが自ら針を引き抜いた事でこの目論みは失敗に終わった(なお、針を刺した行いはシルバから命令されていた事を示唆する台詞を作中で言っている)。
傍から見れば非道で残酷な兄の様にしか見えないが、イルミの仕打ちは全てキルアを深く愛しているが故の行動であり、キルアの頭部に針まで刺したのも、キルアが絶対に死なないようにする為、本人の存命を最優先させる為であった。
実際に弟の為ならば命まで懸ける覚悟なのだが、その愛情はキルアの意志を無視した独善的かつ非常に歪んだ物であるのも事実である。
また、この為か、ヒソカが冗談でキルアを殺す事を仄めかした際には、前述の通り、遠距離に居るキルアが感付くほどの凄まじい殺気を放ちながら「お前を殺すよ?ここで、今…」と言い放った(なお、これにキルアが気づいたことに気づき、「まさかわざと?」と呆れ顔に戻っていた)。
操作系能力者
2024年現在、能力の詳細や名前は不明。
針や鋲に念を込めて、打ちこんだ相手を操作する。
相手の肉体に刺して異常な変形をさせたり、自分の頭部に刺すことで変装ができる(針がなくても短時間なら変装可能)。脳に刺すことで、他人をイルミの意のままに動かすことができる。針を刺した相手に「言いきかせる」ことで制御することも可能。
針人間
念を込めた特殊な針を相手の脳を刺すことで、自身の命令に絶対服従する「針人間」を作り出すことができる。
標的となった人間は、針を刺された瞬間から廃人となり、身体能力が強化される。
針人間はイルミの為に力を使い果たしてやがて死ぬ。また、針を抜いても元には戻ることはない。
95点
ヒソカがイルミを採点した際の点数。
今までイルミが戦った詳細なシーンが存在しないため、実力の程や戦い方には謎が多い。
ヒソカの採点が正確なら、イルミは十二支んに匹敵する強さを持っているということになる。
また、ヒソカと共に自分達を狩りに来た、プロ&アマによるハンターの集団を難なく始末している。