家入硝子
いえいりしょうこ
「役立てるよ 誰に言ってんの」
概要
呪術高専東京校所属の医師。反転術式による傷の治療が出来る数少ない人物。
長い髪と濃い隈、右目に泣きぼくろを持つ気怠げな雰囲気の女性。
酒豪で甘いものが苦手。10代の頃から喫煙していた(アニメでも喫煙はノーカット)が、先輩である庵歌姫に禁煙を進められ、現在禁煙5年目。 しかし、渋谷事変後は懐かしさを感じたようで喫煙を解禁する。
歌姫とはとても仲が良い(食べ物の好き嫌いも同じ)。
五条悟と夏油傑の同級生で、当時は両者のことを「クズ共」と評していた。
と言っても仲が悪い訳ではなくむしろ友人として関係は良好。特に夏油離反後の五条に対しては数少ない理解者でもある。ちなみに2人に対しては、「実はオマエらどっちかのことを愛してたなんてことは天地がひっくり返ってもない」とのこと。
少年院の任務で虎杖悠仁が死亡した際はその身体を解剖することに意欲的で、彼が蘇生すると「ちょっと残念」と口にした。しかし、時に虎杖が真人によって改造された人々を殺した際は気に病まないようフォローしたり、本編の前日譚『東京都立呪術高等専門学校』をアニメ化した劇場版『呪術廻戦0』では夏油の離反に対して朗らかに怒りと呆れを見せる描写があったりと、サイコパスやクールな印象を常に持つが人間らしい感情を持っていない訳ではない。
公式ノベライズでは、仕事終わりに五条と後輩の伊地知潔高の3人で飲みに行く様子が描かれている。
単純に飲みに行くというよりも多忙な上、上から面倒事を押し付けられてストレスをため込んでいる伊地知に気を使った側面が強い模様。
なお、高専時代はショートボブカットで、目の下に隈はなかった。隈ができたのは反転術式持ちの希少さから重症なケガ人が年中運ばれてくるので治療の仕事で忙しく、疲れが絶えないため。
TVアニメ第2期「懐玉・玉折」では、高専時代の家入も描かれ、現代よりも溌剌とした笑顔を見せたり、五条や夏油や後輩達とつるんで放課後に遊んでいる姿が見られた。
高専卒業後に医師免許を(ズルして)二年で取得したらしい。
人物
「実はお前らどっちかの事を愛してた なんてことは天地がひっくり返ってもないけどさ」
「私がいたろ」
「何が独りだ馬鹿野郎」
学生時代の五条と夏油に対しクズ共と言ったり、高専を離反した後に再会した夏油に「犯罪者じゃん 何か用?」と半ば冗談で言い、至って冷静に対応していたため、仲間意識が低いのではないか?と思われる場面が見て取れたが、その実、彼らとの青春は家入にとって宝物であり、五条にも親友だった夏油を失った経験から「誰も一人にさせない」という想いを抱える彼に友人は自分もいるということを解って欲しかった様子が上記から窺える。
また、真人の術式により改造された人間を殺してしまった虎杖に対し「君がやったんじゃない」と叱咤激励してあげていた。
この事から、家入は普段は中立的で感情的にならないクールかつ大人の雰囲気を持っているという印象だが、本質的には人情深く優しい性格であると言える。
能力
余談
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270話のネタバレ注意
新宿決戦を終えて、死滅回游プレイヤー達のその後が描かれる中、家入は受肉体プレイヤーにされて亡くなった津美紀を埋葬し、伏黒と共に彼女の墓参りをしていた。その際にあの世があることは信じていないとは言いつつも、後は火葬するだけでも自分が遺体を綺麗にすれば、その人はあの世で綺麗な姿のままでいられるからやり甲斐のある仕事だと誇らしく伏黒に語っていた。同時に友人である夏油の遺体を自分に任せてくれなかった五条に「馬鹿だよね〜」と少し愚痴る家入に伏黒は五条の優しさを理解して「……ですね。」と返事をした。津美紀の埋葬と墓参りを終えた家入は、過去に囚われず、前に進む事を決意したかのように吸う前のタバコを全て捨てた。