超生命体ジェノサイド
じぇのさいど
概要
サルガッソ事件の黒幕。
実体を持たないエネルギー状の超生命体で様々な物体に乗り移り、それを自身の身体とし、依代が失われても自身が無事ならば宿主を変えることで生き延びる。一人称は「私」で「我こそは絶対にして、完璧なる存在」が口癖。
気ままに宇宙をさすらっていたが宇宙監獄サルガッソに憑依したことでサルガッソ囚人を解放し、彼らの惑星狩りを楽しむようになり、最終的には地球との融合を行うことにした。
各形態
隕石ジェノサイド
隕石に憑依した状態。
元はこの形態で宇宙を気ままにさすらっていた。
サルガッソジェノサイド
宇宙監獄サルガッソに憑依した状態。
隕石ジェノサイドの姿のままで憑依しており、激突した場所も中枢コンピュータールームだった。
メンテナンスロボジェノサイド
サルガッソの崩壊寸前にメンテナンスロボに憑依した状態。
ファイヤージャンボジェノサイド
ファイヤージャンボに憑依した状態。
ファイヤーダグオンジェノサイド
ファイヤージャンボジェノサイドから変形した状態。
ダグファイヤーの代わりに自身がコアユニットになっている。
ジェノサイド空間とも呼べる紫のエネルギーフィールドを展開。
地球ジェノサイド
地球に憑依した状態。
ファイヤーダグオンジェノサイドの状態からジェノサイド空間を展開したことで憑依し、地球上の生命体を洗脳・配下とした。
ジェノサイド人間と化した者たちは全身の色が紫と化し、ジェノサイド同様に「我こそは絶対にして、完璧なる存在」を口癖とし、ジェノサイドの命令通りに活動。
スーパーファイヤーダグオンジェノサイド
ファイヤーダグオンジェノサイドとダグファイヤーがコアユニットのパワーダグオンが合体した状態。
黒幕の出現
サルガッソ囚人全滅後、サルガッソ破壊に赴いたスーパーライナーダグオンと宇宙剣士ライアンに夢を見せる。その夢はとある田舎の中でライアンはライオソードの姿で突き刺さっており、ライナーズ4人は幼い子供の姿に戻っていた。ジェノサイドはライナーズが慕うおばあちゃんに姿を変えて、彼らに襲いかかり、ライアンを含めた5人を洗脳することに成功。
救援に向かったダグシャドー、ダグサンダー、ガンキッドの前に差し向け、5人を介して、真実の一片を語った後、5人を解放。8人全員が中枢コンピュータールームに足を運ぶと自身の正体と地球を新たな依代にすることを明かす。
ダグターボのブレイクホイール、ダグアーマーのファイナルバスター、ダグウイングのブリザードタイフーン、ダグドリルのロックバルカン、ダグシャドーのシャドーバルカン、ライアンのライアンファイヤー、ガンキッドのキッドバルカンが直撃しても(ダグサンダーの攻撃シーンはカットされてしまった)動じず、8人を操り、ダグターボとダグサンダー、ダグアーマーとダグウイング、ダグシャドーとダグドリル、ライアンとガンキッドを同士討ちさせる。
動けなくなった彼等を吸収しようとしたが大堂寺炎が超融合合体したダグベースに8人を救出されてしまい、ダグオンチーム全員の力を結集したダグベースのダグウェーブでサルガッソを破壊されてしまう。
しかし、メンテナンスロボに憑依して、生き延び、ダグベースに潜り込んで地球への侵入に成功する。
黒幕の最期
ライアンとガンキッドの旅立ちと入れ替わるように活動を再開。
ダグベースで作業中の宇津美雷の眼前でメンテナンスロボを自爆させた後、ファイヤージャンボに憑依して、ファイヤーダグオンになると地球をジェノサイド空間に包み込み、ダグベースのダグ光波バリアが展開された山海市以外の生命体を洗脳。同化を免れた者たちもジェノサイド人間を使って、ジェノサイド空間に引きずり込ませることで洗脳していき、邪魔するダグオンチームを民間人や軍隊の戦闘機に攻撃させていく。さらに同化を拒むものは容赦せず、山海高校に避難した戸部真理亜や朝日山壮一たち、逃げ遅れた戸部学や猫を殺そうともしていた。
しかし、パワーダグオンになったエンが強制的に合体したスーパーファイヤーダグオンによって、地球との融合を解除された後、エンと精神世界での戦いを展開。その影響でスーパーファイヤーダグオンは胸部装甲とパワーショベルアーム、脚部装甲が破損し、最終的にはエンの捨て身の大気圏突破でスーパーファイヤーダグオン全体が崩壊し、ジェノサイドは大気圏突破と恐怖から消滅するのだった。
余談
- 演者の大友龍三郎は勇者シリーズでは2作前の勇者警察ジェイデッカーにも出演しており、冴島十三を演じたが冴島は主人公チームのブレイブポリスの創設者ゆえにヒーローとヴィランの両方で上司を演じたことになった。
- ジェノサイドは第45話で初登場したために唐突な黒幕の印象が強いがサルガッソ囚人はサルガッソから自由の身になりながらも誰1人として、自由を選ぼうとはせず、惑星狩りを行い続けたので何者かに操られているかもしれない伏線は張られていた。
- ファイヤージャンボを依代とした理由はメタ的にはスーパーファイヤーダグオンを登場させるためであろうがジェノサイド的には機動力を優先したためと思われる。
- ファイヤージャンボではなく、ダグベースを依代としていたら、ダグオンチームは詰んでしまっていたが…