「融合合体!!」
頭長高 | 10.8m |
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重量 | 20.0t |
最高走行速度 | 200km/h |
跳躍力 | 150m |
総出力 | 32,000BP |
概要
CV:遠近孝一
ファイヤーエンとファイヤーストラトスの赤い融合合体ロボ。
炎を思わせる姿をしており、胸部には大きく配された宇宙警察機構のエンブレムが装甲として備わっている。
各能力のバランスが取れており、弱点である飛行能力の欠如についてもファイヤージャンボを初めとした飛行能力持ちをトランスポーターとすることでカバーしている。
武装・技
ファイヤーブラスター
前腕部装甲から取り出す拳銃。
火炎弾を発射し、スピード重視の連射弾とパワー重視のチャージショットの2種類の撃ち方があり、チャージショット使用時はエネルギータンク部分の球体に炎が灯り「シュート」の掛け声と共に放つ。基本的には左前腕部装甲に収納しているほうを使用する。
ダグファイヤーのメイン戦法でもあり、第1話では合体サンドール星人、第15話ではザゴスロボをいずれもチャージショットで撃破している。
第32話でのデスコップパワードとの戦闘では右前腕部装甲に収納しているほうも使用しての二丁拳銃を披露。
ファイヤースターバーン
胸部装甲の星部分から放つ技で星型を纏った炎。
合体サンドール星人との戦いで初使用し、ファイヤーブラスターの繋ぎ技となる。一方、第3話で液体生命体ガロン星人相手に使用した際にはパイロットのファイヤーエンがガロン星人との等身大戦で吸収されたエネルギーが回復していなかったことから、大したダメージは与えられなかった。
作中ではファイヤーの部分を外し、スターバーンの名で放つことも多かった。
バーニングスターアタック
胸部装甲の星部分から放つ技で星を纏った火の鳥の姿をしている。
第2話でザゴスロボ相手に初使用するも通用しなかった。第45話でワルガイア星人マドーに放った際も通用せず、技名もファイヤースターバーンという間違いもあった。
胸部から放つ火炎弾がファイヤースターバーンと被るためか扱いは悪かったもののスーパーファイヤーダグオンが使用するスーパーメガ光波はこの技が進化したものとも推測できる。
ファイヤーナックル
パンチの型から繰り出す火炎弾。
ファイヤーエンが使用する技と同名のものだがファイヤーエンのファイヤーナックルが炎の拳を直接ぶつけるのに対し、ダグファイヤーのファイヤーナックルは飛び道具という違いがある。
宇宙魔女サキュバスに操られたダグアーマーのグラビトンキックを迎撃する際に初使用。その後の戦闘では機械植物メカージュ星人との戦いで使用された。
作中での動向
第1話「誕生!勇者高校生」で初登場。合体サンドール星人をファイヤースターバーンとファイヤーブラスター チャージショットで撃破。
第15話での3代目ザゴスロボとの戦闘では以前はダグファイヤーでは敵わなかったもののファイヤースターバーンとファイヤーブラスター チャージショットで撃破する成長を見せた。
第47話では超生命体ジェノサイドを捨て身の大気圏突破でスーパーファイヤーダグオンもろとも消し去った際、ダグファイヤーは脱出成功するもエネルギーの負荷でダグファイヤーも大爆発してしまい、胸部装甲のみがサンダーシャトルに回収された。
ファイヤーストラトス
全長 | 3.7m |
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重量 | 1.0t |
最高走行速度 | 480km/h |
総出力 | 3,200BP |
ファイヤーエン専用のダグビークルの一つ。
ブレイブ星人が地球のパトカーをモデルとして作り出したもので、スピードと小回りに優れた性能を発揮。武装として、「スパークフラッシュ」と呼ばれるヘッドライトからの光弾を備えている他、自動操縦機能も搭載されており、エンの意思に応じて彼の元へと急行する。
初登場時には攻撃を回避するために、ビルの壁面さえも難なく走行している他、デスコップとの戦闘においてはドア部分のみをダグファイヤーの腕に変形させることで、横転状態から復帰するといった器用な動きも披露している。
平時はファイヤージャンボの基地形態である「ファイヤーベース」の中央部分に格納されており、事件発生時などにはそこから発進し、地下通路を経由してとある道路に設けられた隠し扉から地上へと出るようになっている。
ダグテクター装着時だけでなく、普段の炎もパトロールの際に使用することがあるが、後部座席はあまり活用される機会がないためか、炎が散らかしたゴミですっかり埋め尽くされてしまっており、後にルナが同乗した際に大目玉を食らったこともある。
ジェノサイドとの決戦の際、スーパーファイヤーダグオンと共にコアとなっていたファイヤーストラトスもまた、大気圏外にてダグファイヤーに変形した状態で爆発四散。唯一残されたダグファイヤーの胸部エンブレムはサンダーシャトルに回収された。
備考
ビークル形態のベースとされたのは、イタリアのスポーツカー「ランチア・ストラトス」であるが、当初からこれがモチーフとして決まっていた訳ではないようで、初期のダグファイヤーのデザイン画稿の中にはストラトスの要素が反映されていないものも散見される。
このベース車種以外にも、頭部や胸などの上半身周りのデザインについてもかなりの検討が重ねられたようで、炎や鳥の要素をよりストレートに押し出したものや、シルバーナイツ(『黄金勇者ゴルドラン』)などに近い西洋の騎士を意識したものなど、決定稿に至るまでに様々なデザイン案が提示された。
胸部は最終的に、大河原邦男がデザインしたダグオンのマークをそのまま大きくフィーチャーしつつ、背広風にまとめたものが採用されているが、没とされた案の中には正面から見た鳥の顔を模したエンブレムが配されたものもあり、こちらは後にファイヤーダグオンの決定稿へと転用される格好となった。
同じく没となった案として、「火の鳥をモチーフとした長剣」を手持ち武器として持たせるというものがあり、このコンセプトはファイヤーダグオンの装備するライオソードへと、形を変えて継承されることとなる。