「融合合体!!」
頭長高 | 10.8m |
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重量 | 20.0t |
最高走行速度 | 200km/h |
跳躍力 | 150m |
総出力 | 32,000BP |
CV | 遠近孝一 |
概要
ファイヤーエンの融合合体形態である、赤い巨大ロボ。
専用のダグビークル「ファイヤーストラトス」が人型へと変形し、そこに重なるようにしてファイヤーエンが融合したもので、胸部に大きく配された宇宙警察機構のエンブレムが特徴である。
攻撃・防御、それにスピードの各方面にバランスの取れた性能の持ち主で、弱点である飛行能力の欠如についても、他の仲間との連携によってこれをカバーしている。
武装として、「ファイヤーブラスター」と呼ばれる赤い熱光線銃を装備している。
普段前腕の装甲内に収められているこの銃は、連射だけでなく高威力の弾丸を発射することも可能で、初陣の相手となった合体サンドール星人などのように、ファイヤーブラスターの一撃が決まり手となったケースもある。
また、通常使用する際には左前腕内から取り出すことが殆どであるが、右前腕内にももう一挺収められており、デスコップパワード戦ではこちらも抜き出して二挺拳銃で戦ったこともあった。
この他にも、前述の胸のエンブレムからは火炎を放つことも可能で、これを星型にした「スターバーン」や、火の鳥を象った「バーニングスターアタック」などの技としても応用することができる。
ファイヤーストラトス
全長 | 3.7m |
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重量 | 1.0t |
最高走行速度 | 480km/h |
総出力 | 3,200BP |
ファイヤーエン専用のダグビークルの一つ。
ブレイブ星人が地球のパトカーをモデルとして作り出したもので、スピードと小回りに優れた性能を発揮。武装として、「スパークフラッシュ」と呼ばれるヘッドライトからの光弾を備えている他、自動操縦機能も搭載されており、エンの意思に応じて彼の元へと急行する。
初登場時には攻撃を回避するために、ビルの壁面さえも難なく走行している他、デスコップとの戦闘においてはドア部分のみをダグファイヤーの腕に変形させることで、横転状態から復帰するといった器用な動きも披露している。
平時はファイヤージャンボの基地形態である「ファイヤーベース」の中央部分に格納されており、事件発生時などにはそこから発進し、地下通路を経由してとある道路に設けられた隠し扉から地上へと出るようになっている。
ダグテクター装着時だけでなく、普段の炎もパトロールの際に使用することがあるが、後部座席はあまり活用される機会がないためか、炎が散らかしたゴミですっかり埋め尽くされてしまっており、後にルナが同乗した際に大目玉を食らったこともある。
ジェノサイドとの決戦の際、スーパーファイヤーダグオンと共にコアとなっていたファイヤーストラトスもまた、大気圏外にてダグファイヤーに変形した状態で爆発四散。唯一残されたダグファイヤーの胸部エンブレムはサンダーシャトルに回収された。
備考
ビークル形態のベースとされたのは、イタリアのスポーツカー「ランチア・ストラトス」であるが、当初からこれがモチーフとして決まっていた訳ではないようで、初期のダグファイヤーのデザイン画稿の中にはストラトスの要素が反映されていないものも散見される。
このベース車種以外にも、頭部や胸などの上半身周りのデザインについてもかなりの検討が重ねられたようで、炎や鳥の要素をよりストレートに押し出したものや、シルバーナイツ(『黄金勇者ゴルドラン』)などに近い西洋の騎士を意識したものなど、決定稿に至るまでに様々なデザイン案が提示された。
胸部は最終的に、大河原邦男がデザインしたダグオンのマークをそのまま大きくフィーチャーしつつ、背広風にまとめたものが採用されているが、没とされた案の中には正面から見た鳥の顔を模したエンブレムが配されたものもあり、こちらは後にファイヤーダグオンの決定稿へと転用される格好となった。
同じく没となった案として、「火の鳥をモチーフとした長剣」を手持ち武器として持たせるというものがあり、このコンセプトはファイヤーダグオンの装備するライオソードへと、形を変えて継承されることとなる。