概要
当時のボンボン1といっても過言ではないほどの圧倒的な画力による緻密な描き込みと、シリアスな演出や描写が非常に上手く、世界観やキャラクターを壊さずに様々なドラマを盛り込んだ。
X2のブラックゼロ、X3のビームサーベルと黄金エックス、X4のアルティメットアーマーなど、ルートによっては回避できるイベントや隠し要素もドラマティックに取り込み、ファンを沸かせた。
それまで同誌ではゲームを漫画化した作品はストーリーをなぞるだけの攻略漫画に近いものになりがちだったが、岩本氏の作品はそれらと一線を画す出来となっており、「二次創作のお手本」とも呼ばれている。
あまりの出来に準公式扱いになっており(『ロックマン×ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』に、スタッフ内で漫画が話題になった旨が書いてある)、岩本氏がサントラジャケットを描くことになった際、漫画版オリジナルキャラクターであるマーティを描いてもよいと言われたことさえあり(結局岩本氏は描かなかったが)、最近では岩本氏のエックスがフィギュア化されたりもしている。
X4からストーリー面の演出が強化されたのは、制作陣が岩本版に触発されたためでもあり、ロックマンXの世界に与えた影響は非常に大きい。
たが、凄まじい画力と演出がコミックボンボンという幼年向け雑誌にそぐわなかったのか、編集長の交代でX4の連載中に他の漫画共々打ち切りとなってしまう。
しかしほぼ同時期に本山一城氏のスーパーマリオ、ほしの竜一氏のナイトガンダム物語をはじめ、よりによってロックマンX同様人気を集めていた看板漫画を一気に打ち切ってしまったため、読者離れが続出。
ボンボンをボンボンたらしめていた要素が一気に抜けてしまい、結局黄金期の人気は戻ることなく休刊を迎えてしまった。
現在このボンボン版ロックマンXは、単行本未収録分及び描き下ろし分を収録した復刻版がブッキングより刊行されている。また、令和3年8月11日から電子書籍版も発売された。
なお、岩本氏はアクションゲームが苦手であり、攻略動画を手本に漫画を描いていたという。
ボンボンで掲載された作品は打ち切りや未単行本化となる事が多く、事実上打ち切りなしで連載を終わらせ、なおかつ単行本も出て全話収録されたのはマシュランボーくらいか。
おもちゃ好きでボンボン本誌でもコレクションが挙げられていた。
現在もpixivにてイラストを投稿しており、ロックマンXDiVEの絵も(漫画家故の仕事の速さで)続々と投稿されている。
執筆作品
- カブトボーグ(webコミック)
- 模型戦士ガンプラビルダーズ
- ケロロ偉人伝
- スーパーロボット大戦(読み切り、4コマ)、
- 闘神デビルマン
- トランスフォーマーギャラクシーフォース
- マシュランボー
- ロックマンX(コミックボンボン)
- モバイルレーサー 疾風れ、流星
- ガンプラ武蔵