ガーグァとは「モンスターハンター」シリーズに登場するモンスターの一種である。
概要
『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)で初登場した鳥竜種モンスター。別名は『丸鳥(がんちょう)』。
ジンオウガ・アオアシラと共に、2010年3月16日にMHP3が発表された当初から公開されていた新モンスター。
攻撃手段も貧弱で、誰にでも倒せる。また、家畜としても利用されており、荷車をひいたりもしている。つまり、旧来作品のアプトノスとかのポジション。
生息地はユクモ村及びカムラの里周辺の渓流と大社跡だけ…と思いきや、遺跡平原や原生林、古代林にもいる。
入手できるアイテム
羽根は装備にも使う。生肉も剥ぎ取れる。見た目のモデルはドードー鳥もしくはクイナだと思われる。
相手が気付いていない状態で後ろから攻撃すると、驚いてタマゴを産む。たまにフンや薬草、虫の死骸も落とす。
ただ、産んだ卵をすぐに拾おうとすると後ろにヒップアタックしてくるので注意が必要。また、すぐに運ぼうとすると嘴でつついてくるので逃げるのを待つかすっぱり倒してしまおう。
落し物の時に卵を出す場合、オブジェクトが本来の光ものではなく卵がそのまま出現してくれるためすごく解りやすい。レアである金の卵なら拾う前からそのまま光っている。
また、固有素材「丸鳥の羽」は地味にレアじみた出現率をほこる。
村の女性に話を聞くと、驚くと卵を産む習性を子供たちが面白がって、家畜のガーグァを苛めるようなことを困っているような描写がある。
ガーグァと雷光虫とジンオウガ
ガーグァは草だけではなく虫も好む雑食性のため草食種に分類されていない。
嘴は丈夫で絶縁性も高く、雷光虫にとっては最大の天敵。
そのため雷光虫はガーグァの天敵・ジンオウガに取り付くことで互いに電力を供給しあう共生関係を築いている。
言い換えれば、ガーグァがいる→餌となる雷光虫がいる→雷光虫と共生関係にあるジンオウガもいる可能性が高いということである。
このため、新作映像にガーグァが映り込んでいると「もしかするとジンオウガも登場するのではないか?」という意見がファンの間で上がるのがお約束となっている。
余談
ガーグァの分類から見える可能性
前述した通り鳥竜種に属するガーグァだが、その姿は鳥竜というよりまんま鳥であり、(退化しているとはいえ)翼膜の無い羽だけの翼を持つ。
また、ガーグァの厳密な分類は『竜盤目 鳥脚亜目 真鳥下目 丸鳥科』であり、他の鳥竜種達(鳥竜下目・走竜下目)とは下目が異なる(ついでに、鳥竜種で唯一下目に“竜”の字が入っていない)。
更に、下目に入っている真鳥(しんちょう)とは、現実では文字通り正真正銘の鳥を指し、(恐竜という枠で見た)鳥類の分類にも使われる名称である。
以上のことから、ガーグァは“歴とした鳥類”で、モンハン世界の鳥類は“鳥竜種の1種”なのではないか?という可能性が生じている。
アロワナの分類のように、これまでも『現実に近い生物が意外な分類だった』という事例はあった他、環境生物の中には翼爪や歯を持つ鳥が見られることなども、この可能性を高めている。
鳥竜下目の飛竜型モンスターが軒並み“鳥”と呼ばれ、全く竜扱いされていない理由も、「鳥っぽいから」ではなく「実際に鳥の親戚だから」なのかもしれない
(事実、樹形図を見ると鳥竜下目・真鳥下目は走竜下目より後で分岐しており、鳥竜種の中でも特に近縁である)。