ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
黒姫(Fate)の編集履歴2025/01/26 20:12:15 版
編集者:霊鳳
編集内容:プロフィールに追記

プロフィール

真名黒姫(高梨黒姫)
クラスセイバー
性別女性
身長157cm
体重45kg
出典黒姫物語
地域日本
属性秩序・善・地
好きなもの美しい御髪(おぐし)、猿、蛇
嫌いなもの髪が痛むような事、蛇
ILLUSTマシマサキ
CV黒木ほの香

実在の人物である可能性は否定できないが、

サーヴァントの黒姫は「物語の登場人物」としての側面が濃いため、副属性は地となる。

概要

Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスサーヴァント。レアリティは☆4。

期間限定イベント『育て!マイ・リトル・ドラゴン』で実装され、終了後は恒常ガチャに追加。

真名

長野県信濃地方の民話『黒姫伝説』の主人公で、蛇に見初められた武家の姫君、『黒姫』

信濃の国の美しい姫とされており、求婚の願いが後を絶たなかった程だったという。

ある日、山奥の大沼池の主である大蛇が黒姫に恋をしてしまい、若侍に化けて城へ向かい、彼女の父で城主の高梨政盛に「姫を嫁に下さい」と頼み込んだ。政盛はこの頼みを拒否し追い返そうとしたが、大蛇がその正体を明かし、「どうしても姫を嫁に欲しい」と城主に迫った。すると政盛は「私の馬の後から城のまわりを二十一まわり出来れば、黒姫をお前の嫁にやろう」と条件をつけ、大蛇もそれに応じる。

城の周りには、蛇の嫌いな鉄の柵が張りめぐらされ、さらに刀が何本も結びつけられていたが、やっとのことで二十一まわりした。しかし、政盛は約束を守ろうとせず、怒り狂った大蛇は池の水を落とし、水害を起こそうと嵐を巻き起こした。

この様子を見ていた黒姫は、大暴れする大蛇に「あなたの嫁になります。だから暴れるのをやめてください」と言い放つ。すると、大蛇は暴れるのをやめ、黒姫を背に乗せて山奥へと消えていった。

信濃町にある『黒姫山』は、この話が元となって名前がついた山であり、大蛇と黒姫が去っていった山とされている。

しかし、以上の物語はあくまで日本に伝わっている『黒姫伝説』の一つのバリエーションでしかなく、地域と時代によって結末は変遷している。場合によっては、大蛇につきまとわれることで両親に心配をかけさせまいとあえて一人出奔し、大蛇を退治すべく旅に出るという冒険譚すらある。

サーヴァントとしての黒姫は、それらの物語の可能性が全て重なり合った存在である。

すなわち彼女は「蛇を殺すもの」であると同時に「蛇を愛するもの」でもある。

彼女本人も自分がそのような存在であることを認識している。基本的には善良な姫であるため、悪い蛇は殺し、良い蛇は愛する、ということになるのであるが……

「必ずそうなる」とは言えないのも、また、愛なのかもしれない。

人物

一人称は「私(わたし)」。

長い黒髪を持つ美少女。右眼周りには二筋の傷跡のようなものが見られる。

服装は現代の文化の影響を受けてか、四角い黒縁メガネとモノクロのセーラー服を身に纏い、一昔前の文学少女や華族令嬢じみた雰囲気を放っている。

能力

セイバークラスの適性の原因と思われる刀を携えている。

ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香CCBACB

保有スキル

対魔力(B)セイバーのクラススキル。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗(C)セイバーのクラススキル。騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、野獣ランクの獣は乗りこなせない。
山神の加護(B)あるバージョンの伝承では、怒った蛇が大水を用いて街を飲み込もうとしたが、土地の山神(地獄谷の主)が焦熱にてその水のほとんどを蒸発させて護ったとされる。また髪と剣で蛇を退治した場合も、白髪の翁の導きがあったとされる。それも人ならざるものであった可能性は高い。詳細は定かではないが、黒姫が何らかの神仏の加護を受けているのは確かである。
霊妙なる御髪(A)民たちを救うべく城を出たのち、黒姫は切った髪を川に流すことで向かうべき場所を知った。さらに出会った翁に渡したのも宝剣と髪であり、それらが蛇の撃退に結びついた。古来より女性の髪には霊的な力が宿るとされているが、特に黒姫の髪には特徴的な力があると考えられる。その髪は魔術的な干渉があれば(場合により、なくとも)様々な霊寵をもたらす可能性があり―――そして純粋に、美しい。
黄金律(蛇&体)(B)現在詳細不明。黄金律(体)の亜種スキルと思われる。

黒姫物語・髪流(くろひめものがたり・かみながし)

  • ランク:B
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:1〜50
  • 最大捕捉:1人

「我が髪と刀にて。」

「国守(くにもり)の剣よ、導きの髪と流れて邪を祓え。明邪の果て、刃は竜蛇へ届けらる。『黒姫物語・髪流(くろひめものがたり・かみながし)』

霊的な力を具えた髪を一気に切断し、その力を以て高梨家に伝わる宝剣の力をブーストする宝具。

「蛇を倒す旅に出た際、『進む道をお教えください』と神仏に祈りながら髪を切って川に流したところ、不思議なことに髪が川を遡り、行く先を教えた」「池に髪と剣を投げ込むと蛇がそれを飲み込んで死んだ」という伝承に由来する性質を持つ。

つまり髪と共に流された宝剣は、その刃の切れ味を強化されたうえで、「在るべき場所に必ず向かう」という因果に根ざしたホーミング的機能を発揮するようになる。

伝承強度的に比べるべくもないが、牛若丸の『遮那王流離譚』と似たタイプのエピソード宝具。

『黒姫物語・六地獄焦熱』

『黒姫物語・岩倉池の蛇』

なども存在する。

ゲーム上での性能

宝具性能や一部スキルはレアリティが上のディオスクロイに近いが、総評すると「単体向け竜・蛇特攻宝具アタッカー」と「竜・蛇属性の味方専門のサポーター」を両立した性能。同クラスであれば同じ竜特攻持ちのジークフリートシグルドだけでなく、騎士王などの火力アップの一助になる。

単騎でもそれなりの活躍はできるが、宝具の性質上特攻が通じるエネミーにぶつけるのが好ましい。

関連人物

生前

大蛇

生前、黒姫に恋をした大沼池の主。

また彼は話によっては大蛇ではなく、黒龍になっていることがある。

黒姫としては婚姻は不本意だったようで事あるごとに悪態をついている。

高梨政盛

黒姫の実父。大蛇に自身の馬の後から城のまわりを二十一まわり出来れば黒姫をやると言ったが、大蛇が達成したにも拘らず約束を破り彼を怒らせたが、最終的に黒姫は彼の元へ嫁いだ。

Fate/GrandOrder

藤丸立香

契約したマスター。自身と同じく自分しかいないという理由でカルデアのマスターという役目を担っている事に親近感を抱いている模様。

清姫刑部姫鶴女の君

黒姫と同じく日本の民話・伝説由来のサーヴァント達。

清姫は蛇とゆかりのある(というか蛇そのもの)点、刑部姫とは再臨によって眼鏡をかけている点が共通する。

鬼女紅葉

時代は違う(黒姫は室町時代後期、紅葉は平安時代)が、同じく長野の伝説由来のサーヴァント。

長尾景虎上杉謙信

父の政盛は景虎の曾祖父であり、景虎から見れば、黒姫は大叔母(祖父母の姉妹)に当たる。そのため景虎に対しては親類ではないかと思い親近感を抱いている。

牛若丸

黒姫が所有する刀は、高梨家の先祖が彼女の兄である源頼朝から拝領したものなのだという。それゆえ牛若からは「源氏の匂い」がすると指摘されている。

望月千代女

出身地、レアリティ、第一再臨における右目の眼帯、蛇と因縁がある、と共通項が何かと多い。さらに何の偶然か、彼女が仕えていたのは景虎の終生のライバルであった。

お竜さん

長い黒髪で黒いセーラー服を着用しているという共通点を持つ。こちらは大蛇の物の怪である。

余談

我らが黒髭と黒姫は一字違いの為、(黒髭のほうが)"汚い方のくろひー"等と呼ばれたうえ、コスプレをして黒姫を騙る黒髭という悪魔合体イラストを生み出す事に。

これはひどい

その黒いセーラー服や黒い長髪というデザインに羽衣狐ぬらりひょんの孫)や更衣小夜BLOOD-C)、果ては遠野秋葉を連想するネットユーザーが多かったとか。

第一再臨のヴィジュアルが右目を包帯で覆っている外見だったため、またしてもメカクレ大好きな某海賊が注目されることになった。つくづく話題に事欠かない男である

ただし彼のストライクゾーンは「前髪で目が隠れているもの」なので、黒姫に反応するかどうかは不明(参考までに彼が活躍したシナリオでの仲間に千代女(第二再臨で眼帯をしている)がいたが、無反応)。とは言え、とあるストーリーで同じように包帯で目を覆ったサーヴァントに反応していたので、可能性はある。

関連記事

親記事

黒姫(Fate)の編集履歴2025/01/26 20:12:15 版
編集者:霊鳳
編集内容:プロフィールに追記
黒姫(Fate)の編集履歴2025/01/26 20:12:15 版