大陸
19世紀後半に南米のマヤで発見された古文書に、災害で海に沈んだ王国の伝説が記されており、研究者の解読でその名が「ムー(Mu)」と翻訳された。
20世紀前半にイギリス人のジェームズ・チャーチワードがイギリス軍従軍中にインドで見つけた石盤を解読し、1万年以上も昔に太平洋上には海に沈んだ大陸と王国が存在していたと発表した。しかし、石盤を見つけた時のチャーチワードは16歳と若すぎるため、彼の創作であると現在では見なされている。
現在でもアトランティスやレムリアに匹敵する未知なる大陸として知られ、オカルト方面では非常に有名であり、実在を信じて研究をする者もいる。戦前の日本ではムー大陸にあった文明の子孫が日本人と皇室であると主張する者もいた。
一説にはポリネシア系海洋民によって成り立った海洋国家の版図がムーを意味するものではとも言われる。
雑誌
上記のムー大陸が由来で、1979年から現在まで続く長寿雑誌でもある。UFOや宇宙人、超能力、UMA、幽霊、妖怪、超古代文明、オーパーツ、超科学、疑似科学、陰謀論などのオカルト全般では日本随一である。意図的なゴシップやおふざけものも扱っている。
とは言え彼らもかなり真面目で、近年大西洋海中で発見された大陸痕跡の情報に編集者が「ヤッホー!」と喜んでいた。