マゼランとは
- 初めて世界一周をした船団を率いた冒険家「フェルディナンド・マゼラン」ことフェルナン・デ・マガリャンイス。ただしマゼラン本人は旅の途中でラプ=ラプに討たれ戦死しており、船団に伴っていたマレー人奴隷のエンリケが初の世界一周者となった。
- 機動戦士ガンダムに登場する宇宙戦艦。名前の由来は1から。本項で解説
- 少年漫画『ONEPIECE』の登場人物→マゼラン(ONEPIECE)
- 『銀河』の種類「マゼラン雲」「大マゼラン雲」「小マゼラン雲」<Wikipediaによる『マゼラン雲』の説明→こちら>
概要
地球連邦軍の主力宇宙戦艦で、全長327メートル、連装メガ粒子主砲7基14門(主砲2基+副砲5基の説有)、対空機銃及びミサイルランチャー多数等の火力に優れていて、連邦艦隊の旗艦を務めることが多い。一年戦争開戦前はレーダーを利用した遠距離砲撃能力や味方艦との連携攻撃を主眼とした複合火器管制システムを誇ったが、ミノフスキー粒子の開発により、MS(モビルスーツ)による有視界戦闘が主流となると、戦力としては無力化され、開戦当初は巡洋艦サラミスと共にジオン軍の「ザク」の前に次々に撃沈した。
V作戦を経て開発された連邦軍MS「GM」が登場し、ビンソン計画によりオデッサ作戦の勝利後の宇宙反攻作戦では再び多くが建造され、GMを搭載しソロモン攻略戦や、ア・バオア・クー戦では艦隊の中心となって勝利に貢献する。
MS登場で一気に役立たずとなった存在だったが、連邦もMSを開発してからはその運用艦として多数使用されている。対艦戦闘ではその強力な火力が健在であり、劇中ジオンの重巡洋艦チベを圧倒して撃沈する場面もあった。レビル、ティアンム、ワッケインと言った主要提督の座乗艦にもなっている。
ジオン軍の艦艇と比較すると「THE ORIGIN」ではマゼランの火力に匹敵するのはグワジン級だけとされていた。MS相手にバズーガの一撃で沈む場面も多く見られたが、ムサイやチベとてガンダムやコアブースターの攻撃で簡単に撃沈しているので、特に防御力に差があったわけではない。
MSを搭載する際は艦内に入れるというより甲板に並んで立たせるような表現があり、そのままでは母艦能力が高いとは言えないようである。見た目にも改造されたパターンでは前部主砲を撤去してカタパルトデッキやサラミス改のような「膨らみ」を持たせてみたり、ゲームでは逆に後部砲塔を撤去してMS格納庫と思われるものを増設されたパターンも確認されている。
機動戦士Zガンダム以降の登場はほとんど見られない。