1.英語で力を意味する語。タロットカードの大アルカナの一枚。
2.ブラック★ロックシューターに登場するキャラクター。本項で解説。
3.マジカルドロップに登場するキャラクター
概要
OVA
顔見せ程度に少しだけ登場。
どのような立ち位置なのか現在のところ不明だが、神足ユウと容姿が似ているところもあるため、何らかの関連性が考えられる。
小柄な体躯に短く切り揃えた銀髪、両手に装着した削岩機のような武器オーガアームと、悪魔のような尻尾が特徴。
huke氏の画集『BLK』に掲載されたコンセプトデザインではかなり濃い褐色の肌だったのだが、劇中本編では黄色い肌に変更されており、フィギュアなどでは黄色い肌になっている。なおデザイン過程において、黒髪に白い肌のストレングスも検討されていたようである。
ぶらっくろっくちゃん
ろっくちゃんの友達「スーさん」として登場。例によって台詞はない。
ろっくちゃんの方は友達と認識しているようだが、スーさんはかなりマイペースな性格でろっくちゃんをしばしば物理的にも振り回す。
かなりの大食いで、寝ながらも食事を続けたり、スイカを握り潰して食べたりするなど、食欲に対しては忠実過ぎるくらいに忠実。
基本的なデザインはオリジナルに忠実だが、ろっくちゃん同様二頭身体型で描かれており、またフードを被っていない。
TV版
OVA版ではチョイ役以下の扱いであったが、TV版では作品のテーマを担う重要な役回りを与えられ、出番・活躍共に格段に増えている。
4話にて登場し、BRSのテーマと共に、チャリオットの死骸を谷底へと投棄している。TV版のストレングスは他の思念体と性質の異なるイレギュラーな存在であるようだが・・・?
正体は「現実にいるはずの神足ユウ本人」。育児放棄同然の家庭環境や学校での虐めにより現実世界に絶望したユウは、自身の思念体であるストレングスに感情が芽生えた事(そもそも思念体に感情が芽生える事自体がイレギュラーであり、ストレングスはユウの受けた過剰なストレスが遠因であったと推測している)を利用し、互いの立場を入れ替えたのである。要するに壮大な現実逃避であり、以来10年近くを虚の世界で闘いに明け暮れていたと推測される。そこ、ひきこもりとかいうな。
TV版に仕込まれた大がかりな仕掛けとしてキャストのインタビューでもそれとなく仄めかされていたが、「同じバスケ部であるはずのこはっちがユウを知らない」「ユウの影が描かれていない」「虚の世界を知っている」「入学したばかりのはずなのに、既にサヤと仲が良い」などの事から序盤で看破していた視聴者もいた。
7話においてインセインブラック★ロックシューターと交戦。ユウを止めようと現実世界のストレングスが介入するも、逆にマト同様取り込まれてしまい、虚の世界のユウはパワーアップを遂げる。
最終的にオリジナルのストレングスはユウの為に自滅を図り、最終話ではユウの抱えた痛みと共に消滅した・・・のだが、その後何事もなかったかのように再登場している。現実に帰ったユウによって新たに生み出された別個体なのか、それとも単にストレングス本人が復活したものなのかは不明。
レベルを上げて物理で殴るパワーファイターのようにも思えるが、10年以上戦闘に身を置いていただけの事はあり、オーガアームを局面に応じてキャノン砲やガトリングなど様々な形態へ変形させたり、変化し続けるルービックミラーブロックス状の地形を利用してインセインブラックロックシューターを追い詰めるなど、本編中ではテクニカルな戦闘スタイルを披露。BRSの胎内に取り込まれていたマトの妨害もあったとはいえ、それまでは負け知らずだったBRSを叩きのめす大奮闘をみせた。
OVA版との明確な違いとして、肌の色がより浅黒くなっており、瞳はオレンジ色に、オーガアームと尾がより大型のものへ変更されている。
ユウを取り込んだ際はオーガアームが四本腕へ変形。オーガアームの肘の部分がレール状になっており、伸縮自在になっている。
アルカナ
ソーシャルゲームとして展開された際はアルカナの一人として登場。暗示するアルカナは「力」、二つ名は「沈黙の妖精」
元は皇帝家に仕える由緒正しい家系の出自だが、諸事情により左遷され、傍系であるブラックゴールドソーの配下となっている。皇帝を守れなかったという負い目を抱えているものの、現在の主人であるブラックゴールドソーへの忠誠心は強い。
こちらではボクっ娘で、『ぶらっくろっくちゃん』の設定を反映したものか大食いの設定がある。好きなことは昼寝、苦手なものはブロッコリー。
おおまかなシルエットは共通しているものの、オーガアームが腕に接続されていなかったり、フードが帽子になっていたり、歴代のストレングスの中でもデザイン状の差異が大きい。
公式ツイッターにて「妹にしたいキャラ」などと書かれている。