概要
ブラック★ロックシューターの一連の作品群に登場するキャラクターの一人。主人公「ブラック★ロックシューター」のライバルとして扱われる事が多い。緑をキーカラーとし、黒いドレスに身を纏い、2体の黒い髑髏「スカルヘッド」を従え、大鎌「デッドサイス」を武器としている。
OVA
OVAではブラック★ロックシューターと対決するメインヴィランとして登場。
ブラック★ロックシューターとの激戦によりデッドサイスをへし折られたものの、ドレスから射出した鎖でブラック★ロックシューターを拘束。
その後ヨミと一体化していたようであるが、ブラック★ロックシューターに抱きしめられた事でデッドマスターの方は消滅した。
背中をばっくり開いたワンピースドレスに、骨のような翼と角が特徴的。
ぶらっくろっくちゃん
「ぶらっくろっくちゃん」では、「でっちゃん」と呼ばれ、ろっくちゃんのお母さん的立ち位置にある。
よきかな。
イノセントソウル
ハザマに落ちた魂ヨドミを狩るブラックスターの一人「デッド」として登場。ロックの眼前に現れ、浄化された魂を捕食するという奇行に走る。
食欲旺盛で常に涎を垂らしておりロンから「ヨダレ女」と呼ばれた他、寝ぼけてロックの頭髪を食おうとした事がある。なおオマケ漫画などでは一応体重を気にしているらしい。
魂を捕食していたのはラムの差し金によるもので、その目的は蘇って恋人の元へ帰る事であった。しかしそれがラムの狂言である事が暴露された事で精神崩壊を起こし、ハザマをも揺るがすほど強大なヨドミへと変貌を遂げる。ロックとの激闘の末、元の姿に戻って消滅した。
服装がかなり異なっており、武器も鎌ではなく三叉槍になっている。
THE GAME
デッドマスター本人ではないが、同名の雑魚キャラクターが登場。こちらも巨大な鎌を使うが、それ以外に共通項はない。
TV版
OVA版でBRSのライバルとして登場したデッドマスター。TV版においてはヨミの思念体として登場し、幾度かド派手なバトルを展開してくれる。
当初はカガリとヨミの関係性を反映したものか、デッドマスターもまたチャリオットに鎖で囚われ無理やり戦闘に加担させられており、1話ではBRSを鎖で縛り上げチャリオットに攻撃のチャンスを与えるという連係プレーを披露した。
能力に関しては鎖や骸骨の眷属を操り、鎌を武器とするなどOVA版に準じているが、差異としてデッドサイスは柄の部分が鎖状に分割できるようになり、またスカルヘッドの他にも骸骨の兵隊を多数従えている。スカルヘッドもかなり巨大化しており、骸骨兵達と合体するという荒業も見せつけている。チャリオット戦では乗り気ではなかったからか終始陰鬱な表情であったが、再戦時は下っ端の骸骨兵士を踏みにじり、飛び掛かるブラック★ロックシューターに笑顔で応じるなどSっぽい一面も見せた。
チャリオットがBRSに追い詰められ、ヨミがカガリの自立を促した事で、デッドマスター自身もチャリオットの束縛から逃れたが、途中で乱入したブラックゴールドソーにより、デッドマスターは撤退。その後ヨミの精神崩壊に呼応して再び活動を開始し、BRSと死闘を繰り広げた。
これらの闘いを目撃したマトはBRS達を止める為虚の世界へ干渉しようとした矢先、デッドマスターはBRSによって串刺しにされてしまい、BRSと融合しかけていたマトは精神崩壊を起こし、BRSがインセインブラック★ロックシューターへ変貌を遂げるきっかけとなってしまう。
その後チャリオット同様谷底へ投棄されていたが、7話にて復活の兆しを見せ、最終話にて復活。インセインブラック★ロックシューターと対峙したマトへ力を貸した。一つとなった世界においても生き延びている様子。
キーカラーである黄緑を強調され、ウェディングドレス(あるいは喪服か)をイメージしたのか頭にはベールを被り、とこどころにフリルやリボンが飾りつけられているなど、シンプルだったOVA版と比べるとやや豪華なデザインになっている。また本体のヨミが眼鏡っ娘に変更されたのを受け、デッドマスターの方も眼鏡をかけている。
アルカナ版
ソーシャルゲームとして展開された際、アルカナの一人として登場。暗示は「死神」、二つ名は「翡翠の小悪魔」。
神の代弁者を担う巫女の一人であったが、ウィルスに感染し眠りの呪いに侵されていたところを、ブラックゴールドソーにより蘇生され配下となる。ウイルスの影響からか錯乱した破滅的な思考形態の持ち主で、目についたものを徹底的に攻撃する戦闘狂であるらしい。
好きな場所は「高いところ」、嫌いなものは「音楽」であるとのこと。OVA版の設定を反映したのか特技は「バレーボール」となっている。
OVA版とTV版を折衷したようなデザインになっており、頭にはベールではなく、頭巾を被っている。
DAWN FALL版
CV:早見沙織
歴代とは打って変わって、雰囲気はそのままにデザインが大幅に変更。髪が緑になり服装もドレスからグレーのボディスーツと黒いポンチョへイメチェンしており、ポンチョには赤い骸骨が付いている。
武器も鎌ではなく、バイク『ブラックトライク』備え付けのスナイパーライフルによる狙撃と、使用者に飛行能力を与えられる一対のウィングブーメランになった。
本作においては特殊なナノマシンで不老不死となった強化人間『ヘーミテオスユニット』のひとりとして登場する。エンプレス(ブラック★ロックシューター)とストレングスとは幼い頃『ライトハウスNO.8』で出合った仲間なのだが、とある事情から記憶が混乱してしまっている。
性格は一言で表すならば「ヤンデレ」、その次に「チョロイン」である。
3話より登場、エンプレスに対し「愛してるけど憎んでる。憎んでるけど愛してる」「(愛ゆえに)殺してから犯す、犯してから殺す」と、自身の手で殺そうと迫る。が、これが高じてエンプレスを襲う外敵に対しては、「自分が殺すため」と攻撃する。
エンプレスを殺そうとする理由としては、「人類に味方しても傷つくだけ」「アルテミスが無くなっても、人間は勝手に殺し合う」「そして地球環境も元には戻らない」「ならば愛する人(エンプレス)を殺して自分も死ぬ」というもの。殺した後にはエンプレスの死体を用いて、自慰行為をする旨の発言をした。やべーやつ……。
その後第4話でシャーロットに手足を吹き飛ばされる重傷を負うも、エンプレスにより助けられ、以降エンプレスに惚れ直し彼女に協力して他の皆と一緒に戦うようになる。ただし、あくまでもエンプレスの事が最優先で、他の連中は二の次と感じている様子。
虫の類が大の苦手らしく、第8話では虫に酷似した鉄海生物を前にして激しく取り乱す一面を見せた。
第10話で、記憶の混乱の原因は、ルナティックから拷問を受けて洗脳されたためであり、発狂し混乱していたところを、エンプレスがナノマシンで鎮めた事が明らかになる。
最終決戦では窮地に陥ったエンプレスを助けるべくルナティックを狙撃するが、逆に凄まじい反撃を受け体を穴だらけにされた挙句、最後は上半身を吹き飛ばされてしまった。
50年後には(復活時の調整ミスで)幼い見た目のデッドマスターが新たに登場する。
名前の由来は、タロットカード大アルカナ13番目の札「死神(DEATH)」から。エンプレスから差し出されたタロットを引いた時、死神の札だったことから本人は最初がっかりしていた。が、エンプレスから「死神の王=デッドマスターならかっこいいかも」と言われ、以後その名を名乗るように。
ちなみに、この頃からエンプレスを想い、彼女の事を「マイエンジェル」と慕うようになった様子。やっぱりチョロい。