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F-15SEの編集履歴2013/08/30 20:49:23 版
編集者:iks
編集内容:KFXについて

F-15SE

えふじゅうごえすいー

F-15Eをベースにした第4.5世代戦闘機。F/A-18E/Fのようにステルス性能を取り入れ、近代化を図っている。現在も鋭意開発中。

サイレント・イーグルとは

1996年、マグダネル・ダグラス社はF-15Eをもとにステルス性能を取り入れた改修型F-15の開発を発表する。

そうして開発されたのが『F-15SE』で、「サイレント・イーグル」と命名されている。

一番の特徴はステルス性能のために大きく変更された外観で、これは

・ステルス性能のため、兵装を機内(コンフォーマルタンク)内部に収容する

・垂直尾翼を外側に10度倒してレーダー波の反射を少なくした(現在は諦めた模様)

・電子機器を入れ替えて最新式に

・機体各所にレーダー波吸収剤を採用(これはオプションになる模様)

といった改修によるもの。

その代わりに兵装の搭載量は減少しており、搭載できるのはAIM-120・AIM-9等のミサイルが計4基程度となる模様。

またボーイング社は『機体前面のステルス性は、F-22F-35などの第5世代ジェット戦闘機に匹敵する程度にまで向上させることが可能』(wiki)としているが、正面以外のステルス性は劣るということでもある。

やはり第4世代ジェット戦闘機を基にするには限界があるのだろう。

正面だけのステルス性

正面だけでも馬鹿には出来ない。

現在、戦闘機が空戦に移る際、まずはレーダーでお互いを捕捉し、中距離ミサイルから順番に撃ちあうことになる。

この時に正面のステルス性があると、敵の捕捉を避け、なおかつ先制して攻撃することができるのだ。現代の空戦はすでに戦闘機の性能だけでなく、レーダーやコンピュータの性能で優劣が決まるようになって来ているので、たとえ正面だけだったとしても重要な事である。

採用について

F-15SE輸出先の有力候補として国名がいくつも挙がったが、結局いずれもF-35を採用している。

F-22の輸出がありえない現在、次世代の戦闘機としてF-35が有力視されているのだ。

これはF-15SEの能力には疑問が残ること、『どうせ買うなら、まっさらの最新式のほうがいい』と見られている事実がある。(F-20の時も同じように見られ、結局売れなかった)

いちおう現在も開発は続けられ、開発の成果は本国のF-15にも取り入れられる予定。

だがまだ形にもなっていないので、完成はとうぶん先のようである。

と思ったら・・・

2013年8月、韓国は次期主力戦闘機の選定コンペにおいて、F-15SEを単独候補として、採用についての議論がはじめられる事になった。

これはもともとF-35ユーロファイター、そして本機F-15SEの3機種が候補として挙げられていたのだが、他の2機種はいずれも予算オーバーで計画は頓挫。結果としてF-15SEだけが残る事となった。

しかし、F-15Kですら持て余している、「あの」韓国である。

F-35が良かった」だの日本に勝てない」だの言う前に、まずは北の敵をどうにかしなくてはいけないのではないか。

それならば、まずは旧式化したF-4F-5KF-16に更新する等、機種をF-15KとKF-16にまとめて扱いこなすのが先ではないのだろうか。

関連動画

英語だが、従来のF-15からの変更点やF-15Eと同様に爆装できることが解説されている。

この中で『通常のCFTに変更するには30分、機外にも爆装する場合には3時間の改修工事で対応できる』のだとか。

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