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テイルズオブレジェンディア

ているずおぶれじぇんでぃあ

テイルズオブレジェンディア(TALES OF LEGENDIA)は、2005年8月25日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたPS2用RPG。

概要

略称は「TOL」。固有ジャンル名は「絆が伝説を紡ぎだすRPG」。

タグは『レジェンディア』で登録される事が多い。

テイルズオブシリーズの7作目であり、ナムコ社内でスタジオとは別に結成された新規チーム『メルフェス』によって制作された。

特徴

テイルズスタジオ制作の作品でないこともあってか、シリーズ中でも異色の作品といえる。

いのまたむつみ藤島康介のどちらも関わらず、中澤一登の独特なキャラクターデザインが施されている。

物語の最大の特徴は、メインシナリオ編とキャラクター編の2つに分けられているという点である。個性溢れるキャラクターたち1人1人に焦点が当てられ、次第に成長していく様子を鮮明に描いているため、会話などのイベントシーンも非常に多い。RPGであるがむしろ会話イベントの方が本編なのかもしれない。

また、舞台となる世界が巨大な遺跡のような船の中だけで完結するストーリーとなり、世界各地を回る物語は無い。

BGMは後にレディアントマイソロジー2のBGMも担当する椎名豪が担当。他のテイルズオブシリーズには無いボーカル付きのBGMがいくつか用意されており、壮大な物語をさらに強調するつくりとなっている。物語冒頭で流れる「鳥は鳴き、僕は歌う」に圧倒された人も多いのではないだろうか。

ストーリー

爪術と呼ばれる不思議な術の使い手セネル・クーリッジは、妹のシャーリィと霧が立ち込める海を漂流中、何かに導かれるように不思議な大地に辿り着く。

規模こそ普通の島か大陸のようだが、当たり前のように植物が繁茂し、川が流れる足下は、人工の大地。兄妹が命からがら漂着したのは、遺跡船と呼ばれる巨大な船の上だった。

キャラクター

パーティキャラクター

セネルセネル・クーリッジ)…主人公。沿岸を魔物や犯罪者から警護するマリントルーパーを生業としている。

シャーリィシャーリィ・フェンネス)…ヒロイン。海水や潮風に当たると体調を崩し、真水に浸かれば回復するという体質の持ち主。

ウィルウィル・レイナード)…保安官をしている博物学者。パーティのまとめ役。

クロエクロエ・ヴァレンス)…名門の令嬢にして騎士。正義感が強く、困っている人を見たら助けずにはいられない性格。

ノーマノーマ・ビアッティ)…トレージャーハンターの少女。失敗しても前向きに考える性格で、仲間内におけるムードメーカー兼トラブルメーカー。

モーゼスモーゼス・シャンドル)…山賊の首領にして魔獣使い。独特の訛り(広島弁)で喋る。

ジェイ…不可視のジェイの通り名を持つ、忍者の訓練を受けた情報屋の少年。

グリューネ…記憶喪失で正体不明な女性。表情は常ににこやかで、非常に天然且つマイペースな人物。

水の民

ワルターワルター・デルクェス)…シャーリィ(メルネス)の親衛隊長になるはずだった青年。セネルに自分の立場を奪われたと激しく憎悪する。

ステラステラ・テルメス)…シャーリィの姉。セネルの恋人。

フェニモールフェニモール・ゼルヘス)…シャーリィの親友となる少女。

テューラテューラ・ウェルツェス)…フェニモールと瓜二つな双子の妹。

その他

ギート…モーゼスと固い絆で結ばれたグランドガルフ(魔獣)。

キュッポピッポポッポモフモフ族の3兄弟。

スヴェン…ノーマの師匠。

ハリエットハリエット・キャンベル)…ウィルの娘。

ミミーミミー・ブレッド)…至る所に現れる、ワンダーパン職人。

主題歌

「TAO」

作詞:川村サイコ/作曲:D・A・I/編曲:D・A・I、Seiji Kameda/歌:Do As Infinity

関連書籍

一迅社より発行『Comic REX』上に置いてコミック化(漫画:藤村あゆみ)された。

こちらではコミックオリジナル展開やシャーリィとセネルが遺跡船まで乗りこむまでが描かれている。

また、ファミ通文庫より小説化(著者:工藤治、イラスト:山田正樹)もされ、こちらでは本編の途中から最後までが描かれており、ワルターが中心的に描かれ、オリジナルキャラクターも登場する。副題は『誓いの星』。

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