概要
ドキドキ!プリキュアに登場する三種の神器の一つ。「あらゆるものを貫く光の槍」と言われている。
1万年前のプリキュア(詳細は不明)が所持しており、現在はトランプ王国の王女マリー・アンジュが管理している。 ジコチューがトランプ王国に侵攻した際、王女が手にし、その槍の力でキングジコチューを石化させた。
槍の穂先はトランプのスートの形を重ねており、スペード→ハート→ダイヤ→クローバーの順に先端から小さくなっていく。因みにこの順序はポーカーでのスートの強弱順と一致する。アニメでは穂先のアップが少なく且つ光に包まれて形状が判りづらいため、絵によっては穂先の形がまちまちである。
攻撃に使用する場合はその穂先が黄金の光に包まれる。さらにその光をビームライフルのように敵に射出することも可能。
現在の所有者
トランプ王国崩壊後は、王宮の地下室に突き刺さり封印されていた。魔法がかかっていたのかジコチュートリオが触れればダメージが加わる為、ジコチュー陣営は入手することができなかった。マーモ曰く、ジコチュートリオがアン王女の行方を捜していたのはこの槍を入手するためだったという。
39話でジコチューのナンバー1になる野心を変わらず秘めるベールはプリキュアを利用して槍を引き抜かせた上で横取りする計略を立てる。しかし、その目論見は最初から相田マナたちに見抜かれ、計略は半ば破綻しかけていた。
だが諦めるのは早かった。途中経過はどうあれ、引き抜いてもらって横取りすれば結果オーライだった。そしてプリキュアたちがこの槍を引き抜き、いよいよ横取りする作戦に移す···はずだった。ところが、プリキュアですら抜くことができないという予想外の事態に見舞われる。
だが、この槍を簡単に引き抜いた者がいた。
レジーナ。
自分がいなくなってしまったら父キングジコチューは一人ぼっちになってしまうこと、父を守るために戦うことを決意しながら槍を手にする。結果、槍はいとも容易く引き抜かれ、矛先は金色ではなく紫色に変色し覚醒。槍はレジーナの所有物となった。
ミラクルドラゴングレイブの入手により、かなり水をあけられていたプリキュア達との力量差が埋まり、レジーナはプリキュア達に撤退を余儀なくさせるほどの力を得た。
所有者の資格についての考察
レジーナにとってみれば、父親であるキングジコチューを封印した仇のアイテムであり、尚且つ彼女もジコチューの一員であるのにも関わらず、他のジコチュートリオが触れることすらままならなかった槍を見事に使いこなしている。
そこでなぜ彼女が槍を使えるのかという謎が出たが、主に次の2説が視聴者の間で推測されている。
「誰かを守りたい」という想いに反応した
槍を手にする直前、「私がパパ(キングジコチュー)を守る」という想いをレジーナは強く抱いている。この想いを「愛の発露」として槍が受け取ったために彼女に力を貸したとする説。
同じプリキュア三種の神器の一つである「マジカルラブリーパッド」は、前の所有者であったキュアエンプレスが不屈の心を持つプリキュアであった。そしてキュアハート達がリーヴァ・グーラとの戦いで「絶対にあきらめない心」を発露したことで現在の形に覚醒している。
三種の神器の使用条件がこのような使用者の心に反応するタイプであるのなら、ミラクルドラゴングレイブも似たような発動条件があると考えることができる。
ベールは「槍がレジーナを選んだ」と推測しているが、この説によればレジーナの想いからミラクルドラゴングレイブがレジーナを選んだということができる。
アン王女との繋がり
ジコチュートリオのみならずプリキュア達も槍を抜くことはできなかったことから、ミラクルドラゴングレイブはそもそもアン王女のみ、もしくはその血縁者にしか扱えない代物であることも考えられる。
レジーナは「キングジコチューの娘」とされているが、彼女はある時点から過去の記憶が一切なく、その出自が謎に包まれている。
そこで、レジーナにはアンジュ王女と何らかの繋がりがあるという説がでている。
また、変身前の姿はレジーナに、キュアエース変身時の姿がアン王女に似ており、両者と何らかの関係を劇中で示唆されている円亜久里が、39話中では足止め役を買って出ておりミラクルドラゴングレイブを抜くチャレンジをしていないので、亜久里が手にしていたらどうなっていたのかという疑問が示されている。
関連イラスト
持ち主の遷移
一万年前↓
本編開始直前↓
現在(39話現在)↓