概要
第8世代『ポケットモンスター ソード・シールド』から登場する、ガラル地方の環境に適応して「リージョンフォーム」となったポケモンの姿を指す言葉。
「アローラのすがた」は第1世代初出のポケモンにしか確認されていなかったが、今回は初公開情報の段階で第3世代初出ポケモンの「ガラルのすがた」の存在が明かされていた。
追加コンテンツである「エキスパンションパス」での新たな「ガラルのすがた」の登場も予告されており、より様々なポケモンがリージョンフォームを持つ可能性がある事がはっきりしている。
また、「ガラルのすがた」でのみ更なる進化を果たすジグザグマ系統等や、分類まで原種とは違うものになるポニータ系統等、さらには伝説ポケモン初のリージョンフォームとなるガラル三鳥と、前作にはなかった新たな事例も数多く確認されている。
「ガラルのすがた」を持つポケモン一覧
太字は変化したor追加されたタイプ。
本編
ポケモン(変化前) | タイプ(変化前) | リージョンフォーム | タイプ(変化後) |
---|---|---|---|
ニャース | ノーマル | ガラルニャース | はがね |
ポニータ | ほのお | ガラルポニータ | エスパー |
ギャロップ | ほのお | ガラルギャロップ | エスパー・フェアリー |
カモネギ | ノーマル・ひこう | ガラルカモネギ | かくとう |
マタドガス | どく | ガラルマタドガス | どく・フェアリー |
バリヤード | エスパー・フェアリー | ガラルバリヤード | こおり・エスパー |
サニーゴ | みず・いわ | ガラルサニーゴ | ゴースト |
ジグザグマ | ノーマル | ガラルジグザグマ | あく・ノーマル |
マッスグマ | ノーマル | ガラルマッスグマ | あく・ノーマル |
ダルマッカ | ほのお | ガラルダルマッカ | こおり |
ヒヒダルマ | ほのお(通常)⇄ほのお・エスパー(ダルマモード) | ガラルヒヒダルマ | こおり(通常)⇄こおり・ほのお(ダルマモード) |
デスマス | ゴースト | ガラルデスマス | じめん・ゴースト |
マッギョ | じめん・でんき | ガラルマッギョ | じめん・はがね |
鎧の孤島
冠の雪原
ポケモン(変化前) | タイプ(変化前) | リージョンフォーム | タイプ(変化後) |
---|---|---|---|
フリーザー | こおり・ひこう | ガラルフリーザー | エスパー・ひこう |
サンダー | でんき・ひこう | ガラルサンダー | かくとう・ひこう |
ファイヤー | ほのお・ひこう | ガラルファイヤー | あく・ひこう |
ヤドキング | みず・エスパー | ガラルヤドキング | どく・エスパー |
「ガラルのすがた」から進化するポケモン一覧
「ガラルのすかた」を持つポケモンには、原種のポケモンとはまったく別のポケモンに進化するものがいる。
元々最終進化形だったポケモンが更に進化するものと、本来の進化形とは別のポケモンに進化するものの2パターンがある。
鳴き声は、進化前のポケモンの鳴き声をベースにしている。
進化前 | 進化先 | 進化条件 | 備考 |
---|---|---|---|
ガラルニャース | ニャイキング | Lv.28で進化 | ペルシアンに進化出来ない |
ガラルカモネギ | ネギガナイト | 一回のバトルで3回以上急所に当てる | |
ガラルバリヤード | バリコオル | Lv.42で進化 | |
ガラルサニーゴ | サニゴーン | Lv.38で進化 | |
ガラルマッスグマ | タチフサグマ | 夜にLv.35以上で進化 | |
ガラルデスマス | デスバーン | 49以上のダメージを受けて砂塵の窪地の岩のアーチをくぐる | デスカーンに進化出来ない |
ニャイキング、デスバーンはガラル図鑑の並びではペルシアン、デスカーンよりも前に来る。
その他の作品での扱い
ポケモンカードゲーム
アローラのすがたと同様、剣盾シリーズ初めから「ガラル ◯◯」の名前で登場。
ただし、リージョンフォームとしては扱われていないはずの追加進化形までもが、何故か「ガラル タチフサグマ」や「ガラル ネギガナイト」のように、進化前と同様ガラルのすがたであるかのようなカード名となっている。
前シリーズでは「名前に“アローラ”と付くポケモン」を指定する効果のカードが登場しており、恐らくこれのガラルver.が実装された際に進化形も対象となるようにした結果であると思われる。
ポケモンGO
『剣盾』の発売直後に、早くもガラルマタドガスがゲーム内に登場。
それ以外のガラルのすがたは長らくゲーム内に実装されていなかったが、2020年6月よりジグザグマ系統、マッギョ、ダルマッカ系統、カモネギが実装された(このうち、ヒヒダルマは通常の姿のみで、ダルマモードは未実装。カモネギも現時点ではネギガナイトへ進化させることはできない)。
それに伴いあくまで第8世代のポケモンであるはずのニャイキングやタチフサグマといった追加進化形も、第6・7世代のポケモンに先んじて実装されている。これは恐らく近い将来行われるであろうポケモンHOMEとの連動も見据えての措置と考えられる。
なお、これ以外のガラルのすがたは現状未実装で、いつ実装されるのか現時点では発表されていない(ネギガナイトのようにデータ上は存在している者もいる)。
また、ガラルのすがたの存在するポケモンのうち、カモネギ・サニーゴ・バリヤードは本作では特定の国・地域でしか入手のできない地域限定ポケモンとして実装されており、これらのリージョンフォームをどう扱うのかという点も気になるところ。カモネギは世界全体で野生出現及びタマゴから孵化するようになっているため、残り2種も同じような仕様になる可能性が考えられる。