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デッドプールの編集履歴

2021-01-10 17:25:18 バージョン

デッドプール

でっどぷーる

<デッドプールとはX-MENに登場するキャラクターの一人。金次第で何でもするフリーの傭兵である。 マーベルコミックでは一位を争う人気キャラクター……って、俺ちゃんの事なんだけどね~ん。

概要

MARVEL COMICSアメコミ)のキャラクター。

デッドプールデップー

初登場はNew Mutants#98(1991年)。元々はこの一話限りのゲストヴィランとして考案されたものらしい。しかし、それが悪い方向に働き「使い捨てキャラだから好きに創造しよう」と言う制作陣の悪ノリ(?)の結果、「愛すべきロクデナシ」とも言える奇異なキャラクターが誕生した。


肝心のコミックスであるが、元々スパイアクションだけあってアクションシーンに関してはなかなかのモノ。プロの作家もいちおしの作品である。


ちなみに邦訳版における主な一人称は「俺ちゃん」とされているが、実際は特に統一されているわけではなく、2015年3月現在刊行されている個人タイトルの邦訳版書籍ではほとんど「(もしくはオレ)」が使用されている(原語版では普通に「I」を一人称として使っている)。後述する実写版での日本語字幕も「俺」である(ただし、実写映画の日本版公式Twitterや実写映画内の吹き替えでは「俺ちゃん」という一人称が使われている)。


プロフィール

本名:ウェイド・ウィルソン

種族・人種:ミューテイト(後天的ミュータント) / カナダ人

職業:傭兵

身長:約188cm

体重:95kg


オリジン

傭兵だった彼は悪性の肺ガンに侵された為、治療の為にウルヴァリンを生み出したウエポンX計画(第二期)に自発的に参加。

ウルヴァリンのヒーリングファクター(をより強力にしたもの)を移植され、命を繋ぎとめ脅威の回復能力まで得たものの、ヒーリングファクターで活発になったガン細胞が全身を侵食。焼け爛れた醜い容姿に変容してまい、二目と見られぬ体になってしまう。ここで彼は正気を失う。

失敗作という烙印を押された彼が送られた先は、脱出不可能の死のギャンブル場。ここで消息を絶つも、数年後、全身をタイツとマスクで覆った謎の傭兵がデビューを飾る。彼の名は「デッドプール」。奇しくもその名はあの死のギャンブル場と同じ名であった。


人物

金で動く傭兵で、『口数の多い傭兵』と呼ばれるほど口が軽いのが特徴。基本的には金さえあればどんな依頼でも受けるスタンスであり、それ故ヒーローサイドにもヴィランサイドにも与しうるキャラクター。

底抜けに明るく、下品で、派手好きな目立ちたがり屋。楽観的で、何も考えていないように見える。

その場のノリで行動することが多く、集団行動をあまりとらない。空気は読めないのではなく、敢えて読んでいない節がある。

好物はアメリカンメキシコ料理のチミチャンガ(揚げブリトー)。


常人とは違う狂った視点で世界を見ており、それが彼を愛くるしいコメディ・リリーフとする事も、冷酷なキラー・サイコパスとする事もある、独特の雰囲気を持ったキャラクターである。

倫理観に欠け、悪党であれば平気で殺すが、パニッシャーのような強い怒りで突き動かされているわけではなく、ゲーム感覚ですらあり、見方次第ではパニッシャーよりも冷酷とも取れる。

一応はヒーローとしての自覚はあるらしく、キャプテンアメリカなどの大先輩にあたる古参ヒーローたちにはそれなりの尊敬を持っている。


また、狂った感性は残っているものの、近年では義理堅い一面も増えてきている。


彼のキャラクターや能力から気楽なキャラと捉える人も多いが、その出自、人々から好かれてはいない寂しさ、明かされていない過去等からシリアス目のエピソードも多く、そういった際は真面目な印象も見せる。


俳優やタレントを引き合いに出す事の多いアメコミキャラクターの中でも特にドラマや映画、その他サブカルチャーなどの知識が豊富であり、設定上は日本のアニメなどにも造詣が深いとされる。


先述の事情により容姿に著しいコンプレックスを抱いており、普段は醜い容姿をコスチュームで隠している。そのコンプレックスたるやマスク無しでは電話にも出ないほどであるが、その一方で自分から平然と素顔を見せたりもする。どっちなんだお前は。


Xメンのジーン・グレイの(女性用)コスチュームを身に着けたり、メイド服でお出迎えしたりと変態じみた行為もあった?


ある特殊血清の効果によりヒーリング・ファクターを消失。と、引き換えに顔面が元のハンサム顔に戻った。おかげで性格がまともになった……かどうかは怪しい。少なくとも、黄色いフキダシはそのままだった。

で、片手の指がなくなったりタスクマスターに訓練を受けたけど結局殴りあったりといった紆余曲折の末、以前から因縁のあったブラックトム・キャシディという植物を操る能力を持つミュータント(X-MENメンバーの一人、ソニックボイス能力者:バンシーの従兄弟)との戦いの最中、ケツにガソリンスタンドから引っ張ってきたホースを挟んで火ィ点けて火炎放射器!…案の定、顔に火が乗り移って顔面は元に戻った。あと、どういう訳かヒーリング・ファクターも戻って来た。


……そして

デッドプール結婚おめでとう

結婚しました

いやホント、マジで、どういうことなの……


お相手は夢魔サキュバスにして、怪物の女王であるシクラー。初登場は『Dracula's Gauntlet』のChapter3。詳しい説明はリンク先にて。

ちなみにこの二人の結婚を特集した個人誌の表紙は、描かれたキャラクターが過去最多(232人)と言う事でギネスに認定されちゃってたりする。


なお、その結婚式回が掲載されていた際の同時収録の話では「俺ちゃん、何度か結婚した事あるぜ」とサラッと告白(それを聞いたキャプテンアメリカとウルヴァリンも思わず神妙な顔になった)。

あくまで本人の自己申告なので色々と信憑性はアレだが(というかその結婚のエピソードに関しても疑惑の判定なものばかり)、少なくとも一度は結婚している。

その時のお相手は宇宙人のOrksa。どのような人物かは、こちらを参照して頂きたい。Orksa (Earth-616)


大事なのは見た目じゃなく心とはよく言ったものである。


ある短編エピソードでは、ウエポンX計画への参加より以前、暗殺稼業の一環として数年間日本の相撲部屋の門下生となっていた事が明かされている。その間は彼なりに真面目に修行していたようで、3年で横綱であるオヤカタを倒せるほどに成長し、「千代の酒(愛称はチヨ)」という四股名を与えられている。


友人が欲しい、認められたいという想いも在ってヒーローチームへの参加を常々希望していたが、異常性などからまっとうなヒーローチームからはチーム入りを断られ続けて来た(X-MENに入りたがってサイクロップスに直に断られ、ひと騒動起こした事もある。なお、まっとうではないチームならMARVEL最大のブッ飛び集団であるグレイト・レイクス・アベンジャーズに所属してはいるのだがそこでも補欠扱いである)。しかし徐々にその「殺しも出来る」という面からダークヒーロー的なチームへの参加は増えていき、近年ついにアベンジャーズ入りも果たした。


能力・技能

ヒーリングファクター

超回復能力。下記の呪いと相まって、片腕切られようがマミさん化しようが、粉砕骨折しようが、粉微塵に吹っ飛ばされようが即座に元通りになる。

実写版ではダメージが欠損など大きい負傷の場合、再生が原作よりも時間を要する描写がなされている(ちなみにその際、負傷箇所が乳児の段階から成長しながら再生していくため、場合によっては非常にアンバランスな外見になってしまい、それも実写版におけるギャグの1つにもなっている)。また、癌の進行抑制にも大きく関わっているらしく、ミュータント能力が失われた際には体を再び病に侵されて苦しむ描写もあった。


不死の呪い

死んで死後の世界に行った際、あまりにも死の女神「デス」とラブラブだった為、彼女に惚れてるサノスが嫉妬して二度と会えないように死ねない呪いをかけた。もっともその後もゲーム作品などで二人は合っていたりするのだが。あれ?でも、シクラーと結婚したって事は…。


<うわぁ、ブタゴリラがすげぇ満面の笑みでこっち見てる!


強化身体能力、傭兵としての技術

ふざけた言動が目立つが、マーシャルアーツの達人で銃火器及び武器の扱いにも長けており戦闘能力は非常に高い。

また、戦いにおいて特に美学を持ち合わせていないため、だまし討ちや金的などとりわけ手段も選ばず、前述の超回復能力があるため普通なら致命傷を負いかねないような捨て身の攻撃にも躊躇いがない。

言語においても多く習得しており、日本語日本人が驚くほどにペラペラである。


テレポート

テレポート装置を携帯しており瞬間移動ができる。ただし短距離しか移動できない上、頻繁に故障するらしい。あと、電池忘れる。ある事件が原因でケーブルとデッドプールのどちらかがテレポートするともう一方は強制的に引っ張られてしまうことに。さらに両者同時に同じ地点に出現するため体の一部が融合してしまう。最近はこの装置を持っていない。


異常精神

ヒーリングファクターの副産物。癌による脳細胞の破壊と再生が繰り返されるため、常に精神に異常を来している。それにより、その行動は予測不可能であり、サイキック・テレパスに対する耐性をも持ち合わせている。本人とは別に脳内に2つの人格を有する多重人格者でもあり、それらの人格のセリフ(その声はデッドプールにしか聞こえていない)はそれぞれコミカルな言動の多い方は黄色、ややクールな方は白の四角いフキダシで表される。また、並行世界のあるエピソードでは赤いフキダシの人格も登場している。


ちなみにこれはあくまでもアース616(正史世界)のデッドプールの特徴であり、平行世界の中にはたとえば「超回復能力を持たないデッドプール」や「狂っていないデッドプール」なども数多く存在する。その中でも「不死の呪い」を持っている者はそうそういないらしく、ある作品では平行世界のデッドプール達が次々と殺されていく事件も発生している。


第4の壁への干渉

デッドプールたらしめる能力。


第4の壁」とは舞台用語で、「(舞台から見て)演劇には右の壁、左の壁、後ろの壁の他に『前の壁(想像上の透明な壁)』がある」という意味。

つまり、演じている間はお客さん側も「壁」であり、普通はお客さんはそこにいないという前提で役者は演じている。


漫画でも同じく、登場人物は読者(=お客さん)はいないという前提で話を進めているが、デッドプールはこの「お約束」を破り、見ている人がいることを知っている…というキャラクターなのである。

彼は漫画にあるセリフを言うためのフキダシが見えており、更にはナレーションと会話したりすることも可能である。

この時の彼の台詞は黄色い専用のフキダシになっており、当然ながら中身はメタ発言のオンパレードと化している。

この能力の根源にあるのは、精神異常から来る狂気である。ちなみに、周りのキャラクターからは「またあいつの妄想が始まった」としか思われてない。


なおデッドプールはあくまで「自分が漫画のキャラであると思い込んでいる」だけであり、例えば先のページを読んで未来を予知したり、都合の悪い展開を勝手に描き変えたりといったことまではさすがにできない(MARVELの他のコミックスを読んでいたり、次のコマにある説明ゼリフを先に読んでいたりする事はあるが)。

よく「破壊」と例えられるが、むしろ壁の「認識」といった方が正しい。


そのため、他のキャラが隠している秘密を全て知っていたり、事態の原因を把握できている…ということはない。


だがギャグ色の強い作品においては能力がエスカレートし、現実世界に飛び出してマーベル社に殴り込むことで、自分にとって都合の悪い展開を変えてしまうという荒業も可能だったりする…。

また、シリアス寄りの作品では、不死の呪い+ヒーリングファクターのせいで死にたくても死ねないという境遇から来る自殺願望で、作者や読者を殺して自らの存在自体を消そうと目論むこともある。


この第四の壁を無視する能力は実写版においても健在であり、撮影しているカメラを動かしてアングルを変えたり彼の掛け声1つでBGMが流れ出したりと最早やりたい放題である。


彼の代表的な特徴ではあるが、彼だけのものというわけでもなく、他のヒーローもたまに見せることもあり、日本ではアニメアルティメットスパイダーマンのスパイダーマンがこちらに話しかけてくる描写が分かりやすいだろう。


交友関係

ケーブル

デッドプールの初出エピソードである「ニューミュータンツ#98」以来の腐れ縁。当時のデッドプールとケーブルは暗殺者とその標的という関係だったが、エピソードを経るにつれて良き友人となっていった。

現在では漫才コンビのような非常に息の合った間柄で、ときにコメディなデッドプールを差し置いてケーブルがボケに回ったり、この二人を主役にしたストーリーが存在したりと、公式で非常に仲が良い。また、ケーブルがリーダーを務めていた「X-フォース」の元メンバーであるドミノ(自分には幸運・相手には不幸を招くと言う女ミュータント)とも交流がある。

実写映画でもドミノと共に『DEADPOOL2』にて新キャラクターとして登場する。


ウルヴァリン

ウエポンX計画絡みから、様々な因縁がある。

また後述の実写映画以降は更にウルヴァリン嫌いが顕著になっており、特にゲームなどのメディアミックス作品では事ある毎にウルヴァリンをディスる(これも後述)。


しかしその後、マーベルナウでのデッドプールシリーズにおけるある話において、某国に拉致され(この時、キャプテンアメリカも同様に拉致された)、紆余曲折を経てデッドプールと共闘。その際の出来事が切っ掛けでデッドプールと(それなりに)仲良くなった。……ホントだよ?


詳しく知りたきゃこれ買えよ


スパイダーマン

デッドプール曰く憧れのヒーロー。

アース616(正史世界)においてはメイド服姿を披露したり家に泊めてくれと迫ったりと、デッドプールが一方的に絡んでいるような感じで、生真面目なピーターは振り回されっぱなしな感じが多い。

また、ヴィランであっても死なせない信念を持つスパイダーマンも死なない彼に対しては囮にして爆殺したりぼこって簀巻きにしたりと割と辛辣……だったのだが……。

チームアップ誌の中で「あんたのようになりたい」というデッドプールになんだかんだ面倒見の良いスパイディが世話を焼くようになったり、謝罪に付き合って一緒に裸で踊ってくれたり、デッドプールの部屋で一緒にオーバーウォッチをしたり、最近はデッドプールが一方的に使っていた"親友"という言葉に近い仲にまでなっている。

ふざけているようで〈WHAT WHOULD SPIDEY DO?(スパイディならどうする?)〉と書かれたリストバンドをして善行の指針とし、気の進まない人間の命を助けたり、

折角イケメン顔に戻りまともな人間になるチャンスを得たにも関わらず、スパイディを救うために捨てたりとその憧れも友情も本物。

更にはデッドプールの血を使って”運命の伴侶”を呼び出す儀式で何故かスパイディが召喚されてしまったり(勿論本来呼び出そうとしたのはシクラー)、クリスマスにセーターをプレゼントしあったり、将来一緒に老人ホームに入って余生を過ごすエンドまで披露した。

どういうことなの……。


デッドプールと親友になるにはどうすればいいか?というファンからのお便りにデッドプールは

「俺のベストベストフレンド(大大親友)はスパイディだが、お前が一生懸命努力し、精進を重ね、放射能を帯びた蜘蛛に噛まれ、タイツはいてもあれぐらいいい尻してればそういう可能性もあるかもな」などと答えているが、

スパイディはスパイディでデッドプ-ルに対して

「友達じゃない」

→「彼は僕の友達なんだぞ…!あ、いや、友達は言い過ぎか。疫病神に近いかもね。でも、僕の疫病神だ!」

→「君は狂人で厄介者でいつかは君のせいで死んじゃう気がするけど……それでも君は僕の友達だよ」

と、チームアップを経てしっかり友達認定している。


映画では大人の事情もあり二人の絡みは無かったが、最近それが解消されたため今後どうなるか注目である。


ボブ

秘密結社ヒドラの(元)戦闘員。デッドプールのヒドラ潜入作戦以降、彼の子分として使いっ走りなどをやらされている。ヒドラと敵対関係にあるテロ組織A.I.M.には、見た目も性格も彼そっくりなビルという工作員がいる。

なお、デッドプールと現在の嫁のシクラーの出会いを描いたDracula's Gauntletで久々に再登場。以前までは「ウィルソン氏」と呼んでいたのが普通に「デッドプール」になったという違いはあるが、ボブはやっぱりボブだった

実写映画にも「特殊部隊の頃の同僚」として登場。奥さんが作るキャセロールは美味しいらしい。彼は敵の雇った兵の中で例外として気絶させられただけですんだ。


アイアンフィスト&パワーマン(ルーク・ケイジ)

ヒーローズ・フォー・ハイアーの創設メンバーとして知られる名コンビ。

後付け設定……もとい近年刊行されたエピソードで、1980年代彼らと共演、戦ってきた事が明らかに。パワーマンにとってこの記録は黒歴史のようである。


キッドデッドプール

2000年代、デッドプールにあこがれるオタク少年が押しかけてきて強引にサイドキック(相棒)となった。下述するキッドプールとは別人。


デッドプール2099

2016年に公開されたエピソードタイトルより、スパイダーマン2099と同じ100年後の未来世界に生きるデッドプールその人とその子供たちの物語・・・


エミリー・プレストン

2013年にスタートした第3シリーズから登場。S.H.I.E.L.D.の女性エージェントで恰幅のいいおばちゃん捜査官。ゾンビ大統領軍団が大暴れしまくる事件を対処するために、デッドプールを雇ったのがきっかけで知り合う。その際に生身の体を失うが、後にS.H.I.E.L.D.が使う身代わりロボットのLMD(ライフ・モデル・デコイ)に精神を移した。


スコット・アドシッド

プレストン捜査官の相棒。彼もまたゾンビ大統領軍団の事件以来の付き合い。


シーハルク

同じく第4の壁を認識している。

MARVELvsCAPCOM3ではデッドプールを本名のウェイドと呼び仲良くメタネタな掛け合いをしている。


<あー、そうそうタスキ―との掛け合いは、リンク先を参照にしてね。


その他、金銭が絡むとヴィラン寄りのキャラとも平気で関係を持つため、破滅的な人間性とは裏腹に意外と交友関係の広いキャラである。


華麗なる恋愛遍歴

実はデップー、エルム街の腐れアボカドフェイスながら、めちゃめちゃモテる。原作コミックでも美女を侍らせながら一杯やっていたり、上述のようにデスをはじめとして美女に言い寄られたりと彼の周りから女性が絶えたためしはない。いつの時代も、美女とは金と力を兼ね備えた危険な男に弱いものなのかもしれない。


コピーキャット

変身能力を持った女ミュータント。本名はヴァネッサ・カーライル。デッドプールが、まだウェイド・ウィルソンだった頃に出会った女性。その後、癌が発覚したウェイドは彼女と別れることに。その後、能力を活かしてドミノに変身。Xフォースに潜入した。肌が青い。

映画のヒロインのヴァネッサの元ネタとなったキャラクターだが、映画では普通の人間である。

<青い肌の変身女ミュータントって、ジェニファー・ローレンス?それともレベッカ・ローミン?


サイリーン

バンシーの娘。父親と同じソニックボイス能力の持ち主。デッドプールの昔の彼女。

現在は元X-MENで構成された「X-FACTOR探偵社」のメンバー。所長であるジェイミー・マドロックス/マルチプルマン(衝撃を受けると影分身する)の子供を出産した。

解りやすく言うと「学生時代のガールフレンドが、社会に出た後に別の男と結婚した」感じ。

ただしその子供は分身とのものであった為、本体のジェイミーに接触した結果取り込まれる形で分身のジェイミー共々消滅してしまった。


シクラー

嫁。


カルメリタ

前述のアイアンフィスト&パワーマンと共演したエピソードで登場した女性。あるヴィラン率いるギャングに捕まったデップーと共に監禁されていた。「どうせ死ぬなら」とその場の勢いで≪自主規制≫した。その直後にデップーの顔面もんじゃを見て、すぐに別れたのだが…。


そして、もちろん忘れちゃいけない「死の女神」ことデス様。


デッドプールコープス

メンバー全員デッドプールと言う「オールボケ&ツッコミゼロの狂気を通り越した奇跡のチーム」。デッドプールの前に突如現れる宇宙の超人種族:エターナルズ。神に等しい存在である彼等は、デッドプールに宇宙の危機を救ってくれと頼む。彼は平行世界のデッドプールをかき集めて、デッドプール軍団を結成。宇宙の未来を守るために戦うのだ!…って、頼む相手間違えてませんか?

ちなみに日本では「corps」の綴りから「コープス」と読まれる事が多いが、邦訳書籍では英語の発音に近い「デッドプール・コァ」の表記が採用されている。


コァ?CG加工した緑のスーツだけはカンベンな!


ヘッドプール

チーム結成のきっかけとなったキャラ。あのマーベルゾンビーズ」世界のデッドプール。

頭だけで生き延び、紆余曲折を経て正史世界のサベッジランドへやってきた。一度は別の平行世界の自分の身体を手に入れたが、結局それも失い、最終的には頭にヘリトンボ付けて自力で空を飛べるようになる。

脳内の人格共々、他のデッドプールと違う赤色のフキダシを用いる。


レディプール

女性版デッドプール。本名はワンダ・ウィルソン。

内戦状態のアメリカでイケメン俳優を追いかけたり、カーネル・アメリカ(別世界のキャップ)と殺し合うという平穏な生活を送っていたものの、次元を超えてきた元祖デッドプールのスカウトを受け、チームに参加。全宇宙を股にかけた旅に出ることに。本家と同じ、ただれた顔と皮膚の持ち主だったが、途中敵の罠にかかり、何故か傷と皮膚が回復。美しい身体を取り戻した。何でじゃ。

日本でもコトブキヤのMARVEL美少女シリーズでフィギュア化も果たしている。


キッドプール

子供版デッドプール。マスクはそのままだが、全身タイツではなくパーカーにズボン、スニーカーというコスチュームを着ている。また、大人のデッドプールに比べて腕力が弱いためか、武器が実剣からビームサーベル二刀流に変わっている。


ドッグプール

文字通りワンコ。「マスカラX」という計画の実験体にされたらしく、自分からデッドプールになったわけではない。拉致同然に参加させられたが、あまり気にしてない感じ。


他にもデッドプール・コープスには参加しなかったが、S.H.I.E.L.Dのエージェントとなっていたメイジャー・ウェイド・ウィルソン:コードネーム。デッドプール、サイバーパンク風ウェスタンな世界でカウボーイをしていたデッドプール・キッドなどが登場している。


更にその後、デッドプールがマーベルキャラを皆殺しにする事で話題になったDeadpool kills Marvel Universeから始まった三部作、トリロジーならぬデッドプールキルロジーの最終作にあたるDeadpool kills Deadpoolで、数多くの平行世界のデッドプールが登場。既存の者もいれば、今作でしか見られないようなデッドプールも登場した。

ちなみにこの「キルロジー」シリーズは全ての作品の邦訳版が出版されている


デッドプール:SAMURAI

少年ジャンプ+で2020年12月より連載開始。

原作:笠間三四郎、作画:植杉光。

日本に来たデッドプールの騒…活躍を描く。

タクシーの支払いを講談社につけたりメタ発言を連発するなどデッドプールらしさは健在。

アベンジャーズのメンバーも出演。


サクラスパイダー

本作に登場するスパイダーウーマン。


新日ねいろ

アイドル。ヴェノムに似たシンビオートと共生している。

サクラスパイダーは彼女の大ファン。


他メディア展開

映画

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

ライアン・レイノルズがウェイド・ウィルソン役を務める(日本語吹き替え加瀬康之が担当)。


最初のうちはおしゃべりで二刀流で戦うなど比較的原作に近い印象だったものの、クライマックスで再登場した際にはウルヴァリンと同様伸縮自在のアマダンチウムの骨格刀やヒーリングファクター、ワープ能力、さらには(捕虜として捕えられていた)サイクロップスオプティックブラストなど、様々なミュータント能力を移植された“ウェポンXI”となっていた(ちなみに、この状態では口が縫合されて一言もしゃべることができなくなっており、さらにパソコン端末から指令を受けて行動するなど、ロボットのような描写がなされていた)。セイバートゥースから「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ」と言われたかどうかは不明。

ウルヴァリンvsデッドプール


さすがのウルヴァリンもミュータントのいいとこ取りとも言える相手だったためにタイマンでは圧倒され、兄のセイバートゥースとコンビを組み、首を切断することでようやく仕留めることができたほど。ただ、戦いには敗れたものの死んでわけではなく、エンドクレジット後に生首だけの状態になった彼が息を吹き返すシーンが挿入されている(この時口の縫合が解け、観客に向かって「口止め」をしているとも取れるジェスチャーをする)。


なお本編中に「デッドプール」の名は一度も出ておらず(クレジットも「ウェイド・ウィルソン」のみ)、映画にはデッドプールは登場せず、あくまでもウェイドとウェイドからデッドプールになるまでの中間の存在「ウェポンXI」だと思ったほうが心安らかでいられると思う(ただし、後述の主演スピンオフのパンフレットでは、この時のウェイドのことも「デッドプール」と呼称している)。

実際ウェポンXIをデッドプールそのものだとするとキャラ崩壊もいいところで、アメリカ国内のファンからは大不評を買い、コミック版のデッドプールが映画版の「デッドプール」を惨殺するファンアートまで作られたほど。

僕はライアン・レイノルズちゃん ◯( ´∀` )◯

演じたライアン・レイノルズも映画『デッドプール』のパンフレットのインタビューで、「最初にウェイド・ウィルソンとして登場するシーンはともかく、デッドプールになってからは本来のパワーや特徴が封印されていた。僕自身も不満を感じたし、これじゃあファンが怒るのも無理はないよ」と述懐する等、本作に登場するウェイドに相当に不満があった模様。

そのためなのか、後述する主演スピンオフでは、自らも製作や脚本執筆に率先して加わったり、(同じく自身が主演し大不評を買ったアメコミ原作映画である)『グリーン・ランタン』共々同作を頻繁に弄り倒す等してそうした思いの幾分かを発散している。


デッドプール

全世界のデッドプールファン待望の主演スピンオフ。配給は『X-MEN』シリーズと同じく20世紀フォックス。主演はライアン・レイノルズ。

2016年2月12日に全米公開された。日本での公開は6月1日から


上記の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』での反省を踏まえて原作のデッドプールに非常に忠実な描写がなされていることや、演じるライアンの軽妙な演技、作中のいたるところに仕掛けられた痛烈な皮肉ブラックジョーク等が好評を博し、現状、X−MENユニバースの作品の中では最大のヒット作となっている


そして、2年後の2018年には続編が公開。現状、X-MENシリーズの登場キャラの中で作品がシリーズ化されたのはウルヴァリンを除けばデッドプールのみである。


詳細はこちらも参照。



ゲーム

DEADPOOL

初の主人公となるゲーム。プラットフォームはPS3/Xbox360/PS4/XboxOne/Windows(Steam)。ただし、首が飛ぶ・腸がハミ出るといったゴア表現がてんこ盛りなため日本版は発売されてない(Amazonなどで原語版のパッケージを購入することは可能。PC版もSteamで購入可能だったが現在はフランチャイズ契約の期間満了により販売終了)。

Comiconでは本人が現れ拡声器でジョークをまくし立てるわ、別のゲームを発表しようとしていた製作スタジオのブースに登場したかと思いきや「HIGH MOON STUDIOS(このゲームを製作したアクティビジョン傘下のデベロッパー)は俺が買い取ったぜ!ザマァ!」と吠える、さらに勝手に自分のゲームの宣伝を始めるわでファンを沸かせた。 本人がデザインしたフリーダムな公式ページも公開している。

さらにトレーラーの最後に「クソッタレ、ウルヴァリン!(原文は「Suck it, Wolverine!」なので、直訳すると「しゃぶれよウルヴァリン!」か)」と言ったり、やたらウルヴァリンをディスる


そんでもって、開始早々に声優のノーラン・ノース(デップーさんの中の人)とケンカを始める。

脚本にもケチを付けるなど、相変わらずやりたい放題である。


MARVEL VS. CAPCOM 3

プレイアブルキャラクターとして参戦。開発者インタビューでは

  • 全てのマーベルキャラクターの中でも1位2位を争うキャラ
  • 2体3体ぐらいの労力がかかっている
  • 肩を並べるキャラとしてカプコンからダンテを参戦させた

と言われており、参戦が待望されていたキャラクターだというのが分かる。


また、第4の壁破壊の能力はこのゲームでも健在であり、

  • 挑発で出す吹き出しが攻撃判定を持つ
  • ハイパーコンボ(超必殺技)でライフバーとゲージ類を鈍器代わりに振り回す
  • 負けたときに「You pressed the wrong buttooon!(そのボタンじゃねえだろうがあああああああああああ!)」と愚痴をこぼす
  • 勝利演出でプレイヤーに向かって色々言ってくる(殆どが文句)

一例


「おい!そこのお前!!そうお前だよ!!

 オレがここで飛んだりはねたりしてるのに

 お前は悠長に座ってゲームしやがって。不公平じゃねぇか!」


「ねェ、アタイのこと好き?どれくらい好き!?

 今スグ「好き」って言って!モニター越しにキスして!

 「デッドプールたん愛してる」ってささやいて!!」



その他にも、勝利セリフでは某ゲームの次回作に出してほしいと言ったり、

某アクションゲーム主人公にサインをねだったり、ウルヴァリンに勝利すると、「ウルヴァリン負かすのにオプティック・ブラストなんかいらねぇ!!(意訳)」と実写版を揶揄したような発言をするなど、もはややりたい放題である

とはいえ、ここまで来ると製作者の愛と手間が込められているとも言えるだろう。


なお、ゲーム中で同じMARVEL COMICSのシュマゴラスから「オマエの見てる『別の次元』とは、知ってはいけない次元でシュ。カオスというよりタブーでシュ。 」と指摘されている。

原作でメタ発言の多いシーハルクからは、「私だって第4の壁を打ち破ることができるのよ、知ってた?」「もしマヴカプ4があるのなら、そのときまたボコボコにしてあげるわ、ウェイド。」と言われてしまった。まあ、次回作のMVC:Iではシーハルク共々登場しないんだけどな!(そもそも権利上の問題で『X-MEN』要素が完全にオミットされたのだが)


<何?俺ちゃん一回こっきりの使い捨て?ふざけんな、チクショー!


ストリートファイターの大ファンらしく、リュウ春麗C.ヴァイパー豪鬼との特殊イントロでは堂々とお前の内臓を引きずり出すからそれにサインをしろなどと宣う。

エリアルレイブ始動技ではショーリューケン!!と叫びながらアッパーカットを繰り出すのだが、これはファンサービスではなく原作再現。しかも喰らわせた相手は女性。原因は


「ウルヴィーに喧嘩売ったけど、スルーされたわね。NDK?」(要約)

デップー「オマエ、ストリートファイターってゲーム知ってるか?」(昇龍拳が炸裂)


女性にモテるが平気で暴力を振るうデップーさんマジでハンパねえ。本家のリュウも「俺の昇龍拳が真似されるほど有名になっていたなんて、師匠に叱られてしまうな。」とこぼしている。女子高生にアレンジされているのに何を言ってるんだ、アンタ。

ちなみに原作では波動拳(という名の斬撃)も使った事がある。


アニメ

アルティメットスパイダーマン

日本語版CV:内田岳志

シーズン2第41話「アルティメットデッドプール」でゲスト登場。それまでもチラシ(手配書?)に写ったりとカメオ出演があったが、この話でついに本人が登場。

本作のスパイダーマンはデッドプール同様第四の壁の向こう側にいる我々視聴者に話しかけたりする事ができるキャラではあるが、デッドプールはなんと冒頭の彼の語りを途中でぶった切り、自分のアクションシーンを映すという暴挙に出た。

S.H.I.E.L.D.から盗まれたデータを取り返すという目的の為にトライキャリアに来ていた際、たまたま居合わせたスパイダーマンが彼の任務に同行。アイアンマンから借りパクもとい貰ったジェットで、そのデータを盗んだ犯人のいる場所に急行。道中スパイダーマンを相手にふざけ倒し、妙に信憑性の無いオリジンを語ったりと、マイペースに大暴走していた。

キャラ自体はデビュー当時のような金さえ貰えば善にも悪にもなる傭兵らしく敵を殺す事もいとわない男な為、基本的に殺す事を良しとしないスパイダーマンとは終始そりが合わなかった。

また、スパイダーマンのスーツを見るなり「いいね~その格好!! 俺のを真似したのか!? 俺に憧れてるの!?」と発言した。

当然だが、劇中スパイダーマンとデッドプールは初対面であり、スパイダーマンは彼を知らなかった為「存在すら知らなかった。真似る筈がないだろ!!」と反論した。

メタ的に言えば寧ろデッドプールがスパイダーマンを真似したものだが。


ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ

ディスクウォーズ落描き

CV:子安武人


第27話でゲスト出演。詳しくはこちら

勢いでか第30話にも登場。こちらはシリアスな内容だが、最初とオチはやっぱり彼だった。

「俺ちゃんのリクエストよろしく」と言っているので、応援してあげよう。


フューチャー・アベンジャーズ

CV:子安武人

第7話にて初登場し、のちに第18話にも登場した。

第18話ではザ・リーダーの依頼でマコトの誘拐を引き受け、アベンジャーズに接触してマコトをさらいだすが…相変わらずの奔放さで周囲を振り回しまくった。


余談

ネット上ではたびたび「デッドプールはDCコミックデスストローク(スレイド・ウィルソン)から派生したパロディキャラクターだ」とされているが厳密には間違いらしく、実際は「作ったキャラクターの見た目がたまたまデスストロークに似ていたから、一種のギャグとして設定をそちらに寄せた」程度の関係とのこと。また、デザイン自体は前述のようにスパイダーマンがモデルとされている。


よく「デッドプールは不死身」とか「デッドプールとデスはラブラブ」というコメントが散見されるが、それはあくまでもアース616のデッドプールの話であり、ディスクウォーズやアルティメットスパイダーマン等の別の世界のデッドプールはその限りではない(公式で不死身かどうかの設定が明かされていない)。つまり二次創作等の独自設定のあるデッドプールもその設定込みで話をするのはあまりよろしくない為、その点に関してだけはくれぐれも注意していただきたい。


関連タグ

MARVEL X-MEN Deadpool マーベルゾンビーズ

ディスク・ウォーズ:デッドプール デッドプール100users入り


ライアン・レイノルズ - 実写映画でデッドプールを演じた俳優。


ザ・ヴァーティゴ……『ニンジャスレイヤー』の登場人物。第四の壁破壊、フランクな口調など共通点が多い。

仮面ライダーゴースト……頭部のデザインが「似ている」と話題になった。

変態仮面公式が病気 ムキエビ先輩

↑おい、誰だ!?こんなタグ付けやがったのは

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