概要
あめのちはれとはびっけによって連載された漫画であり、同性愛なども取り扱っている。
あらすじ
同名の女子校と雑木林で隔てられているという変わった構造の名門男子高・雨谷学園の入学式の帰りに校舎に雷が落ちた事で、新入生の葉月、冬馬、淳太、円、悠介は雨が降ると女に変わってしまうようになり、事情を知った寮監・春人の計らいで雨谷男子寮に入寮。やがて雨谷女子校高等科校長とも顔見知りな春人の提案で、女になっている間は女子として雨谷女子で勉強することになり・・・
登場人物
- 山野井葉月(やまのいはづき)
入学式の帰り、急な大雨で避難した校舎で落雷が起こった瞬間、同じ階に居合わせた同級生らと雨が降る度に女になってしまうようになる(雨が止んである程度経てば元に戻れるが、雪でも同じ効果があり、終盤で皆が女にならなくなった中、葉月とトーマが雪が降ったために女になっている)。女子校ではいとこである「月子」として通う。
自宅通いの予定であったが秘密を隠す為に寮に入り、トーマと同室となる。
また、「月子」として交流する女子校の同級生・北条明日美に想いを寄せていくようになる。
料理が上手く雨谷男子高での部活は悠介と共に部員数の少ないカレー部に所属。
- 如月冬馬(きさらぎとうま)
金髪碧眼のハーフ。愛称は「トーマ」。女子校には「マコ」という名で通う。
葉月とは同じクラスかつ、寮でのルームメイトである。
雨谷男子高での部活は淳太と同じく空手部。
- 五郎丸淳太(ごろうまるじゅんた)
小柄で童顔だが向こうっ気が強く、高校生で既に空手の黒帯を取得している。
愛称は「ゴロちゃん」。女子高には「淳子」という名で通う。
葉月と同じく自宅通いの予定だったが、入寮して円や悠介と同室になる。
ジョギング中によく見かける雨谷女子の生徒・武都桜子が密かに気になっている。
- 左近司円 (さこんじまどか)
長身で入学式で知り合った淳太とは行動を共にする事が多い。
女子高でも名を変える事無く通っている。
女として生活していくうちにそれまで妹のようにしか思っていなかった年下の幼なじみ、梓を異性として意識するようになる。
- 真城悠介(まきゆうすけ)
当初は葉月らと接点が無かったが、寮で女になった際に葉月らと接触、
その事がきっかけで淳太や円と同じ部屋に移った。
女子高には「悠子」という名で通う。
活動が楽そうという理由で葉月と同じカレー部に入部。
- 春人(はると)
雨谷男子寮の寮監を務め、皆から「ハルちゃん」と呼ばれ慕われている。
葉月らが女になっている間、寮の隣にある自分の家に泊めたり、
校長に女子高等科への編入手続きを頼むなど色々とサポートしてくれる。
- 斎木譲治(さいきじょうじ)
春人と同じく雨谷男子寮の寮監にして高校からの同級生で本業は小説家。
ふとした事から葉月らの秘密を知って協力するようになる。
- 北条明日美(ほうじょうあすみ)
雨谷女子学園高等部1年。帰国子女として編入してきた月子とはすぐ友達になった。
葉月とは入学式の日に葉月が誤って女子校に向かおうとしたのがきっかけで出会っている。
- 武都桜子(むつさくらこ)
雨谷女子学園高等部の校長である薫子の姪。
同じクラスである明日美に密かに恋しており、明日美と親しく接する葉月に嫉妬している一方で、
明日美には自分の気持ちが通じないと自覚している。
また帰国子女として編入してきた月子らを訝しんでいる。
- 北条琢磨(ほうじょうたくま)
明日美の兄で雨谷男子寮の寮長を務める2年生(本編の描写から寮生活をしている生徒をまとめるのが寮長、その上に寮監が存在していると思われる)。
月子に好意を抱く一方、月子とトーマが交際していると勘違いしている。