いばら

Ado様オマージュSS７作目 いばらちゃんと問題作ちゃんが哲学カフェに行くお話を書きました。 今回は元ネタも本文の最後に貼っておきます。コメディを目指しました。もし良ければ読んでみて頂けるととても嬉しいです。

…ほんの少し軽くなってきたけど、 オベロンの恨みは私には毒だった。 二次元との付き合い方が、どうにも不信的になってしまった。 あ、でも妖精を恨んでるわけじゃないんだ。 都合の良さって、本当に怖いんだ。 彼らは良きにしろ、悪きにしろ、都合良さの塊だから、都合良さを嫌われちゃうと、私はそれを「対等」に「会話」しなくちゃならない。 それって、意志を持った人間と一緒じゃん？ 私はその頃、一番大好きな人に、「関わらないで」なんて意味合いのことを言っちゃって… だからこそ、他の人が私に言ってきた時に、その本当の意味を分かるのかなって、そんなことに怯えてる。 …だから、二次元が唯一の拠り所で、救いだったものが、他の人を受け付けない、強化ガラスの壁が、全て壊れてしまった。 最近は、人の前でも感情を出すようになったよ。 でも、それ以上に、…自身も他者も世界も、ごっちゃになって何もわからない。 …恐怖に苛まれる。世界に元からあった、「絶望」と呼べるものがね。 …まぁ、そんな話。自分語りで申し訳ない。