概要
原作では普通の同僚としての描写しかないが、アニメ版(初期OVA、TVシリーズ)だと「擬似夫婦」(年季の入った夫婦といった間柄)として描かれている。
なお、後期OVA(TVアニメの続編)では、その枠を超えるかもしれない描写があり「二人の軽井沢」がそれにあたる。ファンを喜ばせたが、残念ながらそれ以上の進展はなかった。
その結末が劇場版第2作 - 「機動警察パトレイバー2theMovie」 に描かれている。
(ページ下部にて仔細が述べられているが、劇場版第2作はTVシリーズ、後期OVAとは世界軸を別とした独立した作品であり、本来であれば上記の流れからの結末と位置付けるのは無理がある。だがプロモーションに際し、それまで発表されていた作品群の設定から劇場版第2作へと無理に繋げ盛り上げようとした経緯もあり、ファンの間で誤認があるのも事実である。)
余談だが、円谷プロダクションの公認のパロディ「星からやってきた女」は唯一ごとしのとして描かれていて後藤からのスキンシップが多かったり、しのぶが照れたり、先に出撃した後藤の後を追い、エレベーターの中で榊から後藤を託されたりとファンを喜ばせるシーンがある。
しかし、一号機バックアップである篠原遊馬の夢であることがラストでわかるのだが・・・どうやら、彼の中では二人が恋人になることが決まっていたらしいことがわかる。
ネタバレ
----------------------------以下ネタバレ注意--------------------------------
注)「機動警察パトレイバー」はメディアミックス作品の為、作中での描写、設定資料全集、ムック、雑誌によって設定の相違点が非常に多い事にご注意下さい。
結末として、しのぶは後藤の「待っている・・」という言葉を受け止めず、柘植の元にいってしまう。
しかし、文化放送において『セイ!ヤング21 パトレイバー前夜祭』なる特別番組「特車二課24時」で、実は監督である押井守が二人をくっつけたくなかったと南雲しのぶ役である榊原良子が発言している。(榊原良子自身は「あれがね・・」という風になんとも言えない感じだった)
大体、柘植の存在自体が後付けもいいところである。
『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』の第七章(2theMovieの続編)に南雲しのぶ(UNRAR [The UN Relief Agency for Refugees 国連難民救済機関]の一員としてシルエットのみ)と後藤喜一(姿は見せないものの、彼の名前と連絡先が入っている携帯電話が後藤田の元に届く)が登場した。
ごとしのファンにとって救いのある長編になることを願っている・・・・・・・・・・・
(残念ながら2人が再び接触するような描写はなく、しのぶと後藤田のやり取りのみであった)
ただ、あくまで旧OVA・劇場世界線においての押井守が考えた二人の関係であるため公式ではあるものの時系列が繋がっていないというのもあるため、他の世界線での関係はいくらでも考えることは可能。絶望することは愚か者のすることである。
関連イラスト