概要
作為のあまり感じられないポーズで、年齢に関係せず、純粋無垢な可愛さ、あどけなさを持った少女の絵につけるタグ。「イノサンス」のタグは、低年齢の少女・子供を主たる対象とするが、この「なにこれゆるふわ」は、年長の少女も含めて適用される。
「なにこれゆるふわ」というのは、絵を見たときに起こる自然な感情・絵に対する印象である。
「ゆるふわ」とは、Weblio辞書によれば、
- 緩りと、ふわりとしている様子。穏やかな感じ、くつろいだ感じ、やわらかそうな感じ、などがあるさま。
「ふんわりとしている」「穏やかな感じ」「くつろいだ感じ」などは、主観的な印象で、人によってどういう状態なのか、色々と変わる。
客観的な意味に近づけようとすると、「自然なポーズの少女が、純粋無垢で、あどけない美しさ、可愛さを持っている絵」の場合、作為性がないため、ふんわりとした感じで、穏やかで、くつろいだ印象になる。
「可愛い・美しい」と言っても、とげとげしい美しさや、あまりにも完成された美しさは、「穏やか・くつろいだ」という感じにはならない。絵の人物が、何か強い感情や意志などを持っているように見える場合も、「穏やか・くつろいだ」という印象にはならない。また既存のキャラクターなどは、一定の意味、性格が制作者によって与えられており、これは一般的に「穏やか・くつろいだ感じ」をもたらすことの妨げとなることがある。
「ゆるふわ」は、イノサンスの項目で説明されているように、意図していない、純粋無垢とあどけなさを持った少女の絵に多く感じることのできる印象と言える。
この定義も主観的であるが、これは、このタグがついている絵を眺めてみて感じる、「どういう絵」かという絵の内容を述べたものである。
「なにこれかわいい」との違い
「なにこれかわいい」というタグがある。このタグが付けられた絵を見てみると、出てくる絵が実に多種多様で、一貫した特徴というものが、具体的に感じられない。(実際に見てみることを勧める)。
主観的な解釈であるが、「かわいい」という形容詞が具体的にどういう意味なのか、どういう対象がかわいいのか、個人ごとで非常に大きな違いがあるため、こういう多種多様な「なにこれかわいい」絵があるのではないかと思える。
他方、「なにこれゆるふわ」は、「ゆるふわ」が色々と解釈できそうで、実際にどういう絵の特徴かと考えると、個々人で明確な概念がないため、多くの人が「ゆるふわ」とある程度の確信をもって言える絵だけに、このタグが付いているので、このタグの付いた絵に、共通性や一貫した感情タッチがあるのではないかと考えられる。
ピクシブにおける「なにこれゆるふわ」
ピクシブにおいて、「なにこれゆるふわ絵」というのは、このタグが付いている絵をざっと眺めてみると、共通した性格がある。このような共通特徴を持った絵が、「なにこれゆるふわ」の絵だということになる。
そして、このピクシブでの絵の特徴は、言い換えると、年長の少女の絵にまで、イノサンスを拡張した絵だということになる。タグを使う場合、どういう絵にタグが付いているかを参照して、「既存の絵とならべておかしくない絵」にタグを付けるというのがもっともよいことになる。