概要
いわさきちひろという画家がいたが、この人の水彩画のスタイルを基本として、主として低年齢の少女・子供の絵で、純粋無垢な可愛さ、あどけなさを描いた絵につけるタグ。
「イノセント」というタグを考えたが、このタグは既に存在し、とうてい純粋無垢な少女の絵とは言い難い絵にタグが使われている。「可愛い」と言っても、cute ではなく、ウィリアム・ブレークの経験の歌、無垢の歌の区別にあるような、経験前の純粋無垢なかわいさを想起させる絵を指す。
(媚びや、強く意図を感じさせる cute は、「あどけなさ」というのとは、合わない。少女・子供が、自然な姿であり、その姿があどけなく、かわいいという意味での「かわいい」である。アニメ調の絵などは、キャラクター・デザイナーがいないとしても、作為的な性格付け等が感じられるので、このタグには相応しくないと言える)。
童話的(メルヒェン的)・幻想的な要素も含み得るが、幻想性が強い絵は、幻想等のタグを付けるとして、このタグの絵では、経験と無垢の対比にあるような「純粋無垢」が示されている絵を考える。
アナログ絵、水彩画の幼い少女やあどけない子供の絵に、このタグに相応しい絵があるが、デジタル画でも、スタイル的に相応しい絵はある。ピクシヴ内に、このような傾向の絵は、一定数あるので、これをまとめるために、スタイル概念とタグを造る。
「イノサンス」は、フランス語 innocence の発音を元にしている。イノセント、innocent、イノセンス、innocence 等のタグはすでに存在するので、イノサンスという名称のタグとした。(形容詞だと、innocent は、「イノサン」となって意味が分かりにくいので、この形にした)。