この国で一番美しいのは、この私!
オリジナルゲーム制作サイト3号館B階段下。から2011年2月21日に発表されたフリーゲーム。
制作は吉里吉里2/KAG3。
ストーリー
むかしむかし、エンゲルランドと言う国に、
少々我侭でナルシストな、けれどそれはそれは美しいお姫様がおりました。
「ねえエステリオ、この国で一番美しいのは誰かしら!」
「それは姫、貴女様でございます」
国一番の美貌で皆にちやほやされていたお姫様でしたが、
ある日父親である王様の再婚で継母と一緒にやって来たノクシア姫は、
お姫様よりずっと綺麗で、性格まで良くって——
「ね、ねぇエステリオ、この国で一番美しいのは誰かしらっ……」
「それは——」
これは、ちょっとわがままなお姫様と、まるで鏡のように正直な彼女の召使いのおはなしです。
(公式サイトより引用)
概要
選択肢で分岐するビジュアルサウンドノベルゲーム。
元々短編として制作されていたこともあり1周1~2時間程だが、立ち絵の差分が多めで登場人物たちの表情が豊かであることと、
その可愛らしいビジュアルから受ける印象を覆すようなストーリー展開が話題を呼んでいる。
また、少々個性が強めでわがままそうなヒロインにプレイ前は難色を示したユーザーでも、プレイ開始数分後には彼女の魅力の虜になってしまうこと必至。姫様マジ姫様。
内容は「童話風恋愛?ADV」となっており、タイトルの通り童話「白雪姫」をベースとしたつくりになっている。
恋愛要素を含むため便宜上女性向けに分類されてはいるが、いわゆる”攻略対象キャラ”を据えて進むものではないためどちらかといえば総体的な物語そのものが肝であると言えるだろう。
END数は7つ。
公式サイトには取り立てて「攻略ページ」というような物は無いが、攻略方法のヒントはゲーム自体に「ヒントコーナー」として本編とは別個で組み込まれており、プレイヤーの進行度に合わせてそのヒント内容も変わるなどここも密かに細かなつくりになっている。
進行後は前のバージョンは見られないので隠れた見所でもある。
なお、タイトルが「なりそこないのスノーホワイト」「できそこないスノーホワイト」など間違われやすい。
正しくは「なりそこないスノーホワイト」なのでご注意。
主な登場人物
ビアンカネージュ
エンゲルランドの第一皇女、通称ネージュ様。
童話の白雪姫のような白い肌、林檎色の瞳、そしてボリューム感のある黒(?)髪が特徴。
赤とピンクを基調としたドレスを着ている。
性格は少々我が儘でナルシストだが、自他共に認める国一番の美貌を誇ってきた。
意地っ張りなものの根は優しいお姫様。ストーリーは基本的に彼女の視点で進行する。
エステリオ
ビアンカネージュ姫の幼馴染みであり従者。通称リオ。
茶の短髪に緑色の瞳、衣装も比較的すっきりとしたデザイン。やや無愛想な印象。
幼い頃にネージュと交わした『絶対に嘘をつかない』という約束を忠実に守っているため、彼女に対してだけは見ていて恐ろしい程正直に受け答えをする。
ノクシア
一般女性である母親が国王と再婚したことによりエンゲルランドの第二皇女となった人。
ビアンカネージュ姫の義姉ということにもなる。
金髪のアップスタイルに碧眼、薄いピンクのドレスに青い花がアクセント。
ネージュより更に美しく、優しく穏やかな気性でおよそ欠点が見当たらない。
……もう一人いるかもしれないし、いないかもしれない。
本編をプレイしてみてのお楽しみ。
(Pixivにイラストを投稿する際には未プレイの閲覧者への心遣いを忘れずに!)
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