概要
「にりんぎ」とは、時事ネタや企業の社史、および作者もるんの偏見をもとに作られた『バイクメーカー擬人化コメディ漫画』である。メインの登場人物は国内4社のバイクメーカーであるが、他にも4輪自動車メーカー、航空機メーカー、デザイン会社、重工業など、乗り物に関わる企業の擬人化が幅広く登場する。
なお本作は作者個人が趣味で執筆・無料公開している非公認作品であり、実在する企業や人物との関係はない。
国内メーカー擬人化(メインキャラクター)
現存する国内メーカーでは、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキの4社が登場する。
ホンダ
業界の頂点に君臨し続ける帝王。二つ名は「優等生のホンダ」。世界一売れたバイク「スーパーカブ」などを生み出したカリスマ的存在で、老若男女問わず愛される存在である。
ヤマハ
世界一有名な楽器メーカーから生まれた。二つ名は「芸術のヤマハ」。デザインと機能性に優れたバイクを世に送り出し続けている業界2位のメーカーである。
スズキ
時代を先取りしすぎたバイクで世界に衝撃を与え続けてきたメーカー。二つ名は「変態のスズキ」。コストパフォーマンスが高いモデルで多くのユーザーから厚い支持を得ている。
カワサキ
日本3大重工のうちの1つ。二つ名は「漢カワサキ」。流行は乗るものではなく自分の手で作るものという一貫した姿勢を保っており、硬派なスタイルが特徴的なメーカーである。緑色が好き。
今では存在しない国内メーカー
本編ではすでに廃業したメーカーも登場する。現時点ではメグロの一社のみである。なおメグロはカワサキが2020年に新しいモーターサイクルブランドとして復活させたため、肉体を持たない幽霊として本編に登場する。
海外メーカー擬人化
現時点で本作に一回以上登場した海外メーカーは、ドゥカティ、BMW、KTM、トライアンフ、MVアグスタ、ハーレーダビッドソン、IMZ/ウラル、ピアジオ、アディバ、プジョー、キムコ。
上記以外にも、本編で登場していてもキャラクターシートが存在しないキャラクター(GKデザイン、三菱重工等)も存在する。また、同一の企業であっても事業ごとにキャラクターが異なる場合もある(川崎重工等)。
車メーカー擬人化
バイクメーカーと歴史的に深い関わりを持つ車メーカーも多くあるため、本作には車メーカーも登場する。現在登場しているのはトヨタ・ニッサン・ダイハツ・マツダ・スバル・ミツビシの6社。
派生作品
にりんぎのスピンオフ作品として「天龍の蜻蛉」と「目黒の鉄馬」が公開されている。
天竜の蜻蛉(完結)
日本楽器製造時代のヤマハを主人公とした長編作品。太平洋戦時下の描写が中心になるためシリアスな雰囲気で物語が進む。コメディ要素の強いにりんぎ本編とは全く作風が異なる。なお本作に登場するヤマハの兄は、ピアノメーカー擬人化で登場する楽器製造会社としてのヤマハを二次使用したキャラクターであるが、ピアノメーカー擬人化本家と設定が異なる部分があるため注意が必要である。
目黒の鉄馬(連載中)
川崎航空機時代のカワサキと、目黒製作所として存在していた頃のメグロの物語。戦後の復興から東京オリンピック開催、そして吸収合併までを描く。
二次創作について
本作はイラスト、コスプレ等表現の手法を問わず全ての形式のファンアート・二次創作を歓迎する方針である。作品を公開する際は事前にガイドラインを一読することが推奨されている。→ガイドラインへのリンク(ツイフィール)