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概要

初出のタイトルは「ぞうのたまごのたまごやき」。シリーズは1959年 - 1996年まで刊行された。全31巻。通称「王さまシリーズ」の名(理論社の広告では「王さまの本」)で知られる。

どこかの国に住む、どこかの王さまが主人公。城や衣装は中世ヨーロッパ風だが昔話ではなく、テレビ、コンピューター、近代兵器なども登場する世界観。

「金の王冠に赤いマント、髭を蓄えた恰幅の良い男性」という多くの日本人が「王様」と聞いて真っ先に思い浮かべるキャラクター像を確立させた。

1996年にOVA化。2013年2月6日、理論社公式サイトにてテレビアニメ化が発表され、同年4月より6月までBS11にて放送された。王さまシリーズ初のテレビアニメ化。アニメーション制作:グラフィニカ

主なキャラクター

王さま(OVA:坂本千夏、TVアニメ:チョー

本作の主人公。年齢と姿は確かに王さまだが、どう見ても子供としか思えないわがままぶりである。口癖は「わしは世界じゅうでいちばんえらい王さまだぞ」「いうことをきかないと、ろうやにいれるぞ」。返事をする時は「あ、うん」。

卵焼きが大好物。わがままぶりには主に大臣が手を焼いており、お勉強の時間になると屁理屈を並べたり逃れようとしたりする。

ただ、それでも周りの人間を嫌っているわけではなく、大臣を始めとした家臣達が体調を崩して全員城を休んでしまった際は最初は勉強をしなくて済むと喜ぶも次第に寂しさを感じるなどの一面もある。

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