やきそばジュウジュウマン
やきそばじゅうじゅうまん
声-竹本英史
アニメオリジナルキャラクター。 宇宙のどこかにある、地球とそう遠く離れていない商業惑星・縁日星の元締めであるやきそばをモチーフにした風貌の宇宙人もとい縁日星人。
元締めとはいえ自らも普段は焼きそば屋を営む、それなりに人望もあり婚約者もいるリーダーである、やきそばの味は焼いている本人が味見をした際「まずっ」と漏らすあたり、腕前は微妙なところ。同じ縁日星人・あんみつコッテリウーマンとは婚約者同士という間柄(若干尻に敷かれている)。
一年中、祭り囃子が流れ縁日を開催している観光惑星・縁日星にはなぜかたこやき屋だけが無く、それによって荒廃しつつある縁日星を復興させるべく、たんぽぽ村のたこやき屋のおばちゃんを招き入れようと様々な縁日星人を地球に派遣する。バオバオ大王やパトラとは違い、母星復興を目的としてたこやきマントマン達と敵対する、善でも悪でもない中立のキャラクター。
最後は自ら泣き落としに出向くも断られ、半ば自暴自棄となりマントマン達に挑むが敗北。リーダーとしての面目も縁日星復興の夢も失い泣き崩れる。しかし、たこやき職人となったテンテンが腕試しも兼ねた独立として縁日星に店を構える決心をした事で和解。ゴミだらけの縁日星をマントマン達と協力して掃除する、宇宙中からテンテンのたこやきを求めてお客が殺到して縁日星はかつての賑わいを取り戻し、やきそばジュウジュウマンもまた元のやきそば屋店主に戻った。
縁日星をまとめるだけにそこそこのリーダーシップを発揮。ただ縁日星人を派遣するだけではなく、進捗が滞った際に作戦を立てたり、派遣するにふさわしい力量をもつ縁日星人に選出試験の場を設けるなど口だけのリーダーではない。
日々荒廃してゆく縁日星にリーダーとしての責任感から縁日星外のおでん屋でヤケ酒を飲み酔い潰れるなど、手口こそ強引ではあれど縁日星復興にかける情熱は本物。
戦闘では体の大部分を占めるやきそばを四方八方に伸ばす・頭頂部のフォークも強力な武器。派遣した縁日星人が敗れ、リベンジする際は同行し合体攻撃を仕掛けるなどコンビネーションでの戦術も心得ている。ただし派遣する縁日星人の性格や能力を熟知しているわけではなく、そこを突かれて作戦は毎回失敗する。彼を含め、地球人と比べても明らかに異質な能力を備えている縁日星人ではあるのだが、元が軍人でも悪の組織でもない屋台店主であるため仕方がないとも言える。
縁日星とカーニバル星は親戚同士。縁日星が一年中縁日を開催しているようにカーニバル星もまた一年中カーニバルを開催しているとおぼしき会話がある。ポップコーンマンのように元は縁日星に生まれながら活動拠点をカーニバル星に移した者も少なからず存在し、やきそばジュウジュウマンの元へ助太刀に現れることがある。