概要
スマートフォンゲーム『ブルーアーカイブ』に登場するキャラクターの1人歌住サクラコが発したセリフ。ただし本人がストーリーの中で実際に発言した訳ではなく、先生との(プレイヤーから見たらサクラコとの)モモトークにおいてメッセージとして送信したのが初出。
解説
シスターフッドの長として組織を率いる立場のサクラコは責任者として聖堂の留守番を務めることが多く、その結果学園の外に出ることが少なくなり、世間の事情や流行に疎くなるというジレンマを抱えていた。
本人もそのことは自覚していて、他の生徒から聞いたり自分で調べたりしたことを実践することで外部との隔たりを無くそうと努力していた。
そのような中インターネットで調べた「親しみやすい人」を先生相手にモモトークで実践し、外出先のショッピングモールで先生に助けてもらった後、締めくくりとしてその日のお礼をモモトークで伝えていたところそれは生まれた。
「それでは、先生」
「どうか明日も、平穏な一日でありますよう」
「それでは……わっぴ~!」
恐らく、彼女がインターネットで調べた「親しみやすい人」の中に、「締めの挨拶は個性的に!」とでも書いてあったのだろう。それを彼女なりに解釈して実践した結果この挨拶が生まれたものと推測される。
時を経て
サクラコがゲーム内で実装された当時において、この「わっぴ~!」はモモトークの中にのみ存在し、サクラコとの絆ストーリーにおいても彼女が台詞として発することはなかった(それでも先生間での認知度は高く、生放送のコメントなどにおいて挨拶として使われることは多かったが)。
しかし2023年07月23日、ブルアカ2.5周年を記念して行われた公式生放送『夏のブルアカらいぶ!あっちっちSP』において2.5周年ショートアニメーションの制作が発表され、また同時に同アニメーション内で使用される主題歌についても発表が行われた。曲名は『ワンダー・ファニー・ハーモニー』。何とこの曲の中で、サクラコが合いの手(コール)として「わっぴ~!」と歌っているのだ。ファン待望のリアル「わっぴ~!」誕生の瞬間である。
(『ワンダー・ファニー・ハーモニー』公式MV。18:50~)
さらに2024年10月20日、公式生放送『ブルアカらいぶ!おーたむ!おーたむ!SP』が配信され、その中でアイドル衣装に身を包んだサクラコの実装が発表された。その放送内ではまだ実装前ということもあり詳細は語られなかったが、どうやらサクラコは「わっぴ~!」を挨拶として日常的に用いていたらしく、アイドルとなった彼女の代名詞としてキメポーズ付きの「わっぴ~!」をファンサとして求められるほどになっていた(ちなみにそのキメポーズ付き「わっぴ~!」はEXスキル使用時のモーションとして見られる他、彼女のメモリアルロビーにおいて、そのポーズを撮影したチェキが特大の看板として街中に掲げられている。さらにそのメモリアルロビー内で確認できるチェキは、現実世界においてクリアポスターとしてグッズ化までされている)。
その他、歌住サクラコ(アイドル)をゲーム内の戦闘で使用すると、ノーマルスキル発動時にボイスとして聞くことができる。
余談
『ワンダー・ファニー・ハーモニー』内での「わっぴ~!」について、担当声優である加隈亜衣さんはブルーアーカイブ3周年記念コメントの中で「何テイク撮ったか分からない」「正解の『わっぴ~!』が分からなくて模索した」と明かしており、かなりの難産であったことが窺える。