概要
『死王』と呼ばれる六王の一角。水の二月4日目生まれ。
白い長髪に白い肌、赤い瞳の美女で、ゴシックドレス風の服を身に纏っている。死者の怨念や魔力が集まり生まれた実体のあるゴーストのような存在。
世間では戦王と並び機嫌を損ねると殺されるような存在であると恐れられているが、本当は寂しがり屋で物静かな性格。本気で怒ったことは指で数える程度でしかない。
強烈な死の魔力を纏っており、制御しきれずに漏れ出した魔力によって彼女と同格以上の者でもない限りは怯えてとても近寄れない(行く途中に群がっていたワイバーンの群れを「邪魔」と言っただけで死に至らせるほど)。そのため長きに渡って孤独に苛まれていた。この体質の関係もあり、六王の中で唯一配下がいなかった。
ある日、偶然シンフォニア王国に訪れた時に宮間快人と対面し、初めて逃げずに自分を受け入れてくれた快人に恋に落ちる。それからは快人を一途に想い続け、彼との幸せな時間を過ごしていく。一方、快人が怪我をしたり虐められたと判断すると、その相手を容赦無く殺しに掛かろうとする。
趣味は読書と読んだ本にまつわる物品の蒐集。これらの趣味は孤独を紛らわす為の物だったので彼女にしてみれば寂しさとともにあるものであった。そのため快人と出遭ってからは「二人の思い出の品」を蒐集し直している。
魔界北部にある『死の大地』及び地下資源を所有する作中屈指の資産家であるが、配下が無く、金を使う機会が極めて少ない暮らしをしていた為、矢鱈と貯めこんでいる。彼女が財産を運用するようになるのはかなり先のことになると思われる。
強烈な死の魔力に隠れがちだが、魔法使いとしてもトップクラスの実力の持ち主で、特に魔力制御にかけては三界随一。氷や冷気の魔法を好んで使う。
実は異世界の邪悪な存在「絶望の大邪神」が元になっている。なお家名の「レムナント」は英語で「残滓」という意味で、登場時から彼女の元となる存在があることは示唆されていた。
後の快人の恋人2号。そして快人との混浴・同衾を最初に果たしたヒロインである。
人気
初登場時は「手を握られただけで堕ちたチョロイン(しかも初手求婚)」と思われていたが、数万年単位の孤独が語られた後は評価が一転、作者主催の人気投票でも首位を守り続ける程の人気キャラとなった。
尚、混浴展開が確定した後、ブクマが増えたらしい。