カードとしての能力
アストラル・リーフ 水文明 (VR)
種族:サイバー・ウイルス
マナコスト(2)
進化クリーチャー(自分のサイバー・ウィルス一体の上に置く)
このカードをバトルゾーンに出したときに、カードを3枚引いてもよい。
概要
初登場したのは第4弾「闇騎士団の逆襲」。当初は同弾の進化クリーチャーが全てパワー6000超え、Wブレイカー持ちだったため見向きもされなかった。
だが実際に使われると、
- 2コスでパワー4000。
- 進化クリーチャーは召喚酔いしないので実質スピードアタッカー。
- 場に出たとき3枚ドロー。
という凶悪な性能をしていることが判明。さらに同弾で1コスの進化元となる「マリン・フラワー」がいたことも強さに拍車をかけることとなった。
1ターン目に「マリン・フラワー」→2ターン目に「アストラル・リーフ」と出すことで2ターン目から早くも攻撃に移ることができる。(登場当時のカードプールで)通常2ターン目から攻撃に入れるのは1コスのクリーチャーだけだが、そうしたクリーチャーはパワーが低かったりデメリット能力を持っているのに対しこのカードは4000のパワーに3枚ものドローが付いてくる。
この「4000のパワー」「3枚のドロー」という要素も2ターン目から出せるカードとしては非常に曲者であり、4000というパワーのクリーチャーは対処できるカードを出せるのが3ターン目4ターン目までかかる事がザラであった。その間このカードは攻撃し放題になる。
加えて、頑張って早めにこのカードを除去できたとしてもこのカードを使った側の手には新たにドローした3枚のカードが握られている。4コスで2枚のハンデスをする「スケルトン・バイス」がプレミアム殿堂に指定されている事からもわかるように、マナが3枚4枚集まるタイミングはマナをチャージしながらカードを出していればちょうど手札のやりくりが厳しくなってくる頃である。3枚のドローでこれに備える事ができるという点もこのカードの強みであった。当然ドローしたカードの中に2枚目以降のアストラル・リーフや進化元があれば次のアストラル・リーフを出して更なる3枚のドローに繋げる事も可能となる。
こうした要素が噛み合った結果、当時の環境ではお互いがいかにリーフを早く出すかの勝負になっていた。
そんな横暴が許されるはずもなく、最初の殿堂入りカードの一員となりしばらく姿を消していた。そして遂に2019年1月、デュエマのインフレもあり殿堂入り解除。その刑期はなんと約15年。お疲れ様でした。
デュエル・マスターズ_プレイスでは
そんなリーフだが、スマートフォン向けアプリ、デュエル・マスターズ_プレイスに2弾より参戦。レアリティがSR、パワーが3000になったことやドローが強制になったことを除けばほぼそのままの性能であり、相方のマリン・フラワーがいないものの現在も速攻デッキなどで猛威を奮っている。
とはいえ1コスの進化元がいない事でTCGでの最大の強みであった「2ターン目からドローしつつ攻撃に入れる」という点が失われた事、パワーが3000に下がって3ターン目までに出せるカードでも対抗しやすくなった事の影響は大きく、「強いが対処は充分に可能である」という立ち位置に収まっている。
なお、1コストの進化元が実装されていないことが原因で失われてしまった「2ターン目からドローしつつ攻撃に入れる」については、後に2024年になって、DMPX-01でマリン・フラワー、続くDMPP-27でT・アナーゴが実装されたため、デュエプレ版でも「2ターン目からドローしつつ攻撃に入れる」ことが可能になった。