概要
怪談レストランシリーズの一つ「ケイタイ電話レストラン」に掲載された話。
作者が体験したある意味怖い話で、怪談とはいいがたい内容である。
ストーリー
作者の木村さんは夫と1年間イタリアに滞在することになった。
外国人はなかなか電話を引いてもらえないという話を聞いてすぐに電話を引いてもらうよう頼みこみ、2週間後に工事をしてもらったが電話はなかなか通じず、
それから一週間ほどして電話局から「テスト中」という音声の後「アッタッキ!」と言われる。
意味が分からず聞き返しても相手は「アッタッキ!」と繰り返すばかりでもう一度聞くと痺れを切らした相手から「アッタッキ!」と怒鳴られ、相手が受話器の向こうでしばらくもめた後、誰かと交代しその相手から「アッタッキ!ノンカピーシェ!」と怒られて電話を切られてしまう。
するとそれから電話は繋がるようになった。
後に木村さんはイタリアでは電話を切ることを電話を「くっつける」ということが判明。
どこでも電話は「切る」というと思っていた作者のある意味怖い失敗談だった。