概要
一般的にパソコン等のペイントツールで描かれたCG作品をデジタル画と呼ぶのに対し、主に手描きで制作された作品をアナログ画と呼ぶ。
アナログ部屋はpixivイベント限定のグループとして活動している三澤寛志氏を代表とするアーティスト集団である。活動目的として「アナログ作品の楽しさをもっと多くの人に味わって欲しい」を掲げ、作家同士の交流にも力を入れている。
特徴
グループの発足は2010年7月頃、三澤氏のスティッカム配信にて行われた「pixivフェスタ Vol.4」へグループ参加するためのメンバー募集を行ったのが始まりである。この時に、三澤氏をお手伝いするという形で「アナログ部屋執行部」が誕生している。
グループの参加条件は簡単で、「アナログ画を描いている・興味があるユーザー」であれば、自己申告により出入りが自由であるのが他のアーティスト集団との大きな違いである。そのため油彩画・水彩画をはじめ、鉛筆画・ボールペンなど多種多彩な作品が揃い、参加メンバーも美術講師・プロの画家・漫画家・同人作家から学生までと非常に幅広いのも大きな特徴である。
イベント参加時にはイベント内イベントとしてUSTREAM配信を行っている。イベント会場でのライブペイントや講義などの配信を行っており、pixkikiアナログ展覧会の際に行われた配信では、視聴者数が400人を超えるなど注目度の高さが窺える。
2011年11月19日に行われた『pixivマーケットvol.2』にてアナログ部屋名義で初の書籍を発行した。内容は、アナログに興味を持ってもらうことを目標として製作され、各画材を愛用しているメンバーによる講座的な内容のものになっている。
アナログ部屋執行部
アナログ部屋執行部は、アナログ部屋の展示を順調に行うために存在する取りまとめる部署である。
現在の執行部は三澤氏を含めて3人しかおらず、参加人数に対して執行部の人数が少ないことや、負担が大きいこと、執行部の中の人の本職が忙しすぎる事による、連絡遅れなどがひそかに問題になってきている。
2012年2月のpixivフェスタvol.5では、分担わけを細分化した準執行部と呼ばれる部署が設立された。
執行部は以下の3名から成立している。
・三澤寛志 アナログ部屋の代表および創設者。
季刊誌「Quarterly pixiv」に連載を持っており、美術講師などを行っている。
また、個人的にコスプレクロッキー会なども主催し、アナログ部屋以外でもアナログ作家同士の交流の機会を設けている。
・小豆 鉄朗 アナログ部屋のイベント担当。
講座やライブペイントを中心とする当日イベントの段取りやスケジュール手配などを担当してる。
また、pf5では実行委員長を務めた。三澤氏以外が取り仕切るのは初めてである。
・鈴木よーへい アナログ部屋の展示・搬入担当。
本職はイベントブース設計やデザインなどをしており、イベントでの展示レイアウトや搬入の段取り、作品の回収・発送などを担当している。
pixkikiでは、小豆氏とオープニングパーティーのMCを務めて以来、マイクパフォーマンスが増えてきている。
イベント参加実績
過去のイベントへの参加人数は以下の通り。
イベント | 時期 | 開催日数 | 参加人数 |
---|---|---|---|
pixivフェスタ Vol.4 | 2010年10月16,17日 | 2日間 | 37名 |
pixkiki 第3弾 | 2011年2月23日~3月1日 | 6日間 | 72名 |
pixivマーケット Vol.2 | 2011年11月19日 | 1日 | 24名 |
pixivフェスタ Vol.5 | 2012年2月25,26日 | 2日間 | 53名 |
公式BlogおよびTwitter
アナログ部屋の活動については、以下のBlogおよびTwitterから情報発信を行っている。
アナログ部屋Blogは「pixkiki 第3弾」の開催にむけて開設された。
また「pixivフェスタ Vol.5」参加にあたり、交流掲示板も試験的に作られた。