概要
タイムクライシス3に登場するヒロイン。アーケード本編中では単なる協力者としての登場だが、PS2版における追加モード『ヒロインシナリオ』では主人公を務める。
ルカノ独立解放軍の司令官、ダニエル・ウィンストンの妹であり、彼女自身も解放軍に所属して2年が経つ。
入隊当初は銃を扱ったこともない上に司令官の妹という立場もあり、非戦闘部隊である医療部隊に所属していた。
しかし祖国を救いたいという意志と行動力があり、また、非力な女性でも戦闘に役立つことを証明するため、前線に立つことを希望し狙撃の腕を磨き、遂には部隊一の狙撃手となった。
作中において
※上述の通り、アーケードの本編においては協力者としての登場にとどまるので詳細は描かれないが、PS2版における追加モード『ヒロインシナリオ』では細かな活躍が見られる(ネタバレ含む)
VSSEエージェントの到着前夜、拘束された兄でありルカノ独立解放軍の司令官、ダニエル・ウィンストンを救出すべく単身で島に乗り込むも途中で発見されザゴリアス軍の兵士と戦闘。
海岸線の警備を突破し、砲台付きのトーチカ周りに配備されていた狙撃兵に対し狙撃で奇襲。トーチカ内最奥部の部屋でアスディゴス島に配備された戦術ミサイルが核ミサイルであるという情報を収集する。
翌日朝にミサイルの情報をVSSEに送信したアリシアは担当の士官よりアランとウェズリーの2人のエージェントを現地に送り込み、彼らとは現在連絡できない状況であることを明かされる。
アスディゴス島に侵入したアランとウェズリーとの合流地点である海岸(マラノビーチ)へ向かうべく民間人の変装を脱ぎ捨てて走るアリシアだが、敵に見つかり市民を巻き込んだ銃撃戦になる。
その中で敵のジープを奪ったアリシアは傾斜した難破船から辛くも脱出したが、なおザゴリアス連邦軍の幹部であるビクター・ザーンに追い詰められていたアランとウェズリーを救出し、ビクターの乗るティルトローターと敵兵士の乗るジープ、バイク相手にカーチェイスを行う。
無事にアラン、ウェズリーと合流したアリシアだったが、ザゴリアス軍兵士の奇襲を受けて分断され、2人とは別に市街地で戦闘を繰り広げる。その最中、兄・ダニエルと共に拘束されていた筈のジェイク・ヘルナンデスに出会うが、彼の裏切りを知り戦闘になる。後一歩のところまで追い詰めたものの、ザゴリアス軍兵士の妨害を受け彼を取り逃がしてしまう。
駅を出発した貨物列車に何とか間に合ったアリシアは最後部に乗り込み、アランとウェズリーとの合流を目指すが、そこでもザゴリアス軍兵士との戦闘になる。その途中、貨物列車諸共3人を始末しようとする装甲機関車が迫る。
装甲機関車を撃破し、再びアランとウェズリーとの合流を目指すアリシアだったが、彼らはザゴリアス連邦の殺し屋であるランディー・ギャレットとの戦闘になっていた。その中で遠方から彼らを抹殺しようとする狙撃兵を見つけたアリシアは2人の援護のため、狙撃兵に対し狙撃で応戦する。
連邦軍の基地に到着した3人はダニエルの救出のため、アランとウェズリーが囮となり、その間にアリシアは最善の狙撃ポイントへ向かう。2人はダニエルの元へと辿り着いたものの、そこに連邦軍最高司令官のジオルジョ・ゾット将軍が現れ、ダニエルを人質に取られたことで身動きが取れなくなってしまう。将軍の持つ拳銃を狙撃で弾き飛ばしたアリシアは無事にダニエルを救出し、ダニエルと同様に捕虜となっている他の仲間達の救出も急ぐ。
その後、ダニエルや仲間と共にザゴリアス軍兵士に包囲され、窮地に陥っていたアランとウェズリーを救う。敵兵士との戦闘の最中、アリシアはミサイルに搭載されていた核弾頭を盗み出し、ザゴリアス連邦軍すらも裏切ったジェイクを発見。ダニエルの指示を受け、ジェイクの乗るティルトローターの離陸を阻止すべく格納庫で決戦に臨む。
ティルトローターを破壊され、アリシアに追い詰められたことで自暴自棄になったジェイクは核弾頭の起爆スイッチを取り出して道連れにしようと目論むが、アリシアは起爆スイッチを狙撃し破壊。島にとっての脅威を見事に排除した。
(尚、ジェイクは起爆スイッチと共に額を撃ち抜かれ死亡、彼の乗っていたティルトローターもその後崖から落ちて爆散している)
エピローグにおいてもザゴリアス連邦軍の残存勢力の掃討のために戦っている描写がある。
余談
狙撃の名手である彼女だが、近接格闘術にも優れており、『ヒロインシナリオ』冒頭でいきなりザゴリアス軍兵士の男2人を体術で破っている他、列車で爪兵に襲われた際にはスナイパーライフルの先端を爪兵の顔に近づけ、空のままわざと発砲して怯んだ隙に蹴り落とすということもやっている。
また、彼女の持つハンドガンは上記の体術で破ったザゴリアス軍兵士から奪い取ったものである。