真面目クールな幼馴染
「人々を監獄の外へと連れ出すため、あなた達には死んでもらうわ」
CV:上坂すみれ
概要
ジェイル内の独房エリアの一つ「元街道沿いエリア」にて、幼馴染のジャックと共に囚われていた少女。ジャックと共に長い間メルヒェンからの拷問に耐えていたが、ある日独房にやってきた赤ずきんによって救出され、自らが特殊な能力を持つ「血式少女」であると知らされる。
血式少女だったため幼い頃から迫害を受けていたが、唯一ジャックだけは常に側にいてアリスの助けとなってくれたため、今でもジャックのことを誰よりも大切に思っている。
冷静な性格ではあるが、ジャックのこととなると取り乱すことが多い。
牢獄にいた頃は拷問のせいで眼がピンク色に変色し精神が不安定になるという症状に悩まされていたが、何故かそれは毎回ジャックの血を舐めると治っていた。そして脱獄後、怒涛の展開が押し寄せ、最終的にナイトメアの襲撃に遭ったせいで精神が不安定になったアリスがブラッドスケルター化してしまいジャックを傷つけてしまうが、ジャックの返り血を浴びた瞬間に絶対に解けることがないはずのブラッドスケルターが何故か解けたためにジャックの血式能力が判明する、というのが序盤の流れ。
血式リビドーは「お茶会を開きたい」「理不尽を追求したい」。特に後者に関しては「黎明」やジェイルの裏に広がる陰謀を解き明かすための重大な役目を果たす。
なお、他の血式少女の誰とも個別エンドの条件を満たしていないと、個別エンドは彼女のものになる。
容姿
黒髪のショートヘア。また、十字型の髪飾りを付けている。この髪飾りは幼少期にジャックからもらった宝物であり、一つしか存在しない。
ジェノサイドモードではうさ耳のようなカチューシャが加わり、ブラッドスケルターでは左手が異形化し、右手が剣と一体化、足にはピンヒールのような具足が追加される。
血式能力
1では足元にセーブポイント&拠点へのワープポイントを作成できる「ワンダーホール」。
2では6マス先にジャンプする「ラビットジャンプ」。
飛距離以外はジャックの能力と入れ替わりになっている。
戦闘
職業タイプはファイター。攻撃力と防御力が非常に高く、本ゲームにおいては最重要のダメージソース兼壁役である。メルヒェン戦やナイトメア部位破壊戦では「マーシャル」で習得する「アンバレッドプレッシャー」で全体攻撃。単体攻撃が中心のナイトメアに対しては「パラディン」で習得する「かばう」を発動して攻撃を一手に引き受け、全体攻撃をしてくるナイトメアは「かばう」が通用しないため「マーシャル」の「レンジラッシュ」で連続攻撃をする、というのがこのゲームの基本戦術となる。
ただし、AGIのステータスが全体的に低いため、職業・装備次第ではメルヒェン戦ではターンが回らないこともしばしば。
メインスキルもクールタイムが非常に長いためサイエンス職の「韋駄天」と組み合わせるといいだろう。
メアリスケルター2
独房エリアに囚われていたところをつう、人魚姫、赤ずきんに救出されるものの、ナイトメアに襲撃されてブラッドスケルター化するという展開はだいたい同じなのだが、この際ジャックの血を舐めていなかったようで、ジャックに致命傷を与えてもブラッドスケルターが解けることなくそのまま行方不明になってしまう。
そして、時が流れハーメルン解放地区が監獄塔を探索するために入り口があるとされる「元街道沿いエリア」を突破したところ、何故かブラッドスケルターが解けた状態で現れる。本人曰く、気づいたら監獄塔にいたらしく、何者かに破壊された後を辿っていく内に聞こえてきた声の元に行ってみると血式少女達がいたらしい。
精神が幼児化したジャックの心の支えになっているため、ハーメルン解放地区に介入してからはジャックは戦闘時以外彼女と共に過ごしている。ジャックがナイトメアになろうとも変わらぬ愛情を注ぎ続ける様は美しくもあるが、同時に依存心のような危うさを感じさせるようなところも。
ちなみに、トレードマークの髪飾りはブラッドスケルター化する直前に事故で外れてしまっており、その後ジャックがずっと持っている。
3人目のファイター系統となるが、本作はファイターが強いゲームバランスな上に魂血スキルも優秀なのでファイター達で固めるのも一興だろう。
ところで、キャラスキルの「ギ者ファヴォティスム」って…?1のときは「幼馴染ファヴォティスム」じゃなかったっけ…?
finale
ジャックとはぐれ、新キャラであるメアリーやシャーロットと共に行動することが発表されている(二人はつうと異なり元から黎明にいる)。
「Finaleの鍵を握るクールな幼馴染」と紹介されているが…
関連イラスト
余談
シナリオ担当の乙野四方字氏のツイートによると誕生日は11月27日らしい
関連タグ
以下、ネタバレ注意
メアリスケルター2における残酷な結末
監獄塔の上層、核の前まで辿り着いた血式少女達。だがそこにいたのは、黎明を滅ぼし、ヘンゼルナイトメアを殺害し、ジェイルで暴虐の限りを尽くしてきた―だが、つうが目の前に現れる度に逃げ出してしまい、これまで戦うことのなかった謎のナイトメアだった。
だが、謎のナイトメアのことを観察していたつうは、あるショッキングな可能性へと考えが至る。
謎のナイトメアの正体は、アリスであるという可能性を。
本物のアリスはブラッドスケルター化してジャックを傷つけた後、監獄塔に流れ着いた。そして、ジャックを殺してしまったと思い込み、「ジャックを殺した事実を消したい」と、「ジャックがいないこの世界を滅ぼしたい」という願いを同時に抱いていた。監獄塔の核がその相反する願いを叶えてしまい、一方では本物のアリスを世界のすべてを滅ぼす最強のナイトメアへと変貌させ、もう一方ではブラッドスケルター化する直前のアリスをコピーして生み出していたのだ。
こうして、ナイトメア・アリスはジャックがいない世界を滅ぼすために破壊の限りを尽くし、デッドコピーのアリスは自分がそうであるとも知らずに血式少女として仲間に加わったのである。
ナイトメア・アリスがつうのことを襲わなかったのは、常に側にいるジャックを傷つけたくないというわずかに残った理性がナイトメア・アリスを苛み、パニックを引き起こさせていたからである。
自分がデッドコピーであるという仮説にショックを受けるアリスと、つうの話を聞いても信じることができなかった血式少女達。だが、謎のナイトメアとナイトメア・ジャックが互いを想い合う姿を見せつけられてしまい、その仮説を事実と見なす他なくなってしまった。そうしている内に監獄塔の核がまたしても2体のナイトメアの願いを叶えてしまい、ナイトメア・ジャックとナイトメア・アリスは監獄塔の核もろとも「ナイトメア・ラブ」として融合し、本作のラスボスとして立ちはだかる。
だが、それと同時に、かつてアリスをそうしたように、監獄塔の核は人間のジャックのデッドコピーを生み出した。こうしてデッドコピーのジャックとアリスは、つう達と共にナイトメアに変貌した自分達を倒すことになる。
しかし、監獄塔の核は人間のジャックへの栄養補給も兼ねており、ナイトメア・ラブを倒した途端、ジャックは消滅することになる。それと同時にこれまでナイトメア・アリスに怯えていた監獄塔上層ナイトメアの襲撃を受け、アリスはジャックを庇い死亡してしまう。最期にジャックの笑顔をその眼に焼き付けながら…。
その後のことは語るに忍びない。他の血式少女達も監獄塔上層ナイトメアに惨殺され、その中でつうはある記憶を思い出し、人魚姫と共に仲間達が犠牲にならない新世界のために「ウィッチクラフト」に身を捧げてこの世界ごと消えてしまったのだから…。
合体前の段階ですら各独房エリアのナイトメアもビビって身を潜めていただけあってかなり強く、監獄塔下層ナイトメアの倍以上のHP(Normal・機嫌0%で約34000)に加え、異常付き全体攻撃や多段攻撃などで攻め立てる。通常攻撃が単体対象なのがせめてもの救い。
尚、メアリスケルター2が1に続く流れになるためメアリスケルター2に隠しボスは存在しない。
その代わりか、「ジェイルの機嫌を悪くするほど敵が強くなる」というシステムを活用し、機嫌を最大まで悪くすることでHPだけでも本体約17万、取巻き約3.7万(難易度Fear。Normal0%から5倍に膨れ上がっている)という、凶悪無比なリメイク1のラスボスすら裸足で逃げ出すほどの強さを発揮する。ここからトライジェイルで更に盛ることも可能。
おあえつらえ向きに2にのみ「ちょっと穢れる代わりにLv+1」のジェイルボーナスもあるし、やり込みとして挑戦してみる?