全てが 滑稽な御伽噺であったならよかったのに
概要
「かの国」での権力争いに敗れ、亡命してきた100年前のバルマ家の御曹司。ミランダの兄。
自らを地味で口下手と称し、正反対のジャックに憧れていた。
ジャックとは友人となるが、ジャックにとってアーサーは都合の良い駒でしかなく、グレンの封印など、悪行に手を染めさせられてしまう。
彼が残した手記もジャックに強要されて書いた捏造であったが、良心の呵責に耐え切れず、二重三重の暗号の奥に真実も潜ませた。
本作中でのキング・オブ・不憫である。