概要
四大公爵家の一つ。
元々は100年前に「かの国」と呼ばれる国から亡命してきた外来貴族であり、一族の者はその国の人間の特徴である真紅の髪と切れ長な目を持つ事が特徴。家紋は紅の羽を意匠としている。
外来貴族という事で元々の立場は弱かったが、「かの国」の知識・文化を披露して利用する事で地位を築いていき、かのバスカヴィル家とも交流を許される数少ない家となった。そしてサブリエの悲劇の後は事態の収束に貢献したとして、四大公爵家に数えられるようになった。
その成り立ちから「知識は力」という信念が代々受け継がれている。一方でバルマの膨大な知識は秘匿されるものではなく、対価に相応しい情報を提示すれば誰にでも分け与えるという旨も家訓とされている。
ちなみに現在の四大公爵家の中でも、唯一次期当主候補となる子供が一人もいない家であるが、これは現当主のルーファスが、数十年に渡ってレインズワース家当主のシェリルに恋焦がれているからである。
所有する黒翼のチェインは愚鳩(ドードー)。
関係者
ルーファス=バルマ…現当主。愚鳩の契約者。
レイム=ルネット…使用人。ルネット伯爵家の第二子。三月ウサギ(マーチヘアー)の契約者。
アーサー=バルマ…100年前に亡命してきたバルマ家の御曹司。
ミランダ=バルマ…アーサーの妹。