概要
カムエリはファイアーエムブレムifに登場する主人公(マイユニット:デフォ名カムイ)と、暗夜王族の天真爛漫な末っ子エリーゼのコンビ・カップリング表記。
主人公は昔白夜王国から暗夜王国に拐われ、本編開始直後まで北の城塞に幽閉されていたが、エリーゼは血の繋がっていない主人公ともマークス達同様本当のきょうだいのように接している。
また厳格なマークスや素っ気ないレオン、レディであるカミラよりも主人公の方が近い視点で接しやすいのか、一章の時点で「世界で一番大好き」と言う程好意を抱いているようだ。
本編での関わり
エリーゼは主人公が暗夜王国についた場合には7章からのパーティ加入となるが、騎乗ユニットの為歩数が多く固有スキル「可憐な花」やライブを使えるので必然的に隣で戦う機会も多くなるだろう。
一方両国どちらも加入する透魔編では一国の王女という立場より純粋にカムイを慕う思いが勝り、なんと暗夜王国からカムイ軍のいる港まで直々にやって来る。一応臣下達もちゃんとついて来てたもののどちらかというと(カミラやアクアらの例外を除き)白夜王国出身者多数の上加入章時点では敵勢力が暗夜王国軍なので普通なら不審がられそうにも思えるが、杖騎士として回復役を担ったり持ち前の明るさから一部の暗夜兵の説得も行い味方にする等、サポートに徹する辺りカムイに通ずるものがあるのだろう。
本編ではエリーゼが主人公に積極的に関わり、主人公もエリーゼを気遣い守ろうとする様子がしばしば見受けられ、またエリーゼのみは全ルートで唯一敵対しないどころか本来敵対するはずの白夜編ですらカムイの目的を案じ実質協力していく点はきょうだいとしてもとりわけ信頼の程が窺える。
エリーゼ曰く、主人公は「北の城塞に居た頃はいつも頼りなさげだった」らしいが、それでもマークスやカミラを差し置いて主人公のことが世界で一番大好きな辺り、相当好きなようだ。主人公からしても「エリーゼと過ごせた時間は幸せだった」らしい。
支援会話その他
主人公とエリーゼの支援会話は、エリーゼが一人で訓練しているところを主人公が見つけるところから始まる。
皆の足手まといにはなりたくない、そう思って訓練しているエリーゼに主人公も力を貸し、不安を感じたり気弱な面を見せる彼女を本当の兄のように優しく励まし元気付けるというのがAまでの内容だ。
そしてSでは、C~Aまでの細かい要素を盛り込みながら(花束を摘んでいるのを腕立て伏せと誤魔化す、エリーゼが主人公の足手まといにならないか不安になる、など)「永遠の愛」という花言葉を持つ花を渡して彼女に結婚を申し込み、そして主人公に対する呼称を「おにいちゃん」から「あなた」に改め、めでたく二人は結婚を果たす。
余談だが、これまで共に育ってきたきょうだいに結婚を申し込むというのに主人公は「血が繋がっていないから何も問題はないはずだ」と一言で流し、エリーゼはエリーゼでその後すぐに喜んでいる辺りお互いきょうだいだということをまったく気にしていないのかもしれない。
他にもある支援ではエリーゼは主人公と一緒に寝ることもあるとエリーゼ自身が言っており、また毎日主人公の幽閉されていた北の城塞へと遊びに訪れていたらしく、やはりきょうだいとしてもとても好意を抱いていることか窺える。
ムービーでも抱きついてくる状態であろう場面もあって仲がいいのが良くわかる。
子世代のネタバレ注意
結婚をすると覚醒同様二人の間には「カンナ」というかわいいこどもが生まれる。カンナは主人公の固有のこどもとなるがエリーゼとカンナには言動や性格も含めて共通点が多く、また親子支援もエリーゼの大好きなお花を持ってくる為に、髪色も含めて母親によく似た娘となる。
ユニット性能としてもエリーゼと結婚した場合のカンナは魔力がよく伸びる為に、暗夜では貴重な魔法枠として強く育ってくれる。魔導書やサンダーソードを持たせてあげるときっと活躍してくれることだろう。
DLC「絆の白夜祭」でもエリーゼとカンナには会話があり、二人のそれは主人公とエリーゼの支援内容を模したものとなる。……のだが、驚く程に違和感が無い。みんなの為に、足手まといにならない為にと強くなろうとするカンナとそれを見守るエリーゼという構図になるのだが、他のキャラとの支援を省みると特訓しようとすることに全く違和感が無い上に「だーいすき!とーってもすきすきすきー!」とカンナが言い出す為にますます母親に似てしまった。
余談
主人公の素質を杖騎士にして始めると、杖騎士には隠れ素質が無くエリーゼはたとえロッドナイト以外の兵種になっていたとしてもマリッジプルフが使えないので、お揃いの兵種で始めようと思っている人は注意が必要だ。