概要
カリス(転スラ)とは、元はシズに使役されていたイフリートであり、転生したらスライムだった件の書籍版第11巻にて登場するキャラクターである。
復活経緯
ヴェルドラが復活した後イフリートはそのまま胃袋内に取り残されたが、書籍11巻にてリムルの協力のもと復活を果たす。
イフリート復活をヴェルドラが申し出る理由はこちらを参照。
最初はシズさんやレオンとのこともあり渋っていたリムルだが、同時期に進めていた「魔導列車」の運用にイフリートが召喚するサラマンダーを使用しているという話から今後のことを考えイフリートの復活を許可した。
イフリートの受肉には暴風大妖渦(カリュブディス)の魔核の抜け殻と、依代には竜気魔銅(ドラゴンタイト)というヴェルドラの魔素を過剰なまでに溜め込んだ魔銅の骨格を使用。
「黒銀色に変化していた骨格に、みるみる内に筋肉が付き血が通う。それらを守る皮膚の色は、ヴェルドラと同様に褐色だ。」
「長く伸びたうねるような髪は、艶のある黒をベースとして、燃え盛る炎のような赤が彩りを添えている。」
「そして、その瞳の色は金。竜のような瞳孔は、深紅に輝いていた。」
「──って、どう見ても女性。それも、かなりの美女である。」
復活直後のイフリートは男性型ではなく女性として受肉したのである。
脇、ヘソ、うち太ももが丸見えという様々な女性を見てきたリムルでさえ「そんな大きな胸、なかったよね?」「とんでもない色気を放っているのである。」と感じている為、かなり際どい格好である。
追記:2023年10月27日、書籍21巻発売3日前に原作者様の活動報告が更新され、その内容に「勘違いにより生まれた幻の挿絵」として女体カリスのキャラクターデザインが初公開された。前述の箇所以外に胸まで丸出しだと判明し物議を醸している
女体化の原因として、魔核として使用したカリュブディスが女性型だった為にそのように変化したと本人が語っている。 しかし、このイフリートが女性になる話は漫画第7巻のヴェルドラ日記にて伏線が張られており、ヴェルドラが関与しているのは明白である。
復活したイフリートは長い間ヴェルドラのそばに居たからか風系統の能力も身につけていた。
そこから胃袋内での話、シズへの後悔、レオンについての話をした後にリムルはヴェルドラの助手となることを認め、イフリートを受け入れる事とした。
その後、ヴェルドラはイフリートに名付けを行う為にリムルに名付けのエネルギー調整を依頼。
「イフリートよ、貴様は今日より”カリス”と名乗るが良い!!」
これによりイフリートは「カリス」と名付けられ、魔素が増大。魔王級の魔素量となり書籍11巻時点ではカリオンやフレイを上回るものとなった。
種族も炎の上位精霊から『炎の精魔霊王(フレイムロード)』と進化。
そして、名付けにより髪の比重はそのままに元の男性の姿へと戻っている。
これは名付け中にイフリートが元の姿に戻りたいと強く願った為に影響を与えたものだという。本人によると一応女に戻ることも可能との事。
こうしてイフリート、元いカリスはヴェルドラの助手兼お目付け役としてリムルの物語に再登場を果たした。