概要
シュメール神話に登場する“エディンム”と呼ばれる冥界に棲んでいるといわれる悪霊の一種。
冥界の女王エレシュキガルに仕えており、女王の命を受けて不幸な犠牲者を冥界へと連行する死神、獄卒のような存在で、時には生者を捕える事もあるとされる。
ガルラは目的とする人物を手に入れる為に集団で至る所を探し回り、彼らの行動を邪魔しようものなら酷い目にあわす事も躊躇しないとされている危険な存在で、これを宥めるには子山羊を生贄に捧げればよいといわれている。
またガルラには良い善霊と邪悪な悪霊の二種、或いは大小の二種類がいるとされており、一方は槍の様に細く、もう一方は葦の筆の様に細いとされているが、正確な容姿については分かっていないという。